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Lesson10 裸エプロンはエロいのか?

 こんばんは、アニメオタク兼アイドルオタク兼メイドオタク兼ボブオタクの一ノ瀬健介です。今から3時間ほど前、俺とロリコンエロゲオタクの爽やかイケメン渡辺とアイドルオタクのメガネ広瀬の3人で秋葉原のメイドカフェに行ってきた。俺と渡辺は初めてのメイドカフェで緊張してしまい大量の汗をかいてしまい服がびしょびしょになってしまったため服を買うために今アキバ唯一のニニクロという電気屋の上にある激安で服を売っているチェーン店に来ています。

「ここがニニクロか…」

 ニニクロはアキバのオタクオタクらしい感じがほとんどなくスッキリした店内で若い男女も多い。

「おぉ!ジャンブともコラボしてるのか!」

「こ、これは噂の『推しの目!』!!!」

 渡辺と広瀬がニニクロのコラボTシャツ売り場に飛び込む、ニニクロはここ以外はオタク向けなものがなくここだけがオタクの休息地なのだろう…

「え!?やっす…!?」

「1500!?」

 渡辺と広瀬は驚愕し手元が震えていた、それもそうだ。ニニクロはあまりにも安すぎるのだ普通のオタクTシャツは4000円〜6000円が相場でなかなか何着も買いにくい…しかしニニクロはそれを大きく下回る1500円という金額のため好きな作品が出たらついつい何枚も買ってしまうのである。

「あるだけ買ってやる…」

 広瀬が血眼になり『推しの目!』のTシャツを何枚も突っ込む。

 そんなごく普通?のニニクロライフを送っていたそのときだった。

「ん?なんでこのマネキン裸なんだ…?」

 俺たちの目の前には着替えさせる予定なのかそれとも忘れられてるだけなのか分からない女性ものの裸のマネキンがポツンと立ち尽くしていた。

「おぉー…裸だ…」

「おぉーじゃないでしょ…」

 広瀬が呆れるように軽くツッコミを入れていた。

「あのさ、俺思うんだよ…裸エプロンって別にエロくなくね?」

「いや、エロいだろ…」

 渡辺の言った意見を広瀬がすかさず否定する。

「まぁ、俺もどちらかというとエロい派かな…」

 俺はさりげなく広瀬の味方につく。

「いやな、俺最近ゲームしてたら、ヒロインのタマゴちゃんの姉のユデ・タマゴちゃんが裸エプロンの状態で料理してたんだよ…」

「タマゴちゃんの姉のユデ・タマゴ???」

 広瀬はエロゲのあまりのネーミングセンスの無さに頭を抱えていた。

「それがいいんじゃないか…裸で自分の身の回りのことをしてくれるのが…」

「いや、でもさ…それで料理とかで火傷とかしたらなんかエロい目で見れなくね?」

 グゥの音も出ない…

「いや、で…でも」

「じゃあお前らは相当なドSなんだな…」

 渡辺が蔑むような目で俺たちのことを見ていた。

 なんで今日に限ってこいつレスバ強いんだ…

「あと正直裸エプロンがエロいのって最初だけじゃないか?」

「「んっ!?」」

 俺と広瀬は確信を突かれた。

 薄々感じてたことをロリコンエロゲオタクに指摘されてしまった。

「お前らも経験あるだろ青年漫画とかでさ、裸エプロンのキャラ出ると最初は『え!?えっど!エロすぎて滅!』って感じてくるけどだんだん目が慣れて来て後半になると『あーもう全部脱いでくんねえかな…光とかモザイク入っていいから…』とか思うようになるだろ?」

「ま、まぁ…た、確かに…」

「そう!裸エプロンは実は俺たちが一番好きな前からのくびれが見えないようになっているのである!」

 渡辺は俺と広瀬に指を刺しながら大声で言ってきた。

「「…っ」」

 俺と広瀬は何も反論ができなかった。 

「このマネキンを見てくれ。」

 そうして渡辺は先ほどの女性の形をした裸のマネキンの横に立った。

「見ろ、俺が持っているこの服がエプロンだと仮定するとここまで前のラインが隠れてしまう…しかもおっぱいを前から拝むことができない…相当な尻フェチじゃないとやっていけないということだ。」

 渡辺は俺たちにわかるよう黒板に授業をする予備校の先生のように裸のマネキンの部位を指差しながら細かに説明してくれた。

「で、でも…」

 広瀬が何か言おうとした瞬間渡辺が広瀬の口を手で抑えた。

「ノンノン…言わなくていいぞブラザー…つまり、横からおっぱいが拝めるからそれでいいじゃないか…って話だろ?」

「…っ」

 広瀬が思っていたことを言われたのか悔しそうな顔をしていた。

「え!?本当にそんなこと思ってたの!?」

 俺だけ2人の思考についていけず完全に置いてきぼりになっていた。

「いいか、広瀬…横乳は確かにいい…だがな正面からの丸出しおっぱいに適うものはない!」

「ハッ…!!!」

「え!?ちょっ!?」

 広瀬が話の核心に気づいた顔をし、膝から崩れ落ちた。

「ぼ、僕は今まで裸エプロンの横乳しか見ていなかった…な、なんて愚行…」

 広瀬はまるで失恋したかのように何度も床に拳を振り下ろす。

 俺は横乳好きなだけでこんな落ち込むか…?と思ったが口には出さなかった。

「大丈夫だ広瀬…これから知っていけばいいじゃないか…正面丸出しおっぱいを…」

 渡辺は広瀬に近づき、泣きながら広瀬のことをゆっくり抱きしめる。言葉が綺麗だったらきっと名シーンになっていただろう。

「あ、あのお客様…あまり店内でそういう話をするのは…」

 店員さんが俺たちに恐る恐る話しかけて来た。

 俺たち3人はここが店内ということをキッパリと忘れていた。

「す、すみません!今出ますから!」

 そういいながら泣いている2人をレジまで押し込み何とか会計をしてもらった。

 そしてニニクロを出て、俺たちは買い忘れがないか確認するためもう一度電気街に向かっていた。その道中だった。

「そこのお兄さんー!1時間3000円です!どうですかー!」

 通りに際どい悪魔コスプレをしているコンカフェ嬢がいた。

「「「あ、間に合ってるんで…」」」

 3人同時にコンカフェ嬢の横を通り過ぎたそのときだった。そのコンカフェ嬢が着ていた服がエプロンにそっくりで横からおっぱいが見えることに気づいた。

「「「え!?!?!?」」」

 またしても3人同時で振り向き横乳をガン見した。

 そしてそこから帰るまで俺たちは横乳が一番というトークをずっと続け、気づけば3人のグループLINEの名前が『横乳拝みクラブ(3)』に変わっていた。

久しぶりの読み切りです!楽しんでいただけだでしょうか…昨日初めてブックマークをいただきました!ありがとうございます!反応などお待ちしておりますのでぜひ送ってください!Twitter@obbaake

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