休日の出来事
ひと月が経ち、街は徐々に落ち着きを取り戻しつつある。そんな中、偶には依頼をと【夜桜】に赴いて《薬草の採取》を受け付けてフィルム大森林へと向かった。
「激闘続きだから息抜きにはちょうどいいか。」
あれから薬草を採取して、一通り見て歩いた。珍しい昆虫や植物などを見つけてスケッチを行う。まぁそれは見せることはないだろう。調査団などが立ち入り荒らされては困るからだ。
そして開けた草原に立ち入り座り込み、用意していたサンドイッチを食べる。心地よい風に当たりながら何もよければいいと心で思っていた時、叫び声が聞こえた。
何かあっては困ると叫び声が聞こえた方向へと急いで駆け出した。その場所にたどり着くと学園の初等部の少女が腰を抜かして獅子に襲われかけていた。少女と獅子の間に割って入り、イザナミ・イサナミを投炎して獅子の振りかざされる爪を弾いた。
弾いたからか獅子は激昂し再度振りかざされる爪を弾き返す。
《静まれ何故誇り高き神獣の獅子であろうものが人間の幼子を襲う!》
獣炎を使用して神獣に話しかける。
この神獣は上位に値するだろう。話をかければいいと思った。
《黙れ!邪魔だてするなら貴様も殺すまで!》
神獣は口を大きく開けエネルギーを収縮し始める。こんなことでここを滅ぼすつもりかと思うカズトは後ろにいる少女を一旦異空間へと転移させて向かいうつことにした。エネルギーが放たれるとカズトは逃げる素振りを見せず構える。
【七炎防破堤】
嵐、雨、大空、光、癒、晴、無の炎の壁とエネルギーが衝突する。エネルギーは光の特徴である吸収に取り込まれ、分解と鎮静にて威力を抑え調和と癒、で抉れた大地を活性化させ、無にてエネルギーを完全に消滅させた。
イザナミとイザナギを投げ獅子に攻撃を開始する。獅子はそれらを弾いていく。それを何度も繰り返すと刺さった剣が術式を描いた。
「十剣の神に裁かれろ【七剣放神】」
獅子が光の柱に飲み込まれ倒れた。さすがにやり過ぎと回復をさせ目を覚すのを待った。
目を覚すと《貴様に話す義理はない》と言われたので言霊の炎にて命令すると《娘が襲われていた》と言われて別空間にいた少女を呼び出して聞いてみることにした。少女が抱き抱えていた子供を見てみると怪我をしていて薬草で応急処置をしていた。これをみると《勘違いをしていたすまぬ。》と謝っていた。
そんなやりとりをしていると《あなた娘は大丈夫なの》と血相を変えて現れたのは九尾の妖狐だった。
事情を説明するとその2人がお礼をする。
しかもその子供はハーフであった。この世界では神獣同士の混血は禁忌とされている。がそれは気にしない方向で。
話によると各部族から狙われていると聞かされたので契約しないかと獅子【ジョット】に言われたのですることにした。妖狐【ルーチェ】その子供【アリス】とも契約して拡張し空いている部屋へ転移させ、そいつらをイロハの部屋に住まわせることにした。
襲われた少女【リン】を村まで送っていき、ギルドに戻り受け付けて終了した。部屋に戻るとイロハにジョットのことを言われ説明した。




