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守護者となり主人のために戦い抜く  作者: 城猫
第二章 異世界からの問題児
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魔力解放

その日の夜、学生寮、イロハの部屋・・・


「私も海行きたいです!」

明日、リカ達と一緒に海に行くということを伝えると、ユリが笑顔でそう言ってくる。


あぁ。この笑顔だけで癒されるな。

因みにユリは性格が最初の時と比べるとかなり明るくなりました。


「もちろんだとも。明日はユリも一緒に行くぞ」ナデナデ


「やったー!!」


俺が笑顔でそう言いながら撫でてやると、ユリは凄く嬉しそうにそう言った。


「「・・・」」


そんなユリの様子を、イロハが羨しそうに見つめる。

・・・後で頭撫でてやるか。


「あ。そうだ。忘れる前にやっておかないと・・・」

「何を?カズト。」


明日、ユリと一緒に海に行くことが決まった後、突然そう言う俺に対し、イロハが首を傾げながらそう尋ねる。


「その前に少し待ちたまえ。」


対する俺はそう答えながら、隣の部屋にいるリカに“念話”を繋げる。

あ。言い忘れてたけど、リカは今、イロハの隣の部屋に住んでいるんだよ。

(もすもす。ヒネモス。リカ。今、大丈夫かね?)

(もすもす♪ヒネモス♪どうした?)

(今からユリの魔力を解放させる。手貸してくれないかね?)

(おぉ♪テンプレな魔力の封印解放ですね♪わかりますwwwちょっと待ってな♪しかしあの堅物に似ているのにもすもすとはぶふぅ)

(あとで潰す)

ガチャッ!!


「お邪魔しまーす♪」


俺との“念話”の後、リカはそう言いながら、部屋に入ってきた。


「あ♪リカお姉ちゃん♪久しぶりです♪」


ダキッ!!


久しぶりに会ったリカに対し、ユニはそう言いながら抱きつく。


「久しぶり♪ユリ」

「?リカ。急にどうしたの?」


俺とリカの“念話”の内容など知らないイロハが首を傾げながらそう尋ねる。


「カズトに呼ばれたからだ」

「それじゃあ始めるとするか。」


俺は改めてそう言う。


「?始めるって何を?」


俺がそう言うのに対し、イロハが首を傾げながらそう尋ねてくる。


「ユリの魔力を解放させるんだ。」


対する俺はそう答えながら、部屋の中の一室に入る。この部屋は空き部屋となっていたため、空間の炎と時の炎、世界の炎を灯してあるのでこの部屋での1日を現実世界では1時間にしてある。さらにあらゆる環境に適用できるよう灼熱、極寒などの世界が出来上がった。そしていまいる場所は草原のエリアにいる。

イロハ達もその後に続いて入る。

分身の炎を灯し、ユリを囲むように配置し、結界を発動した。


「ユリ……今からおまえに封印されていた魔力を解放する。」

「魔力?」

「あぁ。それがあれば、魔法が使えるようになる。」

「本当!?」キラキラ


俺がそのことを伝えると、ユリは目を輝かせる。


「あぁ。だが、その前に私との約束だ。魔力を解放した後、その魔力を悪いことに使わないこと。」

「うん!!わかった!!約束するね!!お兄ちゃん!!」


そうして俺とユリは指切りをして約束をした。


「それでは少しの間、眠っててくれ。眠りの炎。」


俺はそう言うと同時に、“眠りの炎”を灯しユリを眠らせ、横にする。


「リカ。頼む。」

「はいよー♪“エルシュバイツ”形態変化」


リカはエルシュバイツを形態変化させ布団を作り、ユリを寝かせる。

さてと、普通のチートならここでフラグ製造機の右手でパリンとやるんだと思いますが、俺はこうする。

ただその炎を、円球にし近づける。


ズオオオォォォッ!!


横になったユリから、強大な魔力が溢れ出る。

『拒絶の炎』を使ってユリの魔力封印そのものを拒絶して打ち消しました


「ッ!?」


『拒絶の炎』でユリの魔力を解放させたのは良いが、魔力の強さがケタが違い過ぎる!?結界に亀裂が生じた。


「カズトぉ~~~これはちょっとヤバくね?」

「リカ!!もう少しだけ耐えてくれ!!すぐに終わらせる!!」


ユリから溢れ出る魔力を見て、冷や汗を流しながらそう言うリカに、俺はそう言ってからユリの方を見る。

このままだとユリの魔力が暴走して、ユリの身が危険なことになる。

だから、そうなる前に、


「拒絶の炎……フルパワーでいく」


ソラに巨大な炎が溢れだす。その炎が魔力を打ち消していく。するとその途端、ユリから溢れ出ていた魔力が徐々に収まりだし、最終的にはユリの中に収まった。だが炎を出しすぎた俺は、立ちくらみが起き座り込む。


「はぁ……はぁ……」

「大丈夫かぁ?」

「大丈夫……だ」


炎を出しすぎたことにより、貧血を起こしてしまった。まだ修行が足らないな……


「ふぅ……さてと、今のうちにユリの魔力とかを調べるか。」


落ち着いてきた俺はさっそくユリの魔力について調べる。


『って言っても、調べるのは私なんですけどね。』


「で、どうだ?ソラ……。」


『はい。ユリの魔力や性能について解析が終わりました。モニター出しますか?』


「あぁ。頼む。」


『では。』


そうしてソラは俺の前に大きなモニターを出した。


「さてさて。ユリの魔力はどんな感じかな?っと。」


そうして俺とリカはモニターに映し出されている、ユリの魔力等を見る。


ユリ・フィアンマ

魔力量:6000万

属性魔力:創造、大空、雷、霧、砂漠、氷、封印

能力:精霊降誕、復活


「ワァオ♪これはこれはなかなかのチートでwww」


「というかなんで能力まで持っているんだ?能力って普通転生者か神くらいしか持っていない筈だ。それに最後の復活ってなんだ?」

『おそらくこれだと思いますが。』

「「ん?」」


ソラはそう言うと、追加項目としてある記述が映し出されているモニターを出す。


尚、復活は……封印された魂を呼び戻し現界させる。ただし、これを行うには命の炎を燃やさなければならない。


「これはユリに知らせない方がいいな……」

「それよりも復活をする機会がなければな」

……

復活するにはユリの魂に宿っている巫女とユリ自信を同調させることによって引き出せる。まだ互いに思いが伝わっていないため発動はしない。同調シンクロが不安定な場合でも死んでしむうこがある。奥の手だ。


「う、うーん・・・」


俺とリカがモニターを見てそう言うと、眠っていたユリが目を覚ました。


「おはよう。」

「ふぁーあ。あ。お兄ちゃん。おふぁよう。」


・・・寝起きだからか、舌足らずな・・


「なぁ。カズト。おまえ、日を追うごとにどんどんシスコンになってないか?」

「うっさいぞ。リカ……。ユリの魔力量は6000万で、属性は創造、大空、雷、霧、砂漠、氷で、能力は精霊召喚らしいぞ。」


冷ややかな目でそう言ってくるリカにそう言いながら、俺はユニにそう言う。


「?精霊召喚?」


精霊召喚:宇宙に数多くある星に宿る魂、精霊を召喚し、使役する能力。


「まぁ、ようするに妖精さんのお友達を呼ぶことができる能力だ。」

「妖精さんのお友達呼べるの!?」

「あぁ。」

「やったー♪」


俺がそう言うと、ユリは嬉しそうにしながら飛び跳ねた。



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