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引きこもりの僕が男の娘ヴァーチャルライバーになった話 ~スカウトされた大手事務所には〇〇しかいませんでした~  作者: 狐のボタン


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ごじゅーいち



何度もリスキルされたマリー先輩。流石に心が折れたらしく、メルティ先輩の指示に従って拠点周りを取り囲んでいたゾンビを止めてくれた。

「いつまでマリーの指示に従うかわからないから、減らせるだけ減らすよ…」

メルティ先輩にそう言われ、僕も武器を抱えて動きの止まっているゾンビを斬っていく。


「斬っても斬っても減る気がしないんだけど! パルムー! 上から見てどうー?」

パルム先輩と他にも数人は城壁の上から弓を射かけてるから僕たち地上組より遠くまで見渡せているんだろうなぁ。


「増え続けてるね。マリーの指示範囲に入ると止まるみたいだけど…えっ! 嘘でしょ!?」

「パルム!?」

「ピノ! 周りの仲間へ伝えて! 巨大ゾンビの群れが来た!!」

「はぁ!?」

巨大ゾンビ…?初めて聞いたんだけど…。


巨大とは言っても精々倍くらいかな?と考えてたら、まるで山みたいなサイズのゾンビが七体ズシンズシン…っと向かってくるのが見えた。

「なに…あれ…」

「アルジェちゃん! 一旦拠点内へ下がるよ!」

「は、はい!」

ピノ先輩にそう言われて一緒に撤退。


拠点内では先輩方も巨大なゾンビを見たと騒ぎが…。

「どうします? まともに戦って勝てるとも思えませんが…」

「勇者のくせに諦めるのだ? なっさけねーのだ!」

「諦めるとは言ってないだろう!」

「ケンカしないの…。サシャ、準備はできてる…?」

「あったりまえじゃん。地下組の見せ場だし任せてほしいじゃん!」

地下組って言うと、サシャ先輩が指揮してマリー先輩の背後へ回り込もうとしてたチームだよね。

なんといっても地下素材をずっと集め続けてくれていた陰の立役者でもある。


ボックスを二つ設置したサシャ先輩は中へ何かを入れてて、同じ地下組だった皆も何か仕舞ってる。

「それぞれ数が全員分は無いから、得意なものや使えるものを持っていくといいじゃん」

先輩方は何を集めてこられたんだろう?


気になって僕もボックスを開けてみる。

中にはジェットパックとか大きな剣やらマシンガンや大砲みたいな物まで…。一気に現代っぽくなった。

「凄い…」


「あ、アルジェちゃんにはボクから直接プレゼントだ。こっちへおいで」

「はい?」

皆さんから少し離れてヴィオラさんに渡してもらったのは…大きな武器。

「僕がもらって良かったのですか?」

「体調を気遣ってくれたお礼だから受け取ってほしい」

「ありがとうございます!」

手に持つと急に画面がズームされてびっくりした。

「大口径のスナイパーライフルだ。遠距離からの援護を頼んだよ?」

「はいっ! 任せてください!」

すごいものを頂いてしまった…。銃弾も必要になるからと、そちらも数スタック受け取った。


「みんな武器は持った…? 飛行組は私のそばに集まって…。 遠距離組はサシャの所ね。 銃器での殲滅部隊は各自の判断に任せる…」

「スナイパー組はフレンドリーファイアにだけ気をつけるじゃん。まぁもし撃っちゃっても仕方ないじゃん?」

「サシャ、当てたら許さないから…」

「うっ…気をつけるじゃん」

僕も気をつけよう。先輩方を撃ってしまったら目も当てられない。


「戦闘は火力なのだ! ウチが殲滅してやるのだー!」

「ソフィリナ先輩、お願いですから至近距離での誤射はやめてくださいね!?」

「前に出なければいいのだ」

「確かに…。むしろ後ろからボクが撃てばいいのか」

「撃つななのだ!! マローネが怖いのだー」

あのお二人は本当に仲良しですね…。


「おーい。日が沈むぞ。というかそろそろ我も治してほしいんだが」

「仕方ない…。パルム?」

「了解ですっ」

未だ城壁の上で檻に入れられてるマリー先輩はようやく治してもらえるらしい。

最後だもんね。みんな一緒に戦いたい。

なんだかんだとせっかく全員ここに集まったのだから。


「ギリギリまでは抑えておくが、治った瞬間制御できんだろうから準備しておけよ?」

「マリーに言われなくてもわかってますわ」

「だな」

「みんな配置について…!」

「「「「「はいっ!」」」」」



僕はサシャ先輩の指示で、地上拠点の真ん中辺にある塔へと登った。僕がもらったスナイパーライフルが一番射程が長いらしいく、見渡しやすい場所へと配置されたみたい。


「ふはははっ! 我復活!!」

「そんなのどーでもいいから戦えなのだ! アホマリー」

「マミーの癖に生意気だ!」

マリー先輩治ったんだ…って! 


「ゾンビ達が動き出しました!!」

巨大なゾンビも当然動き始めてる。

飛び回る先輩達や、アルザードとフレンドリーファイアはかなり低空にいるから、僕は巨大なゾンビを狙ったほうがいいかも…?


スコープを覗き、念の為に先輩方の動きも確認。

「危ないっ!」

ピノ先輩の背後にいたゾンビを反射的に撃ってしまった。


びっくりしたのは、当たったゾンビが吹っ飛んだだけじゃなく、その後に居た何体もを巻き込んでいった事だろうか。

「威力ヤバっ…」

コメントには”ナイス援護射撃”とか”すっごい威力だな…”とか僕と同じような感想も。


これ、本当に気をつけないと味方を巻き込むな…。

巨大なゾンビへ集中した方がいいかも。







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