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怠惰のダンジョン運営―未来の怠惰のために―  作者: しんあい
1章 異世界ダンジョン―聖女―
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「さてそれでは全員来てくれたようだね。まぁ緊急だから助かる。さてそれでは緊急対策大罪会議の始まりだ。議長は前回同様俺が務めさせていただく」


 今大罪の各々の前にはテレビ通話のように各々のバストアップが移っている。だから今僕の前には僕を除いた大罪の面々が移ってるしほかの人達も同様だ。


「早速だが今回は怠惰のダンジョン『惰眠の現』に美徳の使徒が侵入したと報告があって今回の会議が発令された。そこまでは問題ないな」


 各々から肯定の返事が返ってくる。それにひとつうなずき返して、暴食のグラトニー、グラが進行を進める。

「さっそくだが時間が惜しいことだし、まずは報告を聞こうかレイジー今のところわかってる情報を教えてくれ」


「まずはじめに敵の素性からだな。名前はネロ・クラウディア。聖女とか世間一般だといわれてるやつのようだな。かかった称号から考えてステラ……色欲の対のやつだ」

 ちなみにかかった称号は聖女だ。

「てことは純愛とか、純潔とかかしらね」

 ステラが言ってくる。

「さぁ? 勇者に操立ててたりしたら純愛でまだなら純潔とかか?」

「純愛……純潔……なんてすばらしい言葉なの……私なんて……」

 相変わらず貞子は怖い。

「そんなことはどうでもいいからさっさと進めろ」

 おっとプライドがプンプンだ。すすめるとしよう。


「わかった。今のところ僕の町のダンジョン街に滞在している。街に潜ませている諜報員からの報告だと敵の目的はダンジョンの攻略だな。だが単騎に加えてわずかな護衛なところから考えるに僕はここが怠惰のダンジョンだと思われてるとは思わないな。まぁ確定じゃないからなんとも言えないが一応目的はもう探ってみる」

 ちなみに諜報はレムのように召喚した人間だったり、隠密にたけたモンスターを使っている。

 ん? 諜報から連絡が来た。

「ん追加が来た。どうも勇者がほかの仲間とも関係を持ってるのを知って怒ってきたらしい。そしてストレス発散と考えをまとめるのにダンジョンに潜ると。情報源は宿で従者が話してるのを盗み聞きだ」


「うん。じゃあ次は無事に逃がす、人質にとる、殺す、このあたりが選択肢になると思うけどどうする?」



「うちの事情で申し訳ないんだけど逃がすは無理かな。うちの運営がオコだからね。契約の関係で厳しい」

 レムは復讐のために普段から頑張ってくれている。レムに押し付けて怠惰に過ごせるのだからレムのためにも逃がすはないかな。



「確かにほかの使徒がばらけてるところを襲うのは悪くない。今なら精神的にもぐらついてるだろうし弱体化も期待できるか……」

 僕たちは一本の柱を精神に持ってるから強いのだ。揺らいでしまってる今の聖女は本当に純潔で純愛だろうか? まぁ僕は働けば働くほど弱くなるんだけどね。はたらくとどんどんステータスにマイナスがかかるのだ。怠惰に過ごすと回復してくが。


「そもそも緊急会議でグダグダ話しても仕方がない。どういうふうに行動するかを主催したものが提示。それについてそれぞれ反対賛成をとって賛成ならできる協力を反対でも傍観をみたいな感じでいいだろう」

「傲慢の意見でいいのでは?」

 それぞれから賛成の声が上がる。

「まぁまだ宿にいるからそこまではいそいではいないけど確かにもっと緊急性の高いときはその方がいいか……。僕の今回の件の今のところ考えてる対応を伝えよう。鑑定ははじかれるから詳細なステータスはわからないが僕よりは下に見える。持ってるスキルがわからないが推察できる現状の精神状態なら僕でも勝てると思う。護衛は鑑定が通ったから実力は把握してる。邪魔にすらならない。以上のことから先のことを考える殺しておくのがいいと僕は考える」


「精神状態といえばお前は大丈夫なのか? 働くという意思を見せるとそれだけで弱体化しそうだが。」

 暴食は鋭いね。

「おっと。グラは鋭いね。まぁ弱体化はしなくはないけど。まぁぼくの考え方的にそこまで弱体化はしないね。精神面では。動くというのも反するからそりゃあ弱体化するけど。微減で大勢に影響はしないよ」


「……ならいいんだ。俺はレイジーの対応に賛成する。」

いぶかしげな表情をするが采をとる暴食。賛成の声が上がる。今回の件に反対はいないようだ。


 そして支援として情報操作、アイテム、ポイント、そして王都近辺で騒ぎを起こすのとともにそれに巻き込まれた聖女を演出することで偽装工作を行うことに決まった。それぞれのダンジョンの得意分野で分担することに決まった。



「ではこれで会議を終わりにします。健闘を祈ります」

「うらやまは死刑……うふふふふ」

「初戦が怠惰とはねぇ、似合わねえ」

「さっさと布団で寝たいのでかたずけてきます。では」


 そういって僕は会議を切る。今いるのは広間の脇にある執務室(初めて使う)だ。扉の腋に控えていたレムに伝える。

「方針は今聞いてもらった通りだよ。よかったね」

 レムは満面の笑みを浮かべてこちらを見ていた。

「えぇこれであのクソヤローに涙する姿が見えるかもと思うと……フフフ、本命ではありませんが気合が入ります」

「聖女は被害者かもよ?」

「別に勇者がいやがるなら被害者かどうかなんて関係ありませんよ?」

「それでこそだ」

 本気で不思議そうな姿に思わず笑みがこぼれる。さて方針は決まった…………殺るか。




 さっそく準備にあたるとしよう。



テストレポートで更新遅れます。申し訳ないです。投稿できるようになったら即投稿します。

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