ボスとバトル。
「あー、もうやだなぁ……」
ハァと溜め息をつきながらもう何度目かわからないゴブリンの耳ひろいをする。
かなり奥に来たというのに未だ途中だ。
「そろそろ奥に着かないのかね?」
愚痴をこぼしながら最後の耳をアイテムボックスに放り込みと洞窟を進む。
ある程度進んだとき、薄暗い明かりが見えた。
ステータスの影響か元々暗い洞窟がほとんどふつうに見えていたが明るいのは好都合だ。
ゲギャギャギャ…
「あ、まだいるのねゴブリン…」
これで最後だといいな…
奥へ向かうと小さなフロアになっており、そこには数十匹のゴブリンと一体だけ巨体を持つゴブリンがいた。
そのゴブリンは二メートルほどもある。
おい、ゴブリンの小さい要素どこ行った。
警戒しているゴブリンたちを尻目にアナライズを使う。
ゴブリンキング
オス9
level36
力B
魔F
速C
防B
運E
スキル
剣術2
体術3
「物理型ってかんじか。魔力はからっきしだから遠距離で攻撃するか。」
アナライズてみたステータスを元に戦法を決める。
「ゲギャ!」
ビュン
「うわ!いきなり石!?」
警戒してたと思ったらいきなり石!?
バッとゴブリンたちを見る。
…あれ?キングは?
そう思った瞬間
ドゴンッ
「っ!後ろか!」
無防備だった背中を殴られ吹き飛ぶ。
壁にぶつかり止まった所で正面にキングが迫っているのが見える
「あっぶねぇ!」
悲鳴に近い絶叫をしながら横っ飛びをする。
殴られた壁は粉砕。よく俺生きてるな!
よけられたキングは軽く悔しそうな顔をしている。
体を軽く触ってみたが骨が折れたような痛みはなし、少し痛いのもすぐ治った。
囲っていたゴブリンたちは歓声のようなものをあげている。
働けよお前ら
キングがこちらを向く。
「反撃させてもらうぞ!ホーリーランス!」
俺は光魔術をキングに向かって放つ。
光というとどんなものか?と言えば質量を持った光である。でも光速ではない。
ホーリーランスは一直線に進み、こちらを向いたキングの肩に刺さる。
「ゴガァァァ!!」
初めて声を上げるキング。
うわー痛そう…
「でも、もう一発!ブラックボックス!」
ブラックボックスは俺が作った闇魔術だ。
闇は引力を持つ黒い物体
これに飲み込まれると軽く体が引き裂かれるのだ。
力の入れ方によっては完全ちぎれるけど。
それを箱にしたのがブラックボックスだ。
発動した瞬間中から、ブチブチ、ボキボキとなんか千切れたりする音がする。
怖い。
ポカーンとしてる観客ゴブリンをエアカッターで切り裂く。
ブラックボックスを解除すると見事にばらばら、と言うより肉塊になったキングがいた。
……耳残ってる?
魔術適性に水を追加しました。




