↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
路地裏の舞姫。月夜の残滓を纒う捨てられ姫。かぐや姫が女の子って、誰が言った?僕が拾った少女は、アンドロイド!  作者: 蘇 陶華


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
30/43

その手、ストップ。僕らの主従関係。

まじか。


梨杏は、アンドロイド。


そのパワーは、測りすぎない。


何度か、僕を軽々と抱え上げた。


「奏!」


兄貴の声が響いた。


庇うなよ。


飛び出そうとする兄貴を交わす。


梨杏に頭をぶち抜かれる。


そう思った。


驚いて振り向く美里。


美里を迎えようとする祖父。


その細部が、頭の中で、オーバーラップした。


「ストップ!」


誰かの声が、木霊した。


「え?」


あたった。


きっと、意識が、飛ぶくらい、痛い。


死んでしまう。


恐る恐る閉じていた、目を開けた。


「あれ?」


梨杏が、手を挙げたまま、止まっていた。


また、パワーダウンか?


いや・・違う。


梨杏は、必死に動こうとしていた。


だが、震えながら、動けなくている。


「梨杏?」


「お前を、潰さなくてはならない・・・」


「だから・・・何言ってんの?」


僕に迫りながら、手を触れずにいる。


「止めないと、同じ事を繰り返す」


「梨杏。何言っているのか、わからない。けど、僕には、知らなくてはいけない事があるのかい?」


「忘れては、いけない事がある」


「僕は、梨杏と逢ったのは、最近だよ。どこかで、何かあったのかい?」


梨杏が、金縛りに合った様に、動けなくなっている。


「バカものが」


突然、美里の祖父が立ちはだかった。


「何を迷っている。さっさと、逃げるんだ」


「え?」


状況を知っているのか、杖を持っていながら、僕より、達者な足取りで、現れた。


「こいつは、お前さんには、手を出せない」


「はぁ?」


僕の腕をぐいぐい引く。


「遅いんじゃよ。来るのが」


「来るのがって・・・・。美里とは、絶縁って・・・聞いていて」


僕が、ここに来る約束は、少しもない。


「待っていたんだよ」


梨杏が固まっているうちに、僕らは、美里の祖父の車に滑り込んだ。


「とんだ・・・事になったな」


美里の祖父は、慣れた手つきで、派手な車を走らせた。


「やっぱり。こんな事になるかと思っていたんだ。いいタイミングで、東京を出たな」


「いいタイミング?」


美里の祖父は、携帯を差し出した。


いつもとは、変わらない行き交う人達が見えた。


「変わらないように、見えるだろう?」


「はい・・・」


いつもと変わらない日常に見える。


「・・・探しているんだよ」


行き交う人達。


「何を?」


美里の祖父は、後部シートに座る兄貴を見て言った。


「懸賞金・・・かけられたな」


「懸賞金?」


兄貴と見つめ合う。


「誰に?」


「お前達、兄弟に」


僕は、生唾を飲んだ。


「まさか・・・お爺さんも、僕らを?」


美里の為に、捕まえる?




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。