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転生されたら淑女になった 第28話
第28話:エクストラ・ブラスター・ソード
魔王が吼える。放たれた闇の波動が世界を削り取る。
だが、俺は避けない。
父から託された大刀が、俺とアンタッチャブル氏の魔力を吸い込み、眩いばかりの銀色に輝く。
「……アナタの思惑は、ここで完全に書き換えてあげるわ」
俺は跳んだ。重力を置き去りにし、一筋の閃光となって魔王の眉間へと突き進む。
『全力全開! 逝きなさいッ!』
アンタッチャブル氏の叫びと共に、大刀が限界を超えた出力を放つ。
「エクストラ・ブラスター・ソード……っ!」
刃が魔王を貫いた瞬間、世界は白一色に染まった。
だが、魔王を消し去るだけでは不十分だ。この歪みの根源を絶つためには、情報の深層へと潜り込み、直接「コード」を修正しなければならない。
(……父様、母様。……暫しの間、お暇をお許しください)
俺は魔王を道連れに、時空の裂け目――情報の廃棄場へと、自らダイブした。
背後で聞こえた父の叫びと、母の祈るような思念を、俺は確かな温もりとして胸に抱いたまま。




