第46話 初のDランク!
陸はスケルトンウォリアーの表示を開き、そのまま進化先へ進んだ。
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【進化先を選択してください】
スケルトンナイト
攻守のバランスに優れた進化。
スケルトンガーディアン
耐久と防御能力に優れた進化。
スケルトンソードマン
剣による攻撃と敏捷に優れた進化。
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「Dランクだとこんな感じになるのか!」
陸は三つの候補を行き来しながら、それぞれの詳細を確認していった。
ガーディアンは耐久が高く、防御に特化している。ソードマンは剣による攻撃と敏捷が大きく伸び、近接での火力は三つの中でも高かった。
「ソードマン、迷うな……。ミスリルの剣持たせたら、相当強そう」
陸はしばらくソードマンの表示を見たあと、スケルトンナイトへ戻る。
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【進化後予測】
スケルトンナイト
ランク:D
Lv.20
HP 122
MP 24
筋力 84
耐久 80
敏捷 56
賢さ 18
【獲得予定スキル】
パワースラッシュ
カバー
【カバー】
近くの味方が攻撃対象になった際、
割って入り、攻撃を代わりに受ける。
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「カバー?」
陸はスキルの説明へ目を止めた。
「これいいじゃん! 前衛に置いといたら、かなり助かるぞ!」
もう一度ソードマンへ戻り、筋力と敏捷を見比べる。ミスリルの剣を持たせた姿を考えると、やはり捨てがたい。
「うーん……」
それでも、スケルトンウォリアーはこれまでずっと、攻撃だけでも防御だけでもなく、前に立って何でもこなしてきた。
「……やっぱナイトだな。こいつはこのまま強くなるのが一番合ってる!」
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【進化を実行しますか?】
スケルトンウォリアー
↓
スケルトンナイト
はい/いいえ
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陸は【はい】を押した。
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【進化が完了しました】
スケルトンウォリアー
↓
スケルトンナイト
ランク:D
Lv.20
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「初Dランク!」
管理画面へ戻ると、スケルトンウォリアーだった欄はスケルトンナイトへ変わっている。
陸はその表示を少し眺めてから、すぐにLv.20のブラックウルフを開いた。
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【進化先を選択してください】
ナイトウルフ
速度と奇襲能力に優れた進化。
ダイアウルフ
筋力と耐久を中心に、
身体能力を大きく伸ばす進化。
シャドウウルフ
速度と魔力、特殊能力に優れた進化。
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「シャドウウルフ?」
こちらも三つの詳細を確認する。ナイトウルフは速さを活かした奇襲向きで、ダイアウルフは筋力と耐久が高く、正面から戦う力が大きく伸びていた。
最後にシャドウウルフを開く。
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【進化後予測】
シャドウウルフ
ランク:D
Lv.20
HP 108
MP 58
筋力 60
耐久 47
敏捷 84
賢さ 56
【獲得予定スキル】
ラッシュファング
シャドウクローン
【シャドウクローン】
自身と同じ基本能力を持つ
一体の影分身を一時的に作り出す。
影分身はスキルを使用できず、
さらに分身を作ることもできない。
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「分身!?」
陸の目が一気にシャドウクローンへ戻った。
「一体増えんの!? それめっちゃ面白そうじゃん!」
ナイトウルフとダイアウルフももう一度見直したが、陸の指はシャドウウルフへ戻った。
「これ見たい!」
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【進化が完了しました】
ブラックウルフ
↓
シャドウウルフ
ランク:D
Lv.20
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「よっしゃ! 二体目!」
管理画面には、スケルトンナイトとシャドウウルフの名前が並んでいる。けれど、二体とも今は第6階層にいるため、進化した姿まではここから見えない。
「こいつら、どんな見た目になってんだろ。絶対かっこよくなってるよな!」
陸はしばらく二体の名前を眺めたあと、アイテム欄を開いた。
鍛冶で作り、錬金で強化した武器や防具。ミスリルの剣。強化した鼓舞の杖。そして、戦うために用意した小瓶が並んでいる。
画面に並ぶ二体のDランクと、オーガに勝つために揃えてきた物を見ていると、急に胸の奥が落ち着かなくなってきた。
「……なんか緊張してきたな」
陸は立ち上がって肩を回し、両手を一度強く握ってから開いた。前は勢いのまま挑んだ。けれど今回は、負けてから今日までずっと準備を重ねてきた。
「やれることはやった。今度こそオーガに勝って、1位取りにいく!」
陸は玄関へ向かい、移動先から【ボスバトル】を選んだ。
扉を開けると、向こうには見覚えのある広い石床と、四方を囲む高い灰白色の壁が広がっていた。陸が中へ入ると背後で扉が閉じ、周囲に青白い光が次々と集まる。
十八体が姿を現した。
「おお……!」
陸の視線はすぐ、二体のDランクへ向かった。
スケルトンナイトは以前よりわずかに骨が太く、白い骨の表面も密度が増したように硬く見える。体格そのものは大きく変わっていないが、背筋を伸ばして立つ姿は、前よりずっと重みがあった。
「ナイト、かっけえ!」
その隣では、シャドウウルフが低く身を構えている。骨格はブラックウルフの頃と大きく変わらない。それでも骨の隙間には薄い黒い影が揺れ、足元へ落ちた影までわずかに波打っていた。
「うわ、こっちは雰囲気まで変わってる!」
陸はすぐにアイテム欄を開いた。
「よし。装備も全部替えよう!」
鍛冶で揃え、錬金で強化した装備を次々と取り出していく。使っていた古い武器や防具と入れ替わり、剣、小盾、弓、防具が十八体へ渡っていった。
最後にミスリルの剣を取り出し、スケルトンナイトへ差し出す。青白い光沢を帯びた刃を、スケルトンナイトが両手で握った。
「おお、これだよこれ!」
陸自身も強化した鼓舞の杖を持ち、作っておいた薬をすぐ使えるようにしておく。
陸は新しい装備を身につけて並ぶ十八体を、端から端まで見渡した。前にここへ来た時とは、目の前の光景がまるで違う。
「……これなら、いける!」
第一戦が始まると、十八体はそのまま敵の集団を押し切った。続く第二戦もほとんど足を止めることなく突破し、陸が構え直す間もないほど早く終わる。
「はやっ!」
そこで初めて、見覚えのあるウィンドウが開いた。
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第三戦へ挑戦しますか?
【はい】
【いいえ】
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陸は迷わず【はい】を押した。
フィールドの反対側へ青白い光が集まっていく。
現れた光は一つだけだった。その奥で大きな影が立ち上がり、灰色がかった肌と分厚い身体が見えてくる。右手には、見覚えのある太い棍棒が握られていた。
「来た……!」
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