↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
46/90

第46話 初のDランク!

 陸はスケルトンウォリアーの表示を開き、そのまま進化先へ進んだ。


━━━━━━━━━━━━━━

【進化先を選択してください】


スケルトンナイト

攻守のバランスに優れた進化。


スケルトンガーディアン

耐久と防御能力に優れた進化。


スケルトンソードマン

剣による攻撃と敏捷に優れた進化。

━━━━━━━━━━━━━━


「Dランクだとこんな感じになるのか!」


 陸は三つの候補を行き来しながら、それぞれの詳細を確認していった。


 ガーディアンは耐久が高く、防御に特化している。ソードマンは剣による攻撃と敏捷が大きく伸び、近接での火力は三つの中でも高かった。


「ソードマン、迷うな……。ミスリルの剣持たせたら、相当強そう」


 陸はしばらくソードマンの表示を見たあと、スケルトンナイトへ戻る。


━━━━━━━━━━━━━━

【進化後予測】


スケルトンナイト

ランク:D

Lv.20


HP 122

MP  24

筋力 84

耐久 80

敏捷 56

賢さ 18


【獲得予定スキル】

パワースラッシュ

カバー


【カバー】

近くの味方が攻撃対象になった際、

割って入り、攻撃を代わりに受ける。

━━━━━━━━━━━━━━


「カバー?」


 陸はスキルの説明へ目を止めた。


「これいいじゃん! 前衛に置いといたら、かなり助かるぞ!」


 もう一度ソードマンへ戻り、筋力と敏捷を見比べる。ミスリルの剣を持たせた姿を考えると、やはり捨てがたい。


「うーん……」


 それでも、スケルトンウォリアーはこれまでずっと、攻撃だけでも防御だけでもなく、前に立って何でもこなしてきた。


「……やっぱナイトだな。こいつはこのまま強くなるのが一番合ってる!」


━━━━━━━━━━━━━━

【進化を実行しますか?】


スケルトンウォリアー

  ↓

スケルトンナイト


はい/いいえ

━━━━━━━━━━━━━━


 陸は【はい】を押した。


━━━━━━━━━━━━━━

【進化が完了しました】


スケルトンウォリアー

  ↓

スケルトンナイト


ランク:D

Lv.20

━━━━━━━━━━━━━━


「初Dランク!」


 管理画面へ戻ると、スケルトンウォリアーだった欄はスケルトンナイトへ変わっている。


 陸はその表示を少し眺めてから、すぐにLv.20のブラックウルフを開いた。


━━━━━━━━━━━━━━

【進化先を選択してください】


ナイトウルフ

速度と奇襲能力に優れた進化。


ダイアウルフ

筋力と耐久を中心に、

身体能力を大きく伸ばす進化。


シャドウウルフ

速度と魔力、特殊能力に優れた進化。

━━━━━━━━━━━━━━


「シャドウウルフ?」


 こちらも三つの詳細を確認する。ナイトウルフは速さを活かした奇襲向きで、ダイアウルフは筋力と耐久が高く、正面から戦う力が大きく伸びていた。


 最後にシャドウウルフを開く。


━━━━━━━━━━━━━━

【進化後予測】


シャドウウルフ

ランク:D

Lv.20


HP 108

MP  58

筋力 60

耐久 47

敏捷 84

賢さ 56


【獲得予定スキル】

ラッシュファング

シャドウクローン


【シャドウクローン】

自身と同じ基本能力を持つ

一体の影分身を一時的に作り出す。


影分身はスキルを使用できず、

さらに分身を作ることもできない。

━━━━━━━━━━━━━━


「分身!?」


 陸の目が一気にシャドウクローンへ戻った。


「一体増えんの!? それめっちゃ面白そうじゃん!」


 ナイトウルフとダイアウルフももう一度見直したが、陸の指はシャドウウルフへ戻った。


「これ見たい!」


━━━━━━━━━━━━━━

【進化が完了しました】


ブラックウルフ

  ↓

シャドウウルフ


ランク:D

Lv.20

━━━━━━━━━━━━━━


「よっしゃ! 二体目!」


 管理画面には、スケルトンナイトとシャドウウルフの名前が並んでいる。けれど、二体とも今は第6階層にいるため、進化した姿まではここから見えない。


「こいつら、どんな見た目になってんだろ。絶対かっこよくなってるよな!」


 陸はしばらく二体の名前を眺めたあと、アイテム欄を開いた。


 鍛冶で作り、錬金で強化した武器や防具。ミスリルの剣。強化した鼓舞の杖。そして、戦うために用意した小瓶が並んでいる。


 画面に並ぶ二体のDランクと、オーガに勝つために揃えてきた物を見ていると、急に胸の奥が落ち着かなくなってきた。


「……なんか緊張してきたな」


 陸は立ち上がって肩を回し、両手を一度強く握ってから開いた。前は勢いのまま挑んだ。けれど今回は、負けてから今日までずっと準備を重ねてきた。


「やれることはやった。今度こそオーガに勝って、1位取りにいく!」


 陸は玄関へ向かい、移動先から【ボスバトル】を選んだ。


 扉を開けると、向こうには見覚えのある広い石床と、四方を囲む高い灰白色の壁が広がっていた。陸が中へ入ると背後で扉が閉じ、周囲に青白い光が次々と集まる。


 十八体が姿を現した。


「おお……!」


 陸の視線はすぐ、二体のDランクへ向かった。


 スケルトンナイトは以前よりわずかに骨が太く、白い骨の表面も密度が増したように硬く見える。体格そのものは大きく変わっていないが、背筋を伸ばして立つ姿は、前よりずっと重みがあった。


「ナイト、かっけえ!」


 その隣では、シャドウウルフが低く身を構えている。骨格はブラックウルフの頃と大きく変わらない。それでも骨の隙間には薄い黒い影が揺れ、足元へ落ちた影までわずかに波打っていた。


「うわ、こっちは雰囲気まで変わってる!」


 陸はすぐにアイテム欄を開いた。


「よし。装備も全部替えよう!」


 鍛冶で揃え、錬金で強化した装備を次々と取り出していく。使っていた古い武器や防具と入れ替わり、剣、小盾、弓、防具が十八体へ渡っていった。


 最後にミスリルの剣を取り出し、スケルトンナイトへ差し出す。青白い光沢を帯びた刃を、スケルトンナイトが両手で握った。


「おお、これだよこれ!」


 陸自身も強化した鼓舞の杖を持ち、作っておいた薬をすぐ使えるようにしておく。


 陸は新しい装備を身につけて並ぶ十八体を、端から端まで見渡した。前にここへ来た時とは、目の前の光景がまるで違う。


「……これなら、いける!」


 第一戦が始まると、十八体はそのまま敵の集団を押し切った。続く第二戦もほとんど足を止めることなく突破し、陸が構え直す間もないほど早く終わる。


「はやっ!」


 そこで初めて、見覚えのあるウィンドウが開いた。


━━━━━━━━━━━━━━

第三戦へ挑戦しますか?


【はい】

【いいえ】

━━━━━━━━━━━━━━


 陸は迷わず【はい】を押した。


 フィールドの反対側へ青白い光が集まっていく。


 現れた光は一つだけだった。その奥で大きな影が立ち上がり、灰色がかった肌と分厚い身体が見えてくる。右手には、見覚えのある太い棍棒が握られていた。


「来た……!」

最後まで読んでいただきありがとうございます!

面白かった、続きが気になると思っていただけましたら、ブックマークや☆評価、感想で応援していただけると励みになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。