第二十四話【麗しく咲いた鬼の華】
レイがじいさんと会う決意をしてから翌日。
俺はレイを連れて喫茶店に来ていた。
理由はもちろん、じいさんとの待ち合わせだ。
「か、かいと……」
「大丈夫だ」
髪をまとめて帽子で顔を隠し、ぱっと見ではレイとわからない程度に変装させたつもりだ。
じいさんの様子次第では隙を見て逃げられるように。
(そんな事にならねえのが一番だけどな)
レイは隣に座る俺の手をずっと握っていた。
じいさんはまだ来ていない。待ち合わせの時間にはまだ少し余裕があるし問題ない。
レイの緊張ぶりが見ていて可哀想すぎるから、早めに来てくれると嬉しいが。
「……お」
「……っ!!」
カランカランと音を立てて喫茶店の扉が開く。
店内に足を踏み入れたのは、ひげを蓄えた記憶に新しいじいさんだった。
咄嗟にレイが帽子を深くかぶり、更に顔を隠した。
流石にいきなり対面と言うのは心の準備が必要か。
「じいさん、こっちだ」
「おお、もう来ておったか」
じいさんがわかる様に程々の声で呼び手を振る。
じいさんの耳は外見のイメージ程遠くはない様で、一発で俺の声に気付いた。
「待たせてしまったかな」
「いいや、ちょっと早く来たい理由があってさ。気にしないでくれ」
俺とレイの対面に座ったじいさんは申し訳なさそうに謝罪した。
勝手に約束の時間より早く来ただけだと言ったら少し安堵した様子だった。
「それで少年……ああ、そう言えばまだ名前を聞いていなかったか」
「神上灰人だ。まあ少年でもいいけどよ」
「ではカイト君。私に会わせたい人が居ると言う話だが……」
じいさんは俺の隣に座る、顔を隠した女の子に視線を向ける。
「そちらのお嬢さんがそうなのかい?」
「……ああ」
じいさんに約束を取り付けた時、俺は「じいさんに会いたがってる奴がいる」としか伝えていなかった。それがレイである事は伏せていた。
だからじいさんはまだレイがここに居る事を知らない。
それを明らかにするかどうかは、じいさんと直接会って自分で決めろとレイに言ってあった。
「…………そっ、その」
「大丈夫か?」
「……すぅ……はぁ」
言葉に詰まりながらも、呼吸を整えようと頑張るレイ。
慌てなくていい、ゆっくりで良いんだ。
お前のペースで良いんだから。
「……おじいちゃん」
「…………なんだい?」
レイが呼ぶと、一瞬じいさんの目が見開いたような気がした。
ほんの一瞬の事だったから気のせいかもしれないが、驚いていたようにも見えた。
「…………っ」
レイはガタガタと手を震わせながら、顔を隠していた帽子を取った。
まとめていた桜色の髪も重力のままにふわりと広がる。
「そんな……まさか」
そして、じいさんの視線と深紅の瞳が交差した瞬間、じいさんの持っていた杖がコトンとその場に倒れた。
もっとも、今のじいさんにとってそんな事は些細な事らしくて。
「レイカ……なのかい?」
「…………うん」
レイが小さく頷く。
じいさんはレイを見てハッキリとその名を呼んだ。
「……はい、おじいちゃん」
レイは震える手でじいさんが落としてしまった杖を拾い、じいさんに手渡した。
それを受取ろうとするじいさんの手も、小さく震えていた。
その震えがどういった感情から来ているものなのか、それが一番気がかりだった。
(……なんだよ)
どうやら俺の心配は杞憂だったようだ。
じいさんの目的が復讐だったらどうしようと、それが最大の懸念点だった。
でも俺だって、目の前の人間の顔が復讐を願っている表情かぐらいわかるつもりだ。
「おじい……ちゃん?」
「おお……おお……っ!」
目尻にあんなに涙を溜めて、愛おしいものを見る様な目をしたじいさんが、復讐なんて考えている訳が無い。
恨んでいる相手を目の前にして、まるで奇跡を目の当たりにしたような顔をする訳が無い。
じいさんは杖を手渡したレイの手をそっと包み、神に感謝するように呟いた。
「君が無事で……本当に良かった……」
そして、目尻に溜まっていた大粒の涙を溢した。
「おじいちゃん、あたし……」
目の前の人間に恨まれていない、憎まれていない。
それに気付いたレイが、懺悔する様に言葉を並べる。
「……あたし、怖くて、逃げちゃって、ずっと謝りたかったの。謝っても許してもらえないと思うけど、でも……ちゃんと謝りたかった」
「……うん」
「ごめんなさい……おじいちゃん」
「うん……うん……」
「ぐすっ……ごめっ、ごめんなさっ……ぅ……うぁ……」
じいさんに縋るレイの姿は、まるで幼い子供の様で。
それを聞くじいさんも、子供をなだめる親の様で。
「うわぁぁぁぁぁぁぁんっ!! ごめんなさい……ごめんなさいぃ!!」
「いいんだ、レイカ。もういいんだよ……」
「おじいちゃん……生きてて、よかった……ほんとに、よかったぁ……」
「辛い思いをさせてしまったね……私は大丈夫だから」
「わぁぁぁぁん……うわぁぁぁん…………ひっく……」
レイもじいさんも、ずっと胸に秘めていた思いを伝えあった。
他にも言いたい事や思ってる事が山ほどあるだろう。
それでも今は、ただお互い生きて再会できた事を噛み締める様に、優しく抱きしめ合っていた。
◇
「どうやら、レイカが世話になったようだね」
レイとじいさんが落ち着いてちゃんとイスに座り直した後、じいさんに感謝を伝えられた。
俺がレイと会ってからの出来事をかいつまんで話した後も再度頭を下げられてしまった。
「カイト君。君にはいくら感謝をしてもし切れないよ」
「だからそこまで感謝してくれなくてもいいってば。俺が勝手にレイを拾っただけだし」
「それでも君が居なければレイカと会う事は出来なかった。それどころかレイカは命を落としていたかもしれない」
それは確かにそうだけれど、レイを助けたのだって結局は自分の都合だ。命の恩人と言う立場を振りかざすつもりなんて全くなかった。
「それにじいさん、俺はあんたに謝らなきゃならねぇ」
俺は机にぶつかるスレスレの所まで深く頭を下げた。
「俺は最初、あんたの事を信用してなかった。レイに近付けたら何するつもりかわかんなかったし、いざという時はレイを連れて逃げる気でいた。あんたがどんな思いでレイを探してたかも知らずに」
「カイト君……」
「すまなかった」
誠意を込めて頭を下げていると、そんな言葉をじいさんは軽く笑い飛ばしてくれた。
「ほっほ……実はな、そうじゃないかとは思っておったんだ」
「へ?」
「私がレイカの名前を出した時、君は動揺しただろう。隠していたつもりだろうが、嘘をつくのは得意ではない様だったからね」
「ぐっ……」
何と言う事だ。俺の態度で丸わかりだったと言うのか。
余計に気まずくなってあちこちに視線が泳ぐ。
「だが、私もまさかと思ったよ。レイカが本名を全て明かしているだなんて考えづらかった。言っても意味が無いと思ったのは本当だよ」
「それはまあ、今ならわかるよ」
吸血霊鬼の名前の重要性。
俺は後から知ったが、レイの家族と交流があったじいさんならもちろん知っていた事だろうから。
「だから君がレイカの名前に反応して、急に態度が変わった時に、きっとレイカを庇っているのだろうと思ったよ」
「そこまでバレてたのかよ……」
「ああ。レイカの本名を知っていると言う事は、それだけ親密な仲だと言う事だからね。レイカの過去についても知っているかもしれないと思ったんだ」
「俺を評価してくれるのはありがたいけど、買い被り過ぎだぜ。レイの過去を聞いたのだってだいぶ最近だ」
「それでもさ」
じいさんはいつかの様にひげを撫でながら、目を細めて微笑んだ。
「他人が知るはずの無い名前を知っていて警戒したと言う事は、それだけレイカの身を案じてくれている証拠だ」
「……チッ」
「いい人を見付けたんだね、レイカ」
こっ恥ずかしくなって店の外に視線を外す俺をよそに、じいさんはレイに語り掛けた。
「……うん。カイトはあたしの大切な人だから……」
「ほっほ、そうか……」
躊躇いなくそう答えるレイに、じいさんは嬉しそうに笑った。
くそう、こっちは余計恥ずかしくなったけどな。
「それに、もう一つ理由があってね。と言ってもこれは後からそう思っただけなんだが」
「あ? 他になんかあんのか?」
じいさんはレイと俺を交互に見比べながら、何かを懐かしむように微笑み、話した。
「君は、マツバによく似ている」
「あっ!」
「……うん?」
じいさんはマツバとそう言った。
何のことかわからない俺の横で、レイにはピンと来ている様子だった。
「おや、こっちは聞いていなかったか」
「わかんねえな。人の名前か?」
「ああ、そうだ。鬼咲松葉、レイカの父親だ」
レイの父親。
レイが幼い頃にレイの母親を助ける為に魔族に堕ちたと、家族思いの吸血霊鬼だと聞いている。
レイはお父さんとしか言っていなかったし、名前を聞くのは初めてだ。
「……ん? 名前?」
「母親は涼華と言ってね。二人共それは美しい夫婦で……」
「待てまてまてまて!! ちょーっと待て!!」
どんどん話を進めようとするじいさんを慌てて止めた。
「どうかしたかね?」
「どうかしたかじゃねえよ! 今名前の重要性について話したばっかだろ!! なんで追加で二人分名前が出てくるんだよ!!」
「ああ。ほっほっほ、確かにその通りだ」
失念していたと言わんばかりに笑い飛ばすじいさん。
困惑する俺に最初から簡単に説明してくれた。
「マツバとスズカ、どちらも私の古くからの友人なんだ。と言っても、全ての名を知ったのは最後も最期だったが」
「どういう事だ?」
「レイカの両親の事は聞いているかい?」
「ああ、レイが話してくれた」
「ふふ、本当に信頼されているんだね……なら話は早い」
既に冷め切ってしまった紅茶が入ったカップを持って、じいさんは一口のどを潤した。
俺の前にもぬるくなったアイスコーヒーがあるのを思い出し、同じ様に口に運んだ。
「私がレイカを預かったのは、二人の頼みだった。私以外に頼れない、私を信用していると。その証明の為にスズカが二人の名を私に預けたんだ」
「……名前を明かすのは、誠意の証」
「そうだ。無論そんなものがなくとも、友人の忘れ形見なら私は喜んで育てるつもりだったがね」
「……だろうな」
じいさんはそう言って俺にパチンとウインクをしてみせた。可愛らしいじいさんだ。
俺もそうだろうと思った。このじいさんがどれだけレイを大切にしていたかはさっきこの目で見せてもらったからな。
「それでな、カイト君。君はそのマツバ……レイカの父親によく似ているんだ」
「へぇ……どの辺が?」
「一番はその真っ赤な髪だな。君の様に長くはなかったが、前から見た印象はかなり似ているね」
「あたしも、お父さんに似てるなーって思った事あるよ」
「そうなのか」
そういや一番最初、レイが死にかけてた時もうなされながら「お父さん」って言ってた気がするな。それが初めて聞いたレイの言葉だったから地味に覚えている。
あれは俺と父親を重ねていたと言う事か。
「それにこうして話していると、中身の方も似ている気がするね」
「中身って、性格がか?」
「死にかけのじいさんよりもレイカを優先する所とか、似ていると思わないかい?」
「ぶっ!?」
じいさんがかましたとんでもないブラックジョークにコーヒーを吹き出す。
このジジイ、面白そうにケラケラ笑いやがって。
仲の良い人間じゃなかったら不謹慎も良い所だぞ。
「……正しさよりも、大切な人を守ろうとする所」
「あ?」
「尊い感情であると同時に、危ういものでもある」
「…………」
「身に覚えが無い訳では無いんだろう?」
レイは事故とは言え人を殺しかけた。
それを知って俺はレイは悪くないと言って庇った。じいさんからも隠そうとした。
被害者でありレイの家族でもあるじいさんからしたらお見通しって訳かよ。
「道を誤るなとは言わないさ、正しい道を選ぶ事だけが人生ではないからね」
「おう」
「それでも、後悔の無い選択を」
「……おう」
レイの父親は道を誤った。
それでも家族の為に選んだ道だ、魔族として討伐されても後悔は無かっただろう。
安心しろ。あんたが守りたかったものは、俺も守ってやるから。
◇
「……ところでさ」
真面目な話も終わった所で、ずっと気になっていた事をじいさんに訊ねてみた。
「一個だけマジで聞きたい事あんだけど、いいか?」
「もちろんだ。カイト君の頼みなら何だって答えるとも」
「そ、そんじゃ聞くんだけどさ……」
緊張からごくりと唾を飲み込み、単刀直入に聞いてみた。
「……レイって何歳なんだ?」
「っ!!?」
「ほお……」
質問の内容に俺の隣でレイがビクッと跳ねる。
じいさんは驚いた様子だったが、レイと俺を交互に見て面白そうに笑った。
「そうかそうか、レイカは何も言わなかったんだね」
「話の流れでレイが純血なのはわかった。けどレイが小さい時に預かったって言ってたよな? レイはその頃からあんたがじいさんだって言うし……ほら、吸血霊鬼って何百年も生きるだろ? だからレイも勝手に数百歳だと思ってたんだけど、それだとつじつまが合わねえから……」
「ほっほっほっほっほ!!」
俺が疑問を次々並べていくと、じいさんは今日一番のご機嫌な顔で笑い飛ばした。
対照的に俺の隣でどんどんバツが悪そうな顔になっていくレイ。
「私がレイカを預かったのは十年前のちょうど今頃、レイカが五歳になる年だったよ」
「…………はっ!?!?!?」
レイは自分の誕生日を十一月九日だと言っていた。まだ八月、誕生日は来ていない。
それで五歳になる年に預かって、それから十年経ってるって事は……。
「レイカ、今何歳かカイト君に教えてあげなさい」
「……………………じゅうよん」
「じゅっ……はぁ!!?!?!?!?」
驚きで目を見開きすぎて眼球が零れ落ちるかと思った。
消え入りそうな声で気まずそうにぼそっと答えたレイの顔は、冷や汗がダラダラと流れている。
「十四ってお前……数百歳どころか、俺より二個も下じゃねえか!?」
「あう…………」
レイが無邪気で幼い面が多いのは知っていた。
だが他に知ってる吸血霊鬼のサンプルがチカゲと紗霧ちゃんで、そのどっちも変なテンションに加えて年齢を重ねたような落ち着きを感じなかった事から、そういうもんなんだと勝手に納得していた。
だがそれが実年齢十四と聞けばすんなりと納得してしまう俺が居た。
一応レイも女の子だから、俺から歳を聞くなんてことはしてこなかったが。
「何で黙ってたんだお前」
「……だって、年下ってわかったらカイトの恋愛対象から外れちゃうかもって思って」
「そ、そんな事で……」
レイと並んで二人、顔を覆って俯いた。
それを見て再びケラケラと笑うじいさん。
そら十四じゃじいさんやっちまったかもって思ったら怖くて逃げだすわ。
貞操観念だって同年代の子供と一緒に育ってこなければ甘いのも納得だ。
って言うかこいつ、十四で俺より身長あんのかよ。吸血霊鬼の成長期怖すぎだろ。
「ま、まあ最初から十四って聞いてたらなんか変わったかもしれねえけど……」
顔を真っ赤にするレイの頭にぽんぽんと手を置く。
「……今更言われた所でなんも変わんねーよ。レイはレイだろ」
「……ほんと?」
「本当だって」
レイは俺の言葉を聞くと、不安そうだった表情が次第に和らいでいった。
となると、俺は十四の女の子連れて下着売り場をうろついてたのか。
あの日の俺は十四歳に興奮してたってのか。
そもそもの話、道端の十四歳の口に指突っ込んで、家に連れ込んで、一緒に風呂入ったり一緒に寝たり。
ヤバイ、いくらレイが普通の人じゃないと言っても、訴えられたら負けそう。
「……訴えないでね」
「訴えないよ!?」
じいさんはずっと笑い転げていた。
◇
「……本当は、レイカが望めば連れて帰っても良いと考えていた」
お互いに注文していた飲み物も空になり、そろそろお開きかと言う所でじいさんが呟く様に言った。
「家の者はみなレイカの事を忘れている。レイカは嫌がるかもしれないが、それでもうちに帰りたいと言うのなら、受け入れる用意は整っていたんだ」
「おじいちゃん……」
「だが今日こうして君達のやり取りを見て、その必要は無いと思ったよ」
じいさんは俺に向かって、深く頭を下げた。
「これからも、レイカの事を頼んでもいいかな」
「…………なーに勝手な事言ってんだ」
俺はそんなじいさんから目を逸らし、じいさんの気持ちなんて汲むつもりは無いと言わんばかりに立ち上がった。
「……へっ」
俺だって考えた。かつて一緒に暮らしていた相手と再会して、レイが帰りたいと願ったら俺はどうするべきかと。
だが実際にその事を話題にあげられたら、俺の気持ちは一つだった。
「わわっ!!」
俺はレイの肩を抱き寄せ、じいさんに向かって高らかに宣言してやった。
「レイはとっくに俺の大事な家族だ。頼まれたって返してやらねえよ!」
「か、かいと~~っ!?」
俺の腕の中で恥ずかしそうに、若干嬉しそうな声を上げるレイ。
ついさっきまで真剣な顔をしていたじいさんも、こればっかりは呆れるように笑っていた。
「ならば、私からはもう何も言うまい!」
じいさんは全ての憂いが晴れたような顔で立ち上がり、机の端に置かれた伝票を奪った。
「あっ、オイ!」
「せめてもの感謝の気持ちだよ。ささやかだがね」
そう言ってレジに向かうじいさんは最後に振り向き、一言だけ訊ねて行った。
「レイカ、君は今幸せかい?」
「っ…………」
じいさんの質問に、レイは迷うことなく元気に返事をした。
「……うんっ!!」
「……ほっほっほ」
それだけ聞くとじいさんは満足そうに笑い、去っていった。
「行っちまったか」
「そうだね……」
店内に取り残された俺とレイは、顔を見合わせて微笑み合う。
「ああは言ったが、たまには顔見せに行ってやれよ。じいさんなんていつまで生きてるかわからねえんだし、元の家ならお前も場所知ってんだろ?」
「大丈夫、わかるよ」
「ならいい」
じいさんともう一人、過去の清算が終わって表情が一層明るくなったレイの手を取った。
「俺達も帰ろうぜ、俺達の家に」
「えへへ……帰ろ!!」
ここへ来る時はあんなに重かった足取りも、今はとても軽やかだ。
あれだけの重荷を全て降ろせたのだから当然か。
その分新たに預けられたものは軽くはないけれど。
少なくとも背負ってて悪い気分はしなかった。
鬼咲麗華(キサキ=レイカ)・2
実年齢:14歳
性格:表向きは明るく無邪気で人懐っこい。
・内面は寂しがり屋で怖がり、大切な相手との繋がりを深く求める。手段は問わない。
過去に一度、自分の世話をしていた老人(鏑木賢友(カブラギ=ケンユウ))を殺害してしまったと思い込み逃走。葛藤の末に経緯をカイトに打ち明ける。
後日一命をとりとめた老人と再会し和解。
両親は既に他界している。
父:松葉
母:涼華
なお父はカイトによく似ているらしく、カイトに父の面影を見ていた時期もあった。
父は赤髪、母は白髪。レイカは二人の血が混ざりあった桜色。
無自覚にMの傾向がある。




