第九話【保健室の紗霧ちゃん・二】
「いやはや、ひどい目に遭った」
「ほぉ……ずいぶんな言い草じゃねえかよ」
口元を拭いながら冷や汗を垂らし、苦笑いする紗霧ちゃん。
あくまで被害者面を貫く紗霧ちゃんを前に俺の額にもピキピキと血管が浮かび上がる。
「だ、だってレイカ君があんなに絶賛していたんだよ!? 同族が虜になる味なら誰だって試してみたいと思うじゃないか!!」
「それはわかってんだ。その被害者面はどういう事だって聞きてえんだよ……」
「怖い!」
今にも立ち上がって胸倉をつかみそうになる俺を何とか抑えようとする紗霧ちゃん。
「ほ、ほら! お詫びに何でも相談に乗ろうじゃないか!! 当初の目的はそれだったろう!?」
「元々相談の対価に血をやるって話だったじゃねえか……えぇ?」
と言ってもこのままでは話が進まないどころか始まりすらしないのは明らかだった。
仕方ない、ここは俺が大人になろうじゃないか。目の前の金髪が俺の何十倍生きてるのかは知らないが。
「……はぁ、んじゃ話すけどさ…………」
「ふ~む、なるほどねぇ……」
俺の話をようやく聞いてくれた紗霧ちゃんは、腕を組んでふんふんと相槌を打っていた。
「随分贅沢な悩みな事だ」
「俺だってそう思うよ」
さっきまでの情けなさや弱々しい顔はなりを潜め、真剣に向き合ってくれている紗霧ちゃんに俺も正直に語る。
「ヒナもレイもすげー良い奴でさ。俺なんか釣り合わないだなんてネガティブな事言うつもりはねーけど、泣かせたくも傷つけたくも無いんだよ。どっちも」
「これまたお優しい事で」
「なあ、俺どうしたらいいかな。俺の代わりに選んでくれってんじゃない、どういう風に向き合ってやったらいいのか知りたいんだ」
「ふーむ…………」
ようやく頼りがいの出てきた紗霧ちゃんに、ありったけの弱音をぶつけた。
いつもは軽そうな紗霧ちゃんも今回はじっくり考えてくれている様子だった。
「そうだねぇ……神上生徒、君は……」
じっくり考えて、唸って、結論を出してくれたのか、俺の目を見てキッパリと言った。
「何もしなくて良いんじゃないか?」
「……………………」
真剣に紗霧ちゃんの言葉を聞いた。
聞いて、頭の中で整理して、自分の心に落とし込んだ。
「…………あぁ!?」
その結果俺から出力されたのは怒りに満ちた声だった。
「おいふざけんなや紗霧ちゃんよォ……こっちは藁にも縋る思いでここへ来て、ただでさえ貧血で不足気味の血までやって、あまつさえ加害者扱いを乗り越えてやっと手に入れた答えなんだぞ……? んな適当な返事で俺が納得するワケ……」
流石の俺も身を乗り出してしまった。
今度こそ胸倉をつかんでしまいそうだ。紗霧ちゃんに向かって手が伸びる。
「適当なんかじゃないさ、私の経験に基づく極めて現実的な答えだ」
瞬間、俺の手がぴたりと止まる。
紗霧ちゃんの口調がいつもの軽薄なものでは無いと察したから。
「良く思い返したまえ。白銀生徒とレイカ君は君に何かを求めたのかい?」
「それは……」
紗霧ちゃんに言われ、俺は二人の言動を思い出す。
ヒナの時は、好きだと伝えたかったがまだ付き合えない、だから俺に好きになってもらうと言っていた。
レイはただ好きだと言ってきただけ。その時に俺がどう思っているのか訊ねて来たがそれ以上は無かった。
どちらも今すぐ結論を出して欲しいとは言っていなかった。
「い、いや! だけど……」
だからと言って二人の好意に甘えたままだらだらと過ごすのは二人に失礼な気もする。
「二人に失礼かい? そんな事は無いさ。逆に深く考えないで返事をする事の方が何倍も失礼だ」
そんな思考も、俺の心を読んだかの様な鋭い指摘に振り払われてしまう。
「それにねぇ、こういう問題の答えは出すものじゃない、出ているものさ」
「……と言うと?」
「考えてみたまえ。君は今、二人の女子に取り合われている状況だ。言ってしまえば戦っているのは白銀生徒とレイカ君、神上生徒は景品な訳だよ」
「景品……」
言い方は気に入らなかったが、状況の説明としては満点だったので何も言えなかった。
「景品そのものが勝者を選べるかい? 無理だ、そんな事は許されていない。景品は常に勝者の手に渡るのだよ」
「……それは、俺に結論を出すなって言ってんのか?」
「言っただろう。出すものじゃない、出ているものだと」
紗霧ちゃんは喉を潤す様に輸血パックに刺さったストローを吸い、一呼吸おいて続けた。
「今回における勝負とは君に好きになってもらう事だ。女性として、彼女として、伴侶として選んでもらう事だ。そして勝負の内容が君へのアプローチ、つまるところの好感度稼ぎだね」
「うわぁ、身も蓋もねぇ……」
「彼女達はひたすら君の好感度を稼ぎ、先に君からの告白を貰えれば、すなわち君の理性を先に崩した方の勝ちと言う訳だ。第一、勝手に向こうが好きになったと言うのにこっちが悩むのは変な話だろう」
「いやもうちょっと言い方をだな」
色気も何もない言葉選びに若干萎えつつ、それでも言いたい内容はしっかり伝わってきた。
「それにだ。自分達の言動が君を悩ませていると知った時、彼女達はどう思う?」
「……あいつらなら、責任感じるかもな」
「だろう? だったら君は普段通りで居るのが一番彼女達の為になるんだよ。彼女達が好きになったのもそういう君だろう?」
「…………かもな」
不思議だ。紗霧ちゃんの言葉には説得力があった。
全ての人物の視点に立ち、それぞれにとって一番必要な行動を説明し、俺に助言をくれた。
あれだけ俺を悩ませていた頭のもやもやが一気に晴れた気がした。
「恋なんてものは頭で考えてするもんじゃない、落ちるもんだ。だから君は精々彼女達の胸の中に引きずり落とされるのを待ってればいいのさ」
「……サンキュ、紗霧ちゃん。なんだかんだ言って、保健室に来て正解だったよ」
いつも通り、か。
確かにそれでいいのかもしれない。
簡単に割り切る事は出来ないかもしれないけど、そこまで思い詰める必要も無かったのかもしれない。
「……あ、もしまた悩んだらまた来てもいいか?」
「もちろんだとも。保健室の扉は迷える生徒達の為にいつでも開いているからね」
聞きたい事も聞けたので保健室を出ようとした時、忘れかけていた新たな疑問が浮かび上がってきた。
「そうだ。最後にもう一個だけ聞きたいんだけど」
「今日は迷惑をかけてしまったからね、聞こうじゃないか」
保健室の扉に手をかけたまま、若干ひきつった顔で振り向き、ド直球に訊ねた。
「……俺の血って、そんなにまずいの?」
◇
「あ、カイト! 今日は遅かったんだね」
保健室を出た俺は教室で待っていたヒナに声を掛けられた。
紗霧ちゃんがのたうち回っていたせいでホームルームギリギリになってしまった。
「ちょっと寄る所あってさ。あ、今日も弁当助かる」
「今日は野菜も沢山使ったけど、残さず食べてね」
そう語るヒナの顔は旦那を気遣う新妻のような印象を受けた。
いや、俺がそういう視点でヒナを見るようになったからだろうか。
それとも俺が気付いていなかっただけで、周りからはずっとそう見えていたのだろうか。
ずっとヒナは俺を気に掛けてくれていたんだろうな。
「残すわけねえだろ。せっかくヒナが作ってくれたんだ、頼まれたって残さねえよ」
「っ……カイト?」
途端にヒナへの感謝の気持ちが溢れて来て、思わずヒナの頭を撫でてしまった。
心に余裕が出来た分、ヒナの事を考えられるようになったからかもしれない。
「俺、ヒナの作る弁当大好きだからさ。これからも続けてくれたらめっちゃ嬉しい。いつもありがとな」
「あっ……ふぁ……」
「ヒナ?」
ヒナの頭を撫でながら感謝の気持ちを伝えた所、ヒナの顔が見る見るうちに茹で上がってしまった。
「……ビターン!」
「ヒナ!?」
そのまま限界を迎えたヒナは勢い良く倒れ込んでしまった。
「キャーーッ!! 委員長!?」
「委員長大丈夫!?」
「ちょっと神上君!! 一旦離れてて!!」
「あ、おう!!」
すぐさま駆け寄ってきたヒナの友人達に抱えられ、ヒナは保健室へと運ばれていった。
「あーあ、やっちゃったねぇカイト」
「あ、ミノ。アユは……まだか」
呆然と立ち尽くす俺に声をかけたのは、頬杖を突きながら一部始終を眺めていたミノだった。
「カイトさぁ、委員長に告白されたんじゃないの?」
「…………俺、お前に話したっけ」
「いいや? でもさぁ……」
ミノはニヤニヤしながら俺の手元を指差す。
「毎日それ見せられて、何もありませんでしたは無理があるんじゃない?」
「……仰る通りで」
ミノは細かい所もよく見てる。俺は素直にうなずく事しか出来なかった。
毎朝愛妻弁当を受け取る事を細かい所かどうかは置いておいて。
「好きな相手からあんな甘い対応されたら年頃の女の子はキャパオーバーしちゃうよ」
「甘い……? そうか……そうかな、そうかも……」
自分の手の中にある弁当箱をじっと見つめた。
そうだよな、ヒナは毎朝早起きして俺に弁当を作ってくれるくらい俺を好きなんだ。
距離が近すぎるのも良く無いのかもしれない。
「はよーっす。今委員長運ばれてったけど、なんかあったのか?」
「おはようアユム。何にも無かったよ」
ホームルームギリギリに登校したアユが不思議そうな顔で俺達を見比べる。
「ただちょっと血糖値が許容量を越えちゃってただけだよ」
「血糖値?」
「そ、そう言う事にしとけ」
「うーん???」
ただ一人何も理解していないアユと共に俺は自分の席へ向かった。
ホームルーム中、ミノ含めアユ以外の全てのクラスメイトから生暖かい視線を向けられ、何とも居心地が悪かった。
まあ、俺のせいか。
◇
「ただいまー」
学校も終わり、自宅へ辿り着く。
出る時は頭がいっぱいで気が重かった玄関も、今はだいぶすっきりしていて違う場所のように思えた。
「かいとおかえり~!」
レイは俺を玄関まで迎えに来ると、バッと両手を差し出した。
「な、なんだよ?」
「えっとね……そうだ! 鞄と上着をお持ちします!」
「あー、そう言う事か……」
レイの申し出に俺は素直に鞄とブレザーの上着を手渡した。
レイはそれを受け取ると、嬉しそうに俺の部屋まで運んで行ってくれた。
「……またドラマかなんかの影響か?」
「バレちゃった? 今日見たドラマでね、女の人が旦那さんにこうしてたんだ~」
レイは俺が居ない間ほとんど家に居る。
一人で家に居るとなれば、テレビを見るくらいしかやる事も無いだろうし、自然とそういう知識が増えていくのも無理ないだろう。
「こうしたらさ、カイトもあたしの事奥さんだと思ってくれたりしないかな~って、思っちゃったり?」
「…………十年はえーよ」
「わぷぁっ!」
俺の前に屈んで表情を窺ってくるレイの頭をわしづかみ、ぐりぐりと振り回してやった。
言った通りだ、十年早い。
十年後の俺じゃないと、レイの振る舞いに耐えられそうにないんだ。
「まあいいや。レイは今日何食いたい? つっても冷蔵庫の中身次第だが……」
「あ、それだけどね……」
俺の手を押し退けて、レイが再び俺の顔を覗き込んできた。
今度は満面の笑みを浮かべながら。
「なんと今日は……ご飯もお風呂も用意してあります!」
「なっ、マジか!?」
驚いて浴室を覗くとほんのり熱気を感じ、浴槽にお湯が張り終わっている事を表していた。
キッチンの方はと言うと、ボウルに盛り付けられて丁寧にラップがかけられたサラダ、鍋には完成済みで温めるだけの状態になった煮物が用意されていた。
「レイ、お前……料理出来たんだな」
「すごいでしょ~! 見直した? 好きになった?」
「出来たのに今まで全部俺にやらせてたんだな」
「あれー!?」
素直に感心して褒めようとした瞬間、過去のレイの振る舞いがフラッシュバックし、感謝と同じくらいの大きさの怒りが込み上げてきた。
「ま、また掴まれる!!」
「……はぁ」
「あたっ! あれ?」
レイが予想した通り、もう一回わしゃわしゃしてやろうかとも思った。
しかし、なんだかんだ感謝の方が上回ってしまったので、デコピン一発で許してやることにした。
頭を守るばっかりで、ちっちゃいデコがフリーだったのもあって。
「……ま、これからは手伝ってくれると助かる」
「……わかった! へへ……」
レイは元気のいい返事をすると、俺にデコピンされた額を愛おしそうに撫でた。
なんだその緩んだ口元は、もうちょっと抗議する様な顔したっていいんだぞ。調子が狂う。
「……あー! すっかり忘れてた!」
すると今度は急に大きな声を出したレイがかしこまった様子で俺の前に立った。
「……おかえりなさいあなた! ご飯にする? お風呂にする?」
「……………………」
「それともあたぁぁぁぁぁぁあああああ!!?!?!?!!?!?」
最後まで言わせる前にこめかみを掴んでリビングまで引き摺って歩いた。
本当、やめてくれ。
今の俺には効いちゃうから。
◇
レイの料理の腕は中々の物だった。
煮物とサラダ、料理の工程としてはそこまで複雑なものでは無いし、繊細な味付けの物でもない。
それでも俺の為に作ってくれていたのだろうと思うと、やはり嬉しいと思うのが当然の反応では無いだろうか。
家に帰って温かい風呂と夕食が待っている、その事実が胃袋よりも心を満たした。
「なあ、レイ」
入浴も終え、後はレイに血を与えるだけと言う所で、レイに聞きたかった事を訊ねた。
「ちょっと今日聞いちゃったんだけどさ、俺の血って……まずいのか?」
「がぶっ!?」
「いってぇ!!」
質問した瞬間、動揺したレイの牙がまだ麻酔の効いていない首に刺さった。
「わっ! ごめんカイト!! ちょっとびっくりしちゃって!!」
「い、いや、大丈夫……驚かしたのは俺だからな。つーか驚いたのね……」
間違えて飼い主を噛んでしまった飼い犬が傷口を舐める様に、レイは俺の傷口を入念に舐めていた。
程なくして唾液の鎮痛効果が効いて来て、噛まれた痛みも消えた。
「っつー事はやっぱまずいのか、俺の血」
「…………ちぅー」
レイは何も答えなかった。ただ普段通り俺の首筋から血を飲むばかり。
「……………………」
レイはいつも当然の様に俺の血を吸っている。
たった一口口に含んだだけで全部吐き出してのたうち回っていた紗霧ちゃんに比べると、レイの反応はあまりに普通だ。
レイが無理しているようには見えない。しかしあの紗霧ちゃんの反応が大袈裟なだけだったとも思えない。
「ぷぁ、ごちそーさま」
「あ、おう」
どっちが正しい反応だったんだろうと思っていると、吸血が終わったレイが俺の首筋から顔を離した。
「…………えへへ」
非常に気まずそうな顔をしていた!
正しいのは紗霧ちゃんの方だったようだ!!
「……やっぱまずいんだな、俺」
「わ、わー! 違うの、待って!!」
血がまずかろうが、人間の俺にとって何もデメリットは無い。落ち込む必要などない。
それなのに二人の吸血霊鬼直々にまずいと言われ、不思議と悲しい気持ちになっていた。
「えっと……あたしは好きだよ? カイトの血」
「いいんだ、慰めてくれなくても……」
「そうじゃなくて、本当に!」
だんだん首がうなだれていく俺の顔を見つめる様に、俺の胸に手をついたレイが俺の顔を見上げてきた。
「……カイトはさ、例えば……一週間高級レストランで食べ放題のチケットと、あたしやヒナタさんが毎日手料理作ってくれるの、どっちが嬉しい?」
「なんだそりゃ。うーん、そうだな……」
突然の質問の意図が掴めないまま、とりあえず答える為にその状況を想像する。
「……確かに値段とか食材とか、滅多に食えない事考えたら高級レストランも魅力的だけど……嬉しいかどうかって言ったらやっぱ手料理かな。俺の事好きって言ってくれた奴が作ってくれたなら、尚更」
高級レストランで出される料理と言うのは、きっと誰が食べても絶品なのだろう。
それでもやっぱり俺の事を知って、俺の事を思いながら作ってくれた料理の方が俺にあってるし、何より嬉しい。
「あたしもね、そうなんだ。きっともっと美味しい血の人はいっぱいいると思う。でもあたしにとってカイトの血は命を救ってくれた血だし、毎日飲ませてくれる血だし、大好きなカイトの血なの」
そう言ってレイは俺の首筋を指でなぞった。
血を与えてくれた俺を愛おしく思う様な手つきで。
「だからあたしは、カイトの血があればそれでいいの!」
「…………そうかよ」
俺が血を与えるのはほとんどがレイだ。
そのレイが俺の血で良いと言うのなら、これ以上気にする必要は無いのだろう。
唯一の愛飲者が気に入ってくれているのならそれでいいじゃないか。
「…………まあ、それはそれとしてだ」
ここで終わればいい話だったかもしれない。
だが今の話は、結局俺の質問に答えた訳じゃない。
「やっぱりまずいんだな、俺の血は」
「…………」
スッと目を逸らされた。
「なぜ目を逸らすレイ。やっぱりまずいのか、まずいんだろ」
スッと俺の上から立ち上がられた。
「どこへ行くんだレイ。まだ質問の答えを貰ってねえぞ」
スッと自分の部屋に向かわれた。
「待て、待ってくれレイ。どんくらいまずいんだ。もしかしてなんだが、お前が毎日血を吸うのって……まず過ぎて一回にたくさん飲めないからか」
「……………………」
「……………………」
ダッと逃げる様に駆け出した。
「待て、行くな、逃げるなレイ。正直に答えろ。図星なのか。マズいから毎日少しずつ飲んでるのか。レイ。なぜ黙るレイ。レイ」
結局そのままレイを捕まえる事は出来ず、質問の答えを貰う事は出来なかった。
答えない事が最大の答えだろうと言うのは考えない。
ただ、俺にあんなに引っ付いてくるレイが自分から逃げ出してまで答えたくないのだと考えると、俺の血は本当にコメントに困るレベルでまずいのだろう。
その夜、俺はベッドの中で一人静かに泣いた。




