表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/201

5 力尽きる

どうぞよろしくお願いします。

 原隊員は苦笑して手を挙げつつ、鋭い声を飛ばした。

「終了! 小野田、お前帰ったら、組手な!」

 その言葉に小野田さんは「そんなー」と情けない声をあげて、がっくりして見せた。


「黒須ちゃん、ナイス!」

 私はへたり込んでいる黒須ちゃんの方へ走って行って、引っ張って立たせる。

「私達、生き残れた!?」

「うん、何とか助けが来るくらいは時間稼げたんじゃない?」

「わー、アレクー!!」

「黒ちゃん、よく頑張ったね!!」

 私達は抱き合った。


「さすが早瀬中佐のお嬢さんだ。

 お父上から?」

 原隊員がこちらに歩いてきながら、聞いてきた。

「はい! ナイフは習っていませんが。護身術的なものは!

 ナイフの使い方は、相手の小野田さんの使い方を見て!

 逆手の方がナイフが飛ばされにくいのではないかと思い、マネしてみました」

「なるほど、小野田のマネをね」

「はい、だから、小野田さんは今日の私の一番の先生です!

 ありがとうございます!」


 小野田隊員が脇腹をさすりながらこちらに来た。

「とどめの背中より、こっちの方が痛かったよ。

 さすがだ。強いな」

「ありがとうございます。

 力の差はすごく感じたので、黒須ちゃんと作戦立てたんだよね!

 山野井くんが頑張っているのを先に見られたっていうこともラッキーでしたし。

 良かったです」

 山野井くんが『へへっ』と照れくさそうに笑った。

「なら、私達のおかげってことね!」

 美咲が言って……。

 みんな、シーンとしてしまったんだけど……。


 ロッカーまでまた走らされて、装備品をしまう。

 ナイフもちゃんと正規品を入れておく。

 そして、また美咲と山野井くんと合流して病院の中を案内してもらう。

 薬の場所、病室、検査機器、どのようなカルテを使っているか、などなど。

 うん、早瀬製薬で行っていた病院とほぼ同じ。これなら大丈夫そう。

 私の心配は応急手当だ。ほとんどやったことがない。

 その場で素早く判断ができるように勉強しないと。そして、その判断に伴う技術を。


 病院勤務のB班の日中番の人達と顔合わせもできて、そこでも紹介後に父とハヤトのことを聞かれた。

 美咲が『私は早瀬製薬の社長の娘で、早瀬准将の姪ですっ!』って、何度か言ってたけど。

 なんか『そう!』ってスルーされちゃってて。イライラしているように見えた。

 ああ、山野井くん、できるだけ巻き込まれないように逃げて……。

 

 山野井くんはB班に男性医療士がいて、その先輩と同室になったんだって。それは良かったんじゃない?

 その後、また班ごとの行動に戻り、私と黒須ちゃんは、早めに宿舎に戻ることになった。

 早めに夕食を食べて休むようにということだ。

 確かにずっと移動だったからね。

 時差とかもあるだろうし。

 でも、疲れているから、ぐっすり寝られそう。

 

 宿舎で牧野さんが食堂の使い方を教えてくれ、一緒に夕食を食べた。

 共有スペースのルールなども教えてくれ、そこにはお湯のサーバーとかあることなども教えてもらう。

 共同の大浴場もあるそうで、そっちを使っても、部屋の風呂を使ってもいいと言われる。


 黒須ちゃんと部屋に戻る。

 黒須ちゃんが部屋の風呂を使いたいとのことで、私は大浴場の方へ行った。

 早目だったから、誰もいなくて良かったよ。

 戻ってきて、明日の服の用意をして、目覚ましかけて……。スマホを見たらハヤトから連絡が来ていた。

 小野田さんと原さんに褒められたと。

 今度、私と試合してみたいとあって、笑っちゃった。

 で、打ち返そうとして、もうだいぶ眠くなってて『おやすみ』だけ送って、力尽きた。

読んで下さり、ありがとうございます。

今、過去作の『今世と現世と罪と罰』『転生先で前世の初恋の彼(以下略)』の読み直しを久しぶりにしているんですが、何度かチェックしているはずなのに、まだ誤字脱字や表記揺れがあって……、ポチポチ直しています……。

ああ……。

それでこちらの文字打ちが遅れてます。明日の朝の投稿はゆっくりになる予定です。

これからもどうぞよろしくお願いします。

完結した他の作品もこうして手直し頑張っているので、読んで頂けたらうれしいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ