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57 愛している人

どうぞよろしくお願いします。

えっと、またまたそんな展開です。

苦手な方はスルーでお願いします。

 朝、ベッドの上で目を覚ます。

 えっと……。

 夕食を食べ終える頃、早乙女中尉が来て、帰って、そのまま玄関の廊下で……。

 自分でハヤトに全て任せてしまおうとしたのに、改めて考えると……恥ずかしい……。

 廊下の床で私が何度かごちごち頭をぶつけてしまって、ハヤトが抱き上げてベッドまで……。


 はっとして、ベッドから足を下ろして目隠しのカーテンを開いて、リビングを通して廊下を見ると間のドアも全開で、脱ぎ散らかした服や辞令の紙まで廊下に散らばったまま、テーブルの上は食べ終えた紙コップや包み紙がそのまま……。


 うひゃー、なんてこと!

 うわ、歯も磨かず、風呂にも入ってないっ!

 私は慌ててベッドから立ち上がろうとして、後ろから引っ張られてベッドに横になっていたハヤトの身体の中にぽすんと収納されてしまう。

「リア、おはよう」

「は、ハヤト、おはよう……」

 その玄関でいたしてしまったことを思い出して、ぶわっと赤くなってしまった。

「ふふ、かわいい、リア。 

 昨日は無理させて、ごめん。

 どうしても、あの場で、すぐ、リアを抱きたくなって……」

「いや、無理とか! 気持ち良かったですからっ!」

「……誰にも、もう触れさせないから」

 私はそのハヤトの声にはっとする。

「私……、私もハヤトを守りたいです」

 ハヤトの私を抱く腕が緩んだ。

「リア?」

 私はぐいっと身体を回転させハヤトと向かい合う。

「ハヤトが私を守ってくれるのはうれしい。 

 でも、私もハヤトを守りたいって思ってること、知ってて欲しい」

「うん、ありがとう」

「……、あ、無理だろうと思ってますね!?」

「いや、その、全く無理とは……」

「私は早瀬冬馬の娘です!

 自分の身を守る護身術くらいは父に習っています!」

「え?」

「だから、本当に不快なら、触ってきたそこいらの男なら撃退するくらいはできます」

「……俺にしてこないのは?」

「当たり前でしょう! 愛している人だもの」

 ハヤトの顔が赤くなって緩んだ。

「……愛してるって、本当に……」

「本当ですよ。好きから始まって、今はもう愛してます。だから、守られるだけじゃなく、守りたい」

「リア!」

 ぎゅうっと抱きしめられた。

 ん?

 なんだか下の方がぐいっと何かに触られてる。

 ハヤトの両手は私を抱きしめてるよな?

 え?

 私はそれを見下ろしてしまう。

 わ、ハヤトの!?

 ばっちり見えてしまった!

 今まで、薄暗いところでっていうか、ちらりとしかっていうか、なんとなく恥ずかしくて、見てなかったんだけど……。

「あ、ごめん。まだ時間あるよな」

「え?」

 ハヤトがそれを私のその下腹部にあててきて、朝の光の中で全部見えてるってことはハヤトにも私の全部が明るく見えてるってことで……。

 恥ずかしさでキューッとなる。

 でも、ハヤトの身体に触れらているところから快感が溢れてくるような、お互いを求める強い感情が……。

 私はハヤトの身体に自分の身体を擦り寄せるみたいに抱きついて動き始めていた。

 や、こんな自分、初めて……。でも嫌じゃない。


読んで下さり、ありがとうございます。

すいません、次話まで引きずりませんので、お許し下さい。

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