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45 図書室

どうぞよろしくお願いします。

 日曜日、月曜日と仕事で出勤し、なんとなく通勤と仕事の流れに慣れてきた。

 本部の建物の位置や中の部署や動線、食堂や売店のこともわかってきて、私一人で動き回ること増えてきている。

 図書室もあって!

 資料としての本以外に、小説とか料理の本や雑誌もあって!

 なんと女性のファッションやメイクの雑誌もあった!

 興味はあるけど、職場で読むには抵抗あり、でも昼休みだし、化粧品について知りたかったので、パラパラと眺めた。

 素敵だなと思ったワンピースが、15万円!?

 うわっ!!

 ハイブランドって奴?

 私は雑誌を閉じて、書棚に戻した。

 なんだか平和だ。

 防衛隊の第三師団に入団したら、死ぬような目に合わされると思ってたのに。

 でも、アラスカダンジョンの現場では何か起こっていて、それで父は……。

 今、ここですぐ何かをすることはできない。

 井狩総班長からは、こちらから発送する培養液には異常がない、つまり、無色透明な正規品だということと、現在の現場での培養液のことも確認してくれたそうだが、異常はなかったそうだ。

 つまり、あの大規模な戦闘の前後だけ、なぜかピンクがかった培養液になっていたということらしい。

 早瀬製薬は関わっていないのか?

 美咲は現地に行くのだもの。社長である叔父が停止したとか?

 うーん……。


 私は料理の本を借りて、研究室に戻る途中に声をかけられた。

 知らない女性だ。私と同じ灰色の生地の制服を着ているから志願で、医療士の制服とはデザインが違うから、事務職かな?

「早瀬医療士!

 その、お話と、ちょっと手を貸していただけないでしょうか?」

 名を名乗れ! とは言えないけど、何かあったら困る。

「所属とお名前を教えていただけますか?」

 相手がぎくっとした。

 ハヤトに言われていた。

 仕事や手伝いと声をかけられても簡単について行かないようにと。そして、所属と名前を聞けと。

 何か悪いことを考えている者ならば、狼狽するだろうと。

 教えてくれたらスマホでその内容を送るようにとも。

 私はスマホを取り出し「上司から、研究室以外で話をしたり仕事を手伝って欲しいと言われたら、所属とお名前を知らせるように申しつけられているので教えて下さい」ともう一度、丁寧に説明した。

 彼女は「もういいわ……」と言って、私の後ろを見た。振り返ると、廊下の角にもう一人、灰色の制服の女性。

 私はそちらも見ながら、首を傾げた。

「大丈夫ですか?

 人手が足りないなら、秘書課の早乙女少尉に伝えることもできますけど?」

 彼女はパッと顔を上げ、噛みつくように言った。

「けっこうです!」

そして、もう一人の女性の方へ歩いて行ってしまった。

 私は小さくため息をついて、研究室へと歩き出した。実は本部では私の父のことを知っている人が多く、ハヤトと私のことはある程度上官の方達からは好意的に見られていると。

 若い隊員、それに志願してきたばかりの新人だと私の父のことは知らないから……。

「早瀬医療士!」

 研究室前で声をかけられた。

 早乙女中尉ともう一人、中尉の部下かな?

「なかなかうまくあしらっているようでなにより」

「見てたんですか?」

私は苦笑してしまう。

読んで下さり、ありがとうございます。

パソコン、Wi-Fiを認識しなくなってしまって……。なんでしょうね?

ネットに繋がらないと書けません……。

スマホでぽちぽち書いてるため、投稿が少なくなっています。

しばらく、ゆっくり投稿になると思います。

どうぞよろしくお願いします。

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