31 朝の準備
どうぞよろしくお願いします。
その時、ハヤトが起きて来て……。
「おはよう、リア」
「おはよう、ハヤト。もう6時?」
「まだ……、6時少し前……。風呂……」
「あ、お湯、私が入った後だけど、温まるくらいなら入れるよ」
「ありがとう」
あ!
「ハヤト、洗濯物、ベランダに干せる?
下着とかもあるんだけど……」
「ベランダの下の方に干せるところがある。
外から見えないように気をつけて」
「わかった! ありがとう!」
ハヤトは風呂に入り、私は脱水が終わった洗濯物を抱えてリビングに戻り、手早く畳んでから、ベランダに出てみた。
下?
ベランダの柵というか壁より低い位置に物干しがついてる。
そこにピンチがついてる洗濯干しがあった。
それに下着や靴下を手早く干し、ハンガーもあったので、Tシャツに使って干した。
これでよし!
台所に行き、目玉焼きとアスパラガスの炒め物とトマトだと昨日と同じだから……、捜すとキウイがあって、それを切ってワンプレートに。
ひとりはワンプレートにできたけど、もうひとりはツープレート、です。
それにパンとバターを添えた。
えーと紅茶とかないのかな?
探してたら、インスタントのスープを見つけ、それをハヤトはマグカップに、私は湯飲みに入れてお湯を注ぐだけにした。
風呂から出てきたハヤトと朝食を食べる。
「ハヤトは好き嫌いない?」
私は今更な質問をして……。
なんか、順番がおかしいよな……、私達って。
「今のところ嫌いな、食べられないものはない」
その返事に笑った。確かに、まだ知らない食べ物が嫌いかもしれない。
でも、今のところは大丈夫ってことだ。
食べ終えるとハヤトが皿を洗ってくれるというので、私は書斎の方に制服を着替えに行かせてもらう。
ハヤトと入れ替えに書斎を出て、ベッドサイドで仕事の時に使っていたカバンに本部の書類や筆記具を入れた。昨日は大きなカバンの中にこのカバンごと入れちゃってたので、財布とか書類の封筒に入れてた身分証も確認した。
これでよし!
ハヤトもリビングの方に軍服姿で出てきた。
なんか……、昨夜、あんなに抱き合ってというより、もうお互いその……、まあ、カッコよく見える。
うん、昨夜、あんなことやこんなことしてた人には見えないな……。
そんなことに変に安心した。ということは私もそうは見えない、はず!?
でも、ベッド……、シーツの替え……。帰ってきたらやるか……。
ハヤトがベッドの掛け布団を足の方に畳んでくれ、シーツを剥がしてくれた。
「洗濯カゴに入れとこう。明日洗おう。替えはある」
私は頷いた。
明日は土曜日で、休みになるはず。
読んで下さり、ありがとうございます。
なんだか、リアは素直だけど、あんまり感情を外に出さない感じの子みたいです。
ハヤトもどうもリアのことを掴み切れていないのと、すでにあんなことはしてるのに、ちょっと遠慮してます。嫌われたくはないし……。でも、もっと甘やかせてやりたい気持ちはあるのに、リアが淡々としてるので、ね。




