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28 なんて聞いたら

どうぞよろしくお願いします。

 私はカバンの所に行き、写真立てを取り出して、ハヤトに見せた。

「この写真、ここに飾ってもいい?」

「中佐と奥さんと、リア?」

「うん、4、5歳くらいの時、日本へ戻ってくる前だね」

「……ギリシャ?」

「うん」

 

 ハヤトは棚の上の花のそばにそっと置いてくれた。

 いいってことだね。

「ありがとう」


 カバンの中から身支度を整える物を出して、洗面台などにしまわせてもらう。

 後は……本とか。

 ベッドの壁にくり抜いたような棚があって、そこに本や書類は一時的に置いておいていいことになった。

 アルバムなどはクローゼットにしまっておくことにする。大きなカバンも畳んでしまう。

 いつものカバンもベッドの所に。


「片付いちゃった。ありがとう。

 目覚まし時計はハヤトので一緒に起きればいいよね。

 明日は何時に出るの?」

「車だと、7時には出た方がいいな」

「了解!

 6時に起きよう。セットお願いします。

 で、お先にお風呂どうぞ。

 私、書類読まなきゃ。

 まだ本部のこともわからない」

「……じゃあ、先に入ってくる」

 

 見送って、棚から書類を取り出し、リビングの方へ行き読み始めた。

 手続きとかルールとか……。

 髪のことも書いてあった。

 理容室兼美容室があり、本部にいる時は、特に身だしなみには気をつけることとある。

 1ヶ月空いてれば、いつでも利用できるそう。料金はかからない。職場持ちってことだ。

 職業柄、髪染めはNG。

 認められるのは、志願、当番で入隊する時にすでに染めている場合、そのまま様子を見る時と地毛に近い色に染め直す時と白髪染めの時。

 こんなことまで文書にするって大変だな。

 スマートフォンやパソコンの貸与もあった。

 お、これ借りたらいいんじゃない!?

 宿舎についても、所属先から指定された所、家族や婚約者のみ同居を認める……。

 ……婚約者ってことなのかな?


「出たけど、風呂入れ直すか?」

 リビングに戻って来たハヤトが言った。

「いや、なんで!? 大丈夫です。続けて入るよ」

 私は書類を片付け、タオルの場所を聞いて、クローゼットから下着を取り出して準備して置き、風呂に入った。

 あー、昨日、いや、今朝シャワーだけだったから、気持ちいい。

 えーと……、あれ、今日もするのか?

 ん?

 なんて聞いたらいいんだ?

 うーん?

 風呂から出ても、下着だけ変えて、またジャージ。我ながら色っぽくないよねー。

 でも、ないもの。下着も洗いたいな。替えがさ……。明日の朝、洗って干すとか?

 洗濯機はある、でもいつ回していいんだろ?

 そんなことを考えながら……歯を磨き、リビングに戻った。

読んで下さり、ありがとうございます。

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