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告白の言葉は「私を抱いていただけないでしょうか?」でした。  作者: 月迎 百
終章 決着をつけるべき過去とこれからの未来
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17 陣痛?

どうぞよろしくお願いします。

この話を入れて、後5話で完結です!


 なかなか生まれてこない。

 まあ、予定日は1月10日なんでね。

 でも、食べるのも寝るのも……みたいな感じで、私は疲れ切っている……。

 

 部屋にひとりでいるのもなんで、そんな状態でもハヤトに頼んで研究室に出てきた。

 本部の方が広いから歩くのも楽しいし。

 大掃除の話になり少しずつ始めようとなり、私は資料室の棚を払って床のモップ掛けをのんびり自分のペースでやらせてもらった。

 明日はみんなで掃除して、30日からずらして長めに休みを取ろうという話になる。研究室は別に誰もいなくても困らないしね。

 亮さんは31日まで来て、1日から長く休みを取ろうかなと言っていた。

 明日も掃除なら、手伝おう。


 愛理さんが早上がりで一緒に帰った。

 早めにお風呂に入って、お腹を見ていると気持ちいいのかすっごくぼこぼこして「はいはい」と返事しておいた。

 ベッドよりソファに座ってうとうとしている方が身体が楽なんだよね。

 横になるとぼこぼこされるし、姿勢を変えるとか寝返りすらうてないから。

 トイレも少し近くて、寝てると起き上がるのも地味に大変。

 ソファでうとうとしてたらハヤトが帰ってきた。

「おかえりなさい……。

 ごめん、寝てた」

「寝れてて良かったよ。

 今日はソファで寝ようか、付き合うよ」

「えー、そんなー」

 

 昨日の残りのシチューを温め、食べてから、ハヤトが風呂に入る。

 ソファーに二人並んで、足元に毛布敷いて、布団を肩からと前からと掛けて……。

「ふふっ、温かい」

 私は頭をハヤトの肩というか腕に預ける。

 ぐいっと手を回して抱き寄せてくれた。

 赤ちゃんがぼこぼこした。

 ううっ……。でもやがて静かになって……。


「名前考えた?」

「うん……、候補はいくつか。

 顔見て、それから考えて決める」

「そうだね。

 男と女も考えてるよね?」

「男かも、だよね?」

「うん、そう言われたけど、生まれてみないとわかんないし」

 私はハヤトの身体に頬をすりすりした。

 ハヤトが屈んで頭を支えてくれ、キスしてくれた。

 ふふって笑い合って、またキスした。

 笑い合って、また寄り添う。

 ん、なんかちょっとお腹痛い?

 じっとしていたら治った。

 そのまま、うとうとしたんだけど、またお腹痛い……、なんて言うか、違う意味でどんどんされてるような。

「うう……」

「どうした?」

「ちょっと……」

 また少し我慢すると楽になる。

 あれ?

 時計を見る。んー。さっきのから3時間くらい間隔あるか。

「もしかして、陣痛の練習?

 もっと間隔が狭くなって、くり返しなら、本当の陣痛だね」

 またうとうとだけど、なんとなく気になって、そんなに寝られなかった。

 また来た!

 痛いだけじゃなくて、変な感じがする。

 ああ、これ来たかも!?

 もう明け方だった。

「朝になったら、着替える。

 入院の準備もほとんどできてるし。

 慌てないで、朝になったら病院に電話して相談してみる」


 また痛みは引いて、2時間後また痛くなる。

 まだまだだけど、次来たら電話しよう。


 着替えて身支度を済ませ、またソファに座る。

 ん、また痛くなった。

 1時間ってとこ?

 7時になったのでハヤトが早乙女夫妻に知らせてくれる。

 ハヤトの休みも伝えてもらわないと。

 病院へ電話を入れた。

 まだまだだと思うけれど、慌てずに来れる時にゆっくりおいでと言われる。


「もう少ししたら、病院に連れて行こうと思う」

「俺も行こうか!」と慌てたような早乙女さんの声。

 部屋に愛理さんが飛びこんで来た。

一臣かずおみは仕事!

 私が付き添う!」

「えー、俺も行きたい」

「大岡と一臣、ふたりも休んだら仕事、困る!」

 私、笑っちゃったよ。

 愛理さんがキッチンに行き、パンと果物とお茶を持って来てくれた。

「食べられる時に食べて!

 私も仕度してくるから!」


 私は食べられそうなものを口にし、ハヤトにも食べながら、仕度をしてもらう。

 うう、また痛くなった。確実に間隔が短く、繰り返してる。

 早乙女さんが出勤の格好で寄ってくれた。

「車頼んでおいたぞ!

 9時に下に来る」

「ありがとうございます」

 愛理さんも万全の態勢でやって来た。

「おにぎりにバナナにミカン!

 リンゴも持ったわ!」

「遠足かよ!」

「一臣は行けないからって拗ねない!」

 面白いのに、お腹がいたたた。

「アレクさん、がんばっ!」

 早乙女さんはそう言って出勤して行った。


読んで下さり、ありがとうございます。

後4話!

もう少しお付き合いをよろしくお願いします。


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