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告白の言葉は「私を抱いていただけないでしょうか?」でした。  作者: 月迎 百
終章 決着をつけるべき過去とこれからの未来
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13 悪魔は誰?

どうぞよろしくお願いします。

「ピエール、あなた、本当は強いんでしょ?」

 私の言葉に佐伯さんが「え?」と言う。

「フランスの防衛隊にいた時の所属、戦闘隊よね」

 ピエールがニヤリと笑った。

「知られているんジャ、隠す必要ナイデスネ!」

「うん、ないから。

 護衛の意味もあったんでしょ。

 ハヤトに言われてた?」

「んー、どちらかというと、サオトメ!」

「あー、了解です」


 佐伯さんが飛び掛かってきた男の手をねじ上げ突き放す。

 風の魔法を追加で送って、頭からテーブルに突っ込ませている。痛そー!

 ピエールもナイフを取り出して突きかかって来た男をさっと避けて首と背中に手刀を叩きこんでその場に潰したみたいにした。

 佐伯さん、私、ピエールの順でドアを通っていこうとしたら、銃声。

 ピエールが私の頭を抱えて低くさせる。

 ぐえっ。思わずしゃがんでられなくて四つん這いになってしまった。

「ゴメン、ダイジョブ?」

「うう、大丈夫じゃないかも!」

「そのまま、這ってきてください!」

 佐伯さんに励まされ、ドアを通り過ぎたら、後ろでピエールがドアを閉めた。

 え?

「行きますよ、アレクさん!

 っと、アレクさん!?」

 私はピエールが心配で、四つん這いのまま、ドアに張り付いた。

 再びの銃声に身を竦める。

 ピエールの「バカデスネー」という声が聞こえて安心する。

 その時、ドアの向こうから、大きな物を動かす音やガラスが割れる音! 

 フランス語の怒鳴る声に混じり「貴様ら! 何をしている!」「銃を置いて投降しろ!」と日本語の声が聞こえた。

 えっ、小野田さんとハヤトの声じゃない!?

「いやっ、やめて、アンタ!!」という美咲の悲鳴に、私は思わず立ち上がりドアを開けた。

 

 店の正面からフランスの警備隊が突入していて、警備隊員に混じりハヤトと小野田さんと原さんがカウンターの男と対峙していて、男は手に持った銃を捕まえた美咲の頭に突きつけている。

 佐伯さんに突き飛ばされた男もカウンターの方にジリジリ寄って行ってる。

 ピエールの叩きのめした男は気絶してるみたいね。


 美咲を捕まえている男は「来るな! こいつを撃つぞ!」とたぶん言っているんだろうなとわかる。

 仲間を人質って……。

 ピエールが慌ててこちらに来て「ニゲテテ!」と言った。

 でも、ハヤトがいるし、美咲は捕まって、銃を突きつけられてるし。

「あいつがボス。油断してタネ」

 その時、フランスの警備隊の銃声が一発。

 男の肩に銃弾が当たったようで、男は弾けるように肩から回るようにカウンターの中を吹っ飛んで倒れた。

「オミゴト!」

 ピエールが小さく喝采を送る。

 飛び込んでくる警備隊が、オロオロしていた男を確保し、カウンター内の男も取り合さえる。カウンターから美咲がふらふらと出てきた。

「リア、逃げろ!」

 ハヤトの声、こちらを見た美咲が銃を構える。

「あんたが、あんたが、私の全ておぉお、奪った悪魔! 許さない!!」

 私と同じ髪色で瞳の色で、なんとなく容姿も似ている女性が私を悪魔と罵って、銃口を向けている。

 あれ、私はあなたを悪魔だと……。

 佐伯さんが私を庇おうとし、低く飛びこんだ原さんが美咲の足を払い、美咲の撃った弾は天井に当たった。

 そのまま、確保される美咲。

 なんか、気持ち悪い……。お腹張ってる。

「アレクさん!!」

 佐伯さんの声。

 慌てたようにハヤトがこちらに走ってくるのが見えて……。

読んで下さり、ありがとうございます。

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