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告白の言葉は「私を抱いていただけないでしょうか?」でした。  作者: 月迎 百
終章 決着をつけるべき過去とこれからの未来
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9 美咲の現在

どうぞよろしくお願いします。

 亮さんはピエールをちらりと見てから言った。

「えっと、美咲さんは結婚したよ。いや、結婚とは違うか、内縁っていうか?」

 内縁?

「正式な結婚じゃないってこと?」

『あー!!』という表情のピエールと亮さん。


「美咲、何してるの? 今」


 亮さんがため息をついて話し出した。

「ピエールの所から飛び出して、フランス街のクラブのママに拾われて」

「クラブ?」

「あー、お酒飲むところ、女の人と」

 あ、ホステスさんってこと?

「日本人、もてるから。

 ミサキって名で人気になって」

「なんでそんなことを亮さんが知ってるの!?」

「いや、最近、知ったんだけど。

 それで店を任されて」

「え? じゃあ、仕事で成功してるってこと?」

「ん、まあ、仕事というか。 

 結局、その……、ボスの女というか……」

 ボスの女……。

「愛人? だから、内縁の夫婦みたいなこと?

 店の人? ボスなら、オーナー?」

 質問攻めにしてしまい「ちょっと! アレクさん! ごめんっ!」と言われてしまう。


 あまり良い話じゃないから……。

 ハヤトも言いたがらなかった!?

 ロイと佐伯さんも困っている。

 ロイが言った。

「ミサキって、アレクの従姉?

 今、フランス街にいるの?」

 ピエールが「フェネートル、フレンチマフィア」と早口で言うと、佐伯さんが緊張した表情になる。

 ロイが『?』と言う表情で佐伯さんとピエールを見ている。

 私だってマフィアという言葉ぐらいはわかる。

「マフィアっていうと、裏組織とか反社会的なってことでしょ。

 なんでそんなところに……。

 フェネートルっていうのがお店の名前?」

 つまり、美咲はフレンチマフィアのボスの愛人になり、お酒の飲むお店を任されている?」

 日本の防衛隊の当番勤務中だぞ。まあ、飛び出して行方不明だけど。

 何やってんだ!

 日本の防衛隊も、フランスの防衛隊もわかっているけど、そのフレンチマフィアと揉めたくなくて、そのまま許してるというか無視してるということ!?

 でも、そうだと美咲はこれから先、どこにも行けないのでは!?

 何かあっても、どこにも頼れない。

「お店から普通にお客で行って、話しできない?」

「アレクさん!?」

 佐伯さんが慌てた。

「ダメです!

 フェネートル、裏歓楽街の『窓』は日本の防衛隊も近づかないように言われてますっ!」

 ロイが言う。

「ミサキを心配してるの?」

 私は首を振った。

「いいえ。

 わかっていて罪を犯して、日本を離れる気なら……。もう知らない。

 でも、もう私のマネされたり、名前を使ったりするなと言いたい。

 そして、もう本当にあなたのことは忘れるからと言いたい」


読んで下さり、ありがとうございます。

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