表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
告白の言葉は「私を抱いていただけないでしょうか?」でした。  作者: 月迎 百
終章 決着をつけるべき過去とこれからの未来
182/201

2 人たらしの能力

どうぞよろしくお願いします。

 最初の転移したライナス達は日本を選び、マリアの家族は合同で対策に当たっていた中国に行ったそう。

 中国の防衛隊にもカレンやマルスの血筋の方がいて、親身になってくれたそうだ。


 ミースやドク、ジェシーとタニアとモーゼは日本を選んだそう。まあ私とロイがいるからね。

 そのほかのみんなも家族単位で引き離されることなく各国に各自の希望で引き取られたそう。


 異世界人は魔力を空気のように必要とするから、安全が確認できるまではアラスカダンジョン周辺からは離れられない。

 必然的にしばらくは各国の準防衛隊員と言うような身分になり、その防衛隊の街で生活するようになる。

 最初は宿舎などで生活に慣れ、仕事をし、だんだん交友関係を広げることで外出したり街の生活に慣れて行くことになるだろうということだ。

 

 助けを求めた異世界人として、地球は受け入れてくれた。

 ダンジョンが送り込まれる前から、地球とこの異世界は不思議な縁があり、地球人が転移して聖女としてその世界を助けてたなんてこともわかった。ロイとこちらに味方してくれた神官の話から研究が進んだんだな。

 皆実ちゃんのノート。出しずらい。誘拐だよねって書いてあるもんね。でも、最終的には幸せになったとはいえ、家族としては複雑だろう……。

 私はしばらく皆実ちゃんのノートは存在を出さないことにした。

 できたら、家族の方に手渡したい気もする。


 そのため、ダンジョンが出現する前から繋がっていて、異世界が滅びそうになった時にその異変が影響して地球にダンジョンが転移してきたというような見解になっているそう。向こうが人為的にという話は消えた。

 地球側も異世界の天災の影響が地球に出たケースと受け取っているようだ。


「そっか!

 思ってたより地球は受け入れてくれたんだ!」

「……亮や研究者のみんながどのように情報を出すか真剣に考えてくれ、異世界人が貶められるようなことがないようにと配慮してくれた。

 それに途中参加だけどピエールが広報のような感じで加わって」

「ピエールと亮さん、仲悪かったよね?」

「まあ、目指すことが一緒になったからね。

 協力はしているよ。

 ピエールの広報力というか人たらしというか、あれはもう詐欺師の能力というか……」

 ハヤトが感心してるのか呆れてるのかという感じで話す。

 うん、胡散臭いけど、確かに顔はいいからね。

 

 でも、異世界の神官側は地球の人間を貶めようとしていたのに、地球はそう考えなかった、というところが、なんだかうれしかった。

 何か、忘れている……。ピエール……。

「……で、美咲はどうなったの?」

 私の言葉にギクッとしたハヤト。

 なんだ?

「それは……、そのうち、落ち着いたらゆっくり……」

「なに?」

「……今日はもう、ゆっくり休みなさい」

「え、気になる……」


 ハヤトは付き添ってやりたいけどと言いつつ、仕事がたくさんだと帰っていった。原さんも一緒。

 まだ行き先が決まってない家族もいるんだって。そりゃ、ここ二日間ぐらいの話だもんね。

「明日退院できるし!

 本部へ戻ります」

 私はにっこり笑ってふたりを見送った。


読んで下さり、ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ