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33 同じ気持ち

どうぞよろしくお願いします。

 私は読み終わり「大丈夫受け入れはOK!」と原さんに便箋を渡した。

 もう1枚、ハヤトから私宛の私信がある。

 向こうのには妊娠のことは何も触れられていないから、こっちに書いてあるんだろな。

 ドキドキしながら開いた。


『リアへ

 連絡をありがとう。

 そして、妊娠のこと、本当にとてもうれしい。

 そして、心配にもなった。

 たぶん、近くにいても同じだとは思うが、やはり、離れていて、何かあってもすぐに駆け付けられない、会えないというのは……、かなり不安と心配が大きい。

 とてつもないうれしさと、そして何もしてやれない心配と。このふたつを同時に味わうのは不思議な感じだった。親のことを思い出した。

 ありがとう、リア。

 どうか身体に気をつけて、無理せずに過ごすこと。

 ありったけの愛を込めて、いつもリアのことを思っている。

 早く会いたい。

 無事に地球に戻ってくるのを待っている。

 ハヤト』


 慌てて書いたような。でも、私と同じようにうれしさと不安を感じたことにほっとするというか、ハヤトと気持ちが繋がっていて、同じように感じていることが、とてもうれしかった。

 この手紙もお守りだな。うん。

 頑張ろう!!


 原さんは読んでからジェシー達に渡している。

「タニア、ライナス達が向こうに転移する時、ロイに何か持って行ってもらえるよ」

 私はタニアにそう声を掛けた。

 ジェシーは今、手紙読んでるのでね。

 手紙を読み終わったジェシーとタニアと原さんは隣の部屋で手紙を書いてくると、出て行った。


 私はモーゼに、昨日、城の魔法陣に私達を転移させた時の魔法の手順を聞いた。

 城の中の魔法陣をイメージして、固定。

 その状態で目の前の魔法陣に魔力を送り、イメージの中の魔法陣と重なるようにして……という流れなのだそう。

 この世界内での転移は成功してるけどさ。

 地球だとどうなのか?

 魔法陣で何か物を送ってみる? とも思ったけど、モーゼがいれば大丈夫だよね。

 ダンジョンにいた神官は身を隠しながら、転移魔法で私と原さんをこっちに送っちゃったんだし。

 なら、私がするべきは地球のダンジョン内の魔法陣を思い浮かべて、『今』の時間も意識して固定することだ。

 最後に、私やモーゼを転移できれば……と考えて、座っているモーゼの足の鎖を見た。

 足の輪の部分、ぴったりじゃなくて動かせるから、布を巻くことで擦れて傷になることは防げるようになったけど……。

 私はモーゼの足元に座りこんで、じっと足輪を見ながら言った。

「この鎖は断ち切って逃げるのに、どれくらい時間が掛かりますか?」

 

読んで下さり、ありがとうございます。

体調を崩してしまいました……。

数日前に軽度の胃腸炎のような症状があり、それは一日で治ったと思ったのですが、だんだん食べられる量が少なくなり、昨日の夜から食事ができなくなりました。

お腹空かないし、食べたいと思えない。

水分だけは取れるのでなんとか動けています。

今日明日は、書き溜めてある一日一話投稿で体調を戻すことに専念します。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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