30 神官達
いろいろ魔物のイメージをしらべてみたら、どうやらオークではなくてオーガに近いということがわかりました。これから遡って訂正していきます。ごめんなさい。
どうぞよろしくお願いします。
次の日、私はモーゼの所へ行きたいと言ったのだが……。
原さんとジェシーとタニアが困った顔をしている。
私は笑って言った。
「大丈夫だよ!
何? このままずっとベッドの上にいろっていうの!?」
シーラも笑って言ってくれた。
「少しぐらい動いた方がいいですよ」
「少しぐらいならね」
原さんがため息をついて。
「……気をつけます」
でも、今、動かないと。
せっかく召喚魔法がなんとかなりそうなんだし!
結局、ジェシーとライナスと原さんとタニアが一緒に行くことになる。
シーラとマリアはその間、家に戻ってオーラ達の様子を見てきてあげてと言うとうれしそうにふたりで出掛けてて行った。
タニアがでも、もうひとり女性がいた方がと言い出して、ミースかマインかとなり、今日はマインを誘うことにした。
ミースは昨日、オーガに襲われてる中、モーゼの家まで知らせに走ってくれたしね……。
六人でのんびり歩いて行くと、白と黒の服を着た男性達四人と行き会った。
ジェシーが軽く頭を下げて通り過ぎ、私達もそれに倣って通り過ぎて、後ろから「どこへ?」と声を掛けられた。
ジェシーだけ振り向く。私達は俯き気味に王の会話を邪魔しないようにという態度を取る。
「モーゼのお見舞いに、タニアと。
ここのところ魔物の活動が活発なので大人数で移動しています」
「なるほど、騎士と護衛に侍女ですね……。
モーゼの体調はどうでしょう?」
この声の人が一番偉い人? この場では?
タニアが答える。
「お気遣いありがとうございます。
だいぶ落ち着いていますが、やはり気になりますので……」
神官達なんだろう。
最初に匿われていた時に隣の部屋で聞いた声に似ている気がする。
「なるほど。お大事に。
そちらの髪の短い女性は、王家の血筋の方ですか? それとも侍女ですか?」
私のこと?
「侍女です。
最近仕えるようになった侍女のアレクです」
やっぱり、私のことだった。
私は俯いていたんだけど、そこからさらに軽く頭を下げた。
「アレク……、男性の名前のようですな」
「アレクサンドリア様にあやかったようです。
畏れ多いため、アレクとしたようですね」
ジェシーがそう付け加えてくれた。
「アレクサンドリア……、なるほど。
初代聖女の名にちなんで……。
なぜ、髪を短く?」
えっ?
まあ、短い女性はいないわけじゃない。それに設定は前にタニアと考えてある。
私は自分で言った。
「少し前に病気で寝込み、その時に短くしたのです」
「なるほど、今は元気になられたと」
「はい」
会話している神官を、顔を上げて見る。
「……っ! リー……、いや、そんなはずは……」
その30代後半くらいの男性神官は狼狽えたような表情をした。
こっちの神官はリーリラの娘である私の存在をまだ知らない……。
地球から連絡を、誰かが戻ったりしていないということか。
確かにあのダンジョン内の魔法陣は、私と原さんのことがあってから徹底的に調べられているというか、定点観測とかされてそう。
「急ぎますので」
ジェシーが言って、私達は歩き出した。
少し歩いてからちらっと振り向くと神官達も歩き出していて、でも、あの神官が振り向き目が合う。
私はニコッとして会釈をしてから前を向いた。
あぶなー。
すぐ顔を背けたりしたら、不審に思われるもんね。
普通の侍女としての感じで対応できたかな?
神官は民にしてみると王家と並ぶ尊敬の対象なんだから……。あんな感じで大丈夫?
読んで下さり、ありがとうございます。
これから訂正作業に入ります。
今日は午後仕事のため、午後投稿はお休みします。
これからもどうぞよろしくお願いします。




