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21 お風呂

どうぞよろしくお願いします。

 城と門(行政の門)とを行き来している時にジェシーが付き添ってくれたのだが、ドクのことを話してくれた。

 ドクとは名前ではなく、医者の総称らしい。

 王城のドクで、ジェシーとは親しいそうだ。良かった。

 私が治癒魔法を使ったようだとこっそり報告され、リーリラの娘で召喚者のように異世界から転移してきた者だと伝えたそう。まあ、神官には内緒でということも十分わかっている人なので大丈夫と言われる。

 そうなんだ、良かった。あそこで止血しないと命が危なかったからね……。


 中門まで戻ると、お風呂に連れてってもらう。

 男の子チームは子ども四人、原さん、ライナス。

 女の子チームは子ども二人、私、それにこっちのお風呂のマナーというかルールがよくわからないのでお願いし中門で働いている侍女さんひとりに一緒に入ってもらえることになる。

 ライナス、ジェシーの側近の騎士なんだろうけど、いつの間にか私達専属みたいになっちゃってるけど、いいのか!?

 ジェシーは城に戻って行った。


 女の子はミネバ10歳、マリア4歳。

 ミネバには下にナップという弟がいて、マリアは上にオーラという名の兄がいるそう。

 こちらの風呂はお湯には入らず、溜められたお湯を汲んで浴びるみたいな感じ。

 まあ、これならお湯はいつでも新しいわけで、それはいいか。

 石鹸を持ってきたので、ミネバやマリアを洗ってあげる。侍女さん、マインという名前だった。

 マインにも勧めたら「花の香りがします!」と驚いてた。


 髪を石鹸で洗うとギシギシしやすいけど、一度きれいに洗った方がいいかと私も洗った。

 お湯をたくさん浴びて気持ちいい。

 出てからよく拭いて、リーリラの服を合わせてみる。

 ミネバはちょうどよさげなものがあった。

 マリアは一番小さなものでもかなり大きくて。

 とりあえず、紐でベルトのようにたくし上げて留めて、腰の所を2重になるように調節した。和服の着方に似ている感じ。後で縫って調節しよう。

 私もリーリラの服を着た、ちょっと小さいかな。 リーリラは地球に来た時、私より年下だったんだもんね。

 脱いだ服はマインが洗濯しておいてくれるというのでお願いした。

 マインと別れて部屋に戻ると、もう男の子チームは戻っていて寝床の準備をしてくれていた。

 大きな部屋の両端に男女で別れて寝ることにしたそう。兄妹、姉弟もいるけど、同じ部屋だからね、でも大人(私と原さんとライナス)もいるから、まあ物理的に離すということで。


 私はリュックから裁縫道具(携帯用)とはさみを取り出すとマリアを呼んで毛布にミネバとくるまってもらいながら服を脱いでもらった。そして、裾を切って、裾上げをする。

 うん、いい感じ。

 またマリアに着てもらう。紐で調節しなくてもよくなり楽そうだ。

 髪の毛もベビーオイルがあったので馴染ませて櫛で梳かし、1本の三つ編みにしてあげた。

 ミネバは毛量が多かったので2本三つ編も、おさげって奴ね。

 ふふっ、かわいい。

 リーリラのお下がり、つまり王女の服だしね。 古いけどいい生地を使っている。


「わー! どこかのお嬢様かと思った!!」

 マリアの兄のオーラが叫んで。

 ミネバが少し赤くなって、マリアがにっこり笑う。

 その笑い方がお嬢様っぽくて。 

 服に影響される、形からその気になるってのもあるよね。うん。

 そのまま、寝るけども!

 マリアは私にくっつくみたいにみたいに寝てしまう。

 ミネバは私と手を繋ぎたがった。

 そのうち、寝てしまった。私もね。


読んで下さり、ありがとうございます。

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