15 写真
どうぞよろしくお願いします。
ワクワクしながら茶封筒を開けてみると、写真が入ってる!!
ダンジョンの中の前線のベースキャンプ。
森の中の魔法陣。
さっきのモーゼの話なら、この魔法陣を使えないかな?
ロイの提案なのかな?
ロイも召喚魔法とか取り寄せ魔法とか練習したことあるんだろうし。
イメージを捉えるなら写真があるのはすごくいいと思う。いい提案をしてくれた!
それから、ハヤトとロイと佐伯さんと福澤さんが並んでいる写真だ。
小野田さんが撮っているのかな?
そうか、写っているのは王家の子孫でもあるんだもんな。
久しぶりにハヤトの顔が見れて、とてもうれしい。
原さんも笑顔になっている。
ハヤトのこと心配してくれてたもんな……。
ジェシーが写真を見て笑った。ハヤトを指差す。
「これ、ジュドーだ。よく似てる。
ロイも元気そうだ!」
「本当!!
このジュドーに似ている人がアレクの夫なのよね?」
タニアの言葉に私は頷いて、説明する。
「私の夫のハヤト、仲間の佐伯さん、福澤さん。
佐伯さんがマルスの、福澤さんがカレンの子孫だとロイが話してました」
原さんも補足してくれる。
「私達は地球の中の日本という国の防衛隊です。
日本の中でしかわかりませんが、外国、他の国にも子孫はいるでしょうね」
私は魔法陣の写真をモーゼに見せる。
「私と原さんはこの魔法陣の上にいて、こちらの神殿の床の魔法陣に送られてしまいました」
草を刈って、魔法陣を見やすくしてくれてる。あの時は草が伸びててよく見えなかったんだよね。
モーゼは考え込んでいる。
「これは……、もしかしたら、神官で行き来している者がいるかもしれないな。
しかし、この魔法陣をこちらが利用することもできそうだ……」
写真以外に原さんへの手紙、私への手紙、そしてロイからジェシーへの手紙。
ハヤトから手紙なんて初めて!!
あ、私も手紙初めて書いたんだっけ!?
封筒を撫でる。
ハヤトの字。私の名前。
すごくうれしい。心がきゅーっとなった。
開けるより、まず胸に押し当ててぎゅーっとしてしまう。
「アレクさんのそのような姿、恋する女の子という感じでかわいいですね。
大岡大尉見せてやりたいですよ」
原さんに言われて、少し恥ずかしくなったけど……。
うん、私はハヤトに恋してる。
そう思ったら、心の中がぽっと温かくなった。
きゅーっとなったり、ばたばたしたくなるくらいうれしくなったり、恥ずかしくなったり、ぽっとしたり……。
なんだか忙しいな私。
読んで下さり、ありがとうございます。




