10 やるべきことを考える
どうぞよろしくお願いします。
私は少し寝不足だった。
少し泣いた後、考えなければならないことがあったから。
まず召喚魔法をできるようになる。一週間以内に。
ダンジョンが日本の当番のうちに誰か誰かを逆召喚する。
ハヤト宛の手紙を持って行ってもらう。これから送り込む者達を難民として行け入れてもらいたいと。
亮さんを通じて中国には協力してもらえると思うんだけど。
ただ、こちらの世界が地球を自分達が生きられる場所にするためにダンジョンを送り込んだということをどう伝えたらいいのか、悩んでいた。
それを公表したら……、これから地球に行く人はどんな扱いを受けるかわからない。
そんなことをつらつらと考えていたからだ。
タニアの父に会えるというので、私達はタニアとジェシーと一緒に城の外に出た。
城からも神殿からも離れて、少し寂しい所まで来ると、石造りの小さな家があり、その前に見張りの人がいた。
タニアが見張りに何か差し出して「父の様子を見に来ました。王子とその護衛も一緒です」と言うと「少しなら」と見張りは差し出されたものを受け取り、家から少しだけ離れた。
賄賂? 袖の下とか言うんだっけ?
私達が小さな家に入ると体格のいいおじさん、父より年上かな? と思える男性がいた。
足に鎖のようなものを付けられている。
「モーゼ、身体はどうだ?」
ジェシーが言って、モーゼと呼ばれたタニアの父親が私達を見た。
「……リーリラ様?」
「私はリーリラの娘です。
こちらは一緒に来た原さんです。
私達は地球に来た神官により、逆召喚されたようです。
本当はロイをこちらに戻したかったようですが……」
私がペラペラ話し出したので、タニアがびっくりしている。ジェシーもタニアとモーゼに通じているようだと気づいたようだ。モーゼだけがほとんど表情を変えずに言った。
「言葉の魔法か?」
「はい」
「いつから!?」とジェシー。
私は苦笑しつつ謝った。
「ごめんなさい、ジェシー、タニア。
実はあの神殿から資料室みたいな所に移った時。召喚された人達の記録や文書を読んで……」
「あの時から!?」
「ごめん、ジェシー、本当のところがよくわからなくて、様子を見てた」
ジェシーとタニアがちょっと脱力するみたいな感じになる。
「なんだ! じゃあ王と王妃の言葉も、わかってたんだな!」
「はい、それは……、ちょっと後に置いておいて、モーゼさん!」
「リーリラ様の娘、なんだ?」
「私に召喚魔法を教えて下さい。
そして協力してもらえれば、民を地球に逆召喚して送ることができます。
そうすればジェシー達は神官の言うことを聞かなくてもよくなるでしょ?」
読んで下さり、ありがとうございます。
昨日今日とちょっと仕事のことでバタバタしてまして。
いきなり締め切りが1ヶ月早くなりました。びっくり。
まあ少しずつ進めてたから、そこまで無理ではないけれど、急な方針転換にびっくりしました。
まあ、やるのは私なので……、うん。
そんなストレスから、昨日は短編『マシなんでしょ?』(異世界恋愛)を書いてしまい、投稿してしまいました。
こっちのペースが遅くなりすみません。
さあ、いろいろ頑張っていきまっしょい!
これからもどうぞよろしくお願いします。




