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40 順番に片付ける

どうぞよろしくお願いします。

 早乙女中尉が私達の所に来て言った。

「これから俺達は第三師団へ向かう。

 この魔物の残骸と粘液は監視塔に運んでダンジョンそばの広い何もない場所で焼いた方がいいだろう。

 武井医師の遺体は検死するとして……。病院か?」


 早乙女中尉とハヤトは本部の少佐と話し、第2グループに私と原隊員が同行し、少佐と第1グループの数人が加わり、第三師団へ、タケイクリニックへの査察が入ったことを知られる前に小池大佐を押さえることになる。

 武井先生の遺体はそのまま病院へ運ばれる。

 私達が抜けた第3グループはタケイクリニックを警備するという。文書や資料が残されてそうだしね。他の国のDEのメンバーが知ったら、様子を見に来たりするかもしれない。

 第1グループの別動隊が監視塔まで魔物関係の物を運び込み、焼却処分を進める、と決まった。


 監視塔……、私は夜当番だけど、処分を見ることができるだろうか。

 武井先生の……、遺体を調べるということになるのかもしれない……。武井先生が命を懸けて『まちがえた』と証明したようなもので。でも、それは公にできないことになってしまったんだろうか?


 武井先生の言葉だけではDEについてこれ以上の情報は探れなかった。となるとピエールの方で探るしかないだろう。

 私は第三師団へ向かう車の中でDEの知るためにはピエールとの交渉に気をつけて取り組まないといけないのではと話をした。


「いや、小池大佐もいる。

 それに他にもいると思うんだ。

 いくら小池大佐が現地のトツプとはいえ……」

 ハヤトが言うと早乙女中尉が言った。

「でも、その時には染野研究員がこちらに来ていた。

 医療士達はその指示を受けていて、不自然に思わなかったんじゃ?」

「そうかもしれないが……。

 後は、リアが言っていた病院の身元不明の男だな」

 私は首を傾げた。

「彼はDEとは関係ないんじゃない?」

「でも、DEが仕掛けたであろう爆発物のそばにいたのは、そいつだ。

 何かしら知っているだろう」


 早乙女大尉が「順番に片付けるしかないな」と言う。

 うん、やることがたくさんだ。私は監視塔の夜番でもあるし……。


 少佐が言った。

「大岡大尉、原隊員、ふたりでアレク医療士を第三師団に送りながら、様子を見てきてくれ。

 できるだけ大きな騒ぎにはしたくない」

 ハヤト達が頷く。

「リアと俺が行けば、宿舎内にいる医療士と衛生士は宿舎側に集まってくれそうだな」

「愛理さんは?」

 私の言葉に早乙女中尉が「まだいるよ」と笑って言った。

 そうか!

 私とハヤトの話をしているのか!?


読んで下さり、ありがとうございます。

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