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その想いは温かくも切なく
『よしっ、これで4つ目だな!』
なかなか好調だな、と貴方は上機嫌に笑う。
「あとひとつね。
最後のひとつは私の色なんだから、いいもの選びなさいよ」
『はいはい、分かってるよ』
「全く、全然やる気が感じられないんだけど?」
『いやいや、ちゃんとやる気十分だって!』
「ならいいけど」
クスクス笑っていると、不意に真剣な顔になる彼。
『…なあ、ありがとな』
「なに?急に」
『フィリアがこの事に今でも良い思いを抱いてないのは分かってるから。
無理言ってすまない』
「…ふふっ貴方がこんなにしおらしくなるなんて、明日は槍でも降るのかしら」
『あのなぁ、俺は真剣に…』
「だめよ」
そう言って、私は彼の唇をそっとおさえる。
―――貴方にそんな顔をさせたい訳じゃない。
「貴方は自信をもって、前を向いていて。
何て言ったってこの私が協力してあげているのだから、ね」
『…ありがとう』
何時ものように笑ってくれる彼を見て、私の心も温かになる。
―――そう、貴方の為ならなんだってしてみせる。
だからその顔を曇らせないで。
貴方を敵が襲うなら、私がそれを排除する。
貴方に不幸が降りかかるなら、私が振り払ってみせる。
貴方の、そばにいる限り。




