Devil of the END 第二話 裏切り
「ワールドディレッター社の皆さん、おはようございます。残念なお知らせがあります。もう知っている方もいると思いますが。ここでお伝えさせていただきます。1週間前に、、、ワールドディレッター社との関係を持つ、、、ディレッターが、すべて、、、『削除』されました。今回の『削除』を行った方は、、、元バックディレッター幹部の、、、ワマク、、、通称、、、終わりの悪魔で知られている方です。ワールドディレッター社、支社及び、本社の所属ディレッター5万人以上が、、、『削除』、、、いや、殺されました!みなさん!生き残っている方でもよろしいです!終わりの悪魔、、、死の悪魔から逃げてください!、、、っ!?なんで、、、何でお前がここにいるんだ!出ていけ!私はお前には、、、うっ!?」衝撃的なニュース報道が、生き残った全世界のディレッターに発信された。『おまえなあ?ん?俺を悪く言わないでくれよ?な?同じ仲間じゃないかぁ、まあでも、1匹残らず消すけどね?あははは、、、笑ってよぉ、気まずいじゃん?』画面に突如ワマク、終わりの悪魔が現れた。そして、ニュースキャスターを、殺した。そして、『テレビの前のみなさ〜ん、ワマクでぇ〜す。悪魔って呼ばれちゃってるけど、、、あははは。これをみてるってことは、生き残ってるんだよな?次は、オマエだ。』最後にこう言い残し、テレビの画面から消えた。そのかわり見えてきたのは、傷だらけの番組関係者の屍だった。
『緊急速報、緊急速報、生き残ったディレッター、及び関係者の皆様、戦闘態勢に入ってください。悪魔が、終わりの悪魔が現れました!削除されないように、殺されないように!どうか、お気をつけてください。以上、緊急速報でした。』この速報が一気に世界中に届いた。そして、大パニックが起きた。ふっ、予想通りだな。
「なあなあ、アッチの世界で大変なことになってるらしいよ。」「ほえ?続けて。」「OK、ありがとう、そこでだ、俺らが、その、、、死の悪魔?終わりの悪魔?ってやつを殺せば、、、かっこいいヒーローって扱い受けるんじゃね?」高橋がちらりと佐藤をみた。「おぉ、いいこと言うじゃん、早速行く?」「いいねえ、まず、ニュースを確認しようぜ!」佐藤が携帯を操作してニュースの画面にした。『やあ、諸君。私はただ君たちを、殺すだけでは楽しくないと思ったのだ。そこで、私と君たちで、ゲームをしよう。デスゲームかな?似てるかもしれない。ルールは君たちのスマホに配布した。参加は強制だ。一応ここでもルールをざっくり説明しておこう。』
【ルール】
ルール1武器はどのような武器でもいい
ルール2殺したければ、仲間でも、関係ない人でも殺していい、後処理はごみ処理に頼め
ルール3制限時間5ヶ月、それ以内に私を殺せなかった場合。賞金は0
ルール4途中退場不可、退場や謀反を起こした場合。他のディレッターに殺してもらう、見事殺せたディレッターには追加報酬あり
ルール5チームを組んでよろしい、命の保証はない
最後に、私がすべてをコントロールしていることを忘れないように。歯向かうな。
『以上!ざっくりと言ったが、全部言っておいた。ルールをしっかり守って、楽しんでくれ。それでは、制限時間カウントダウン開始は、明日の0時だ。各自スタンバイしておけ、仲間を作るも良し、武器を集めるも良し。逃げる以外なら、許す。じゃあね〜。』プチッという音とともに画面からワマクが消えた。「ほえ〜、参加するかあ、よしっ、出発だ。ん?おまえどうした?」高橋が不思議そうに佐藤の方を見た。「あ、あ、あ、あ、、、こ、、、このシナリオ、、、いや、、、なんでもない、、、あぁ、行こう!日本へ!」佐藤が何かをブツブツ言いながら、気を取り戻した。「レッツゴー!!!!」「おー!!」佐藤と高橋は日本へ向かった。
「うおお、夜の日本って久しぶりだなあ、、、なっつかしい!」「それな!」佐藤と高橋ははしゃいでいた。ピコン、という通知音がなった。『やあ、みなさん、そろそろ開始時間なので、お知らせついでに一つ言い忘れていたことがありま〜す。今回のゲームの範囲は、制限無しです。死なないように頑張ってぇ!『ゲーム開始まで:1時間』ちなみにこのゲームに参加してくれてる人数は、、、5万人だ!私が殺した数と同じだね!あは!全世界から集まってるからね〜、途中参加もOKだよ〜、その場合、賞金アップだから〜がんばって〜【現在賞金:56万円】』「おっ、賞金まあまあいいじゃん、普通に楽しもう、、、な?」高橋が佐藤を見た。何かを考えているようだ。「おかしい、やっぱり、、、このゲームの設定、、、僕が、、、でも何で、、、うーん、、、」「何の設定だって?」「うわっ!びっくりしたあ、いや、なんでもないよ!」佐藤が笑って誤魔化そうとしていた。「おい、隠し事はすんなよ、全部言え。仲間だろ?」高橋がぎろりと佐藤を睨んだ。「わ、わかった。俺の昔の仕事覚えてるよな?」佐藤が観念して話しだした。「あぁ、もちろん、ゲームクリエイターみたいなやつじゃなかったか?それが?」「今回の、ワマク開催の、デスゲームあるじゃん、、、アレのルールとか、設定とか、全部、、、なんなら、、、参加者の人数までもが、、、俺が昔考えたゲームのシナリオと、、、全く同じなんだ、、、」「えっ、なんでだ?」「それを今考えてたんだよ、、、ちょっと調べたいことがあるんだ、、、一緒に来てくれないか?ゲーム開始まで少し時間がある。行こう、、、」佐藤が少し暗い顔をしながら高橋をある場所へ連れて行った。
「すいませ〜ん、社長はいませんか〜?」佐藤と高橋はオフィスの中にいた。「はいは〜い、どちら様で、、、佐藤くん!久しぶりだね〜!体は大丈夫?怪我とかしてない?ちゃんとご飯は」オフィスの奥から陽気なおじさんが出てきた。「大丈夫大丈夫、、、ちょっと話を聞きたいんだけど、、、いいかな?」「ん?あぁ、ワマクのデスゲームについてかな?」「え?何でそれを知ってるんですか?」高橋が驚いた顔で聞いた。「社長は、表でも裏でも名前が知れ渡っているディレッターだぞ、今回のデスゲームにも参加するんじゃないか?」「あぁ、あれを見て参加しようと思ったよ、腕は落ちてないからね、大丈夫だよ、そして一つ、気になることがあるんだ。多分それはお前も同じだろう。」「うん、今回はそれを聞きに来たんだ。ワマクに見覚えはないの?何で俺の書いたシナリオをあいつがしってるのかはしらないんだけど。もしかしたら偶然という可能性もあるよね?」「いや、これは偶然ではない、この間の大虐殺を覚えているだろ?オマエの書いたシナリオと全く同じだ。死んだやつの特徴も、その後のことも。」「やっぱりか、、、ワマクのことでなにか知ってることを詳しく聞かせてくれないか?」「まあ、私の友達の君に教えないわけないじゃないか、ワマクは、俺の友達だったんだ。君と知り合ったばかりの時、君が体験型ホラーAIを作ったことを覚えているかい?それを、だれもいない時間帯に学校においたんだ。試しに、やってみようと、そのAIの設定では、ゲームが始まると、ドアや窓などをすべて開けられないように設定されていたんだ。覚えてるよね?」懐かしそうに社長が佐藤に聞いた。「あぁ、うん、もちろん、そのAIの見た目を、、、黒い丸い毛むくじゃらにしたんだったっけ?」「そう、そのトキニ私はドアがチャントロックされるか試してみたんだ。でも、その時に、一人の少年が入ってしまったのだ。恐ろしいものに溢れた学校内に、その時の君のプログラム技術は良かったが、、、テストをした時に、AIが、、、バグってしまったんだよ、、、そして、全年齢対象のはずのホラー演出が、成人向けの怖さになったんだ。そのなかに、少年が、、、ワマクくんが、、、入ってしまったんだよ、何でこんな話をしているかと言うと、君の作ったあのAIは、君の作ったゲームなどのシナリオを保管しているフォルダを持っているよね?」「う、うん、年のためにバックアップを中に入れといたけど、結局使わなかったよ、」「そのバックアップは今もそのAIの中に入っているんだ。そのときワマクが迷い込んで、何かしらあって、AIと仲良くなったんだよ、、、それ以来、ワマクは、おかしくなった。学校にもいかなくなり、部屋に閉じこもり一人で何かをしていたそうだ。そして今、デスゲームやら、大量虐殺やら、君の考えたシナリオが、そのまま、現実に起きている、つまり、」「僕の作ったAIが、ワマクにシナリオを教えて、デスゲームとかを開催させたってこと?でも、なんで?」「あの時君はAIの感情についてものすごく熱心に勉強していたよね?でも、初めて作ったAIに、まだ完璧じゃない感情に関するプログラムを入れた。それが、長年直されずに放置されたバグのせいで、残酷的な感情が生まれてしまったんだよ、そして、もはやAIではなく、一つの自我を持った残虐なロボットになったのだ。だけど、調べたところ、ワマクは一度AIを手放している、その後高校生活は普通に過ごしていて、特に大したことをやらかしたこともないそうだ。だから、私が睨んでるのは、誰かが、ワマクにAIを渡したんだ。殺害能力を持たせて。それはだな、」「誰なんだ?」社長が名前を言おうとしたが、オフィスの隅を見た途端、顔がこわばった。「悪い、覚えてないんだ。ごめんな?とりあえず、頑張ってくれよ、私も頑張るから。じゃあね」「じゃあね〜」「さようなら」高橋と佐藤がオフィスから出ていった。「ふう、、、」社長が一息つくまもなく。「おい、言わないでおくれよ、、、僕はしずかに後ろで見守っていたいんだよ、、、わかってるよね?言ったら殺すって、、、お前と、お前の大事なやつを、、、気をつけろよ、、、いつでも見てることを忘れるな、、、私は、、、ワマクにとっての神なんだからさ!ハハハハハ!じゃあね〜、、、」薄暗いオフィスの中、社長はある男に怯えていた。
【開始まであと:30分】『さーてさーて、みなさーん!もうすぐゲームが始まりまーす!ルールをちゃんと理解して、、、殺し合え。それでは!みなさん!自分のスタート地点に移動してくださ〜い!』「なあ、高橋、今回のゲーム、有利なのは俺達だ。俺はゲームの内容を知っている。任せてくれよ!」「追う!相棒!頼んだぞ!」高橋と佐藤が子供のようにはしゃいでいた。そこへ、「あのー、すいません、僕一人だと心細いので、、、チームに入ってもよろしいですか?」一人の痩せこけた男が高橋と佐藤の元へ来た。「ん?あぁ、全っ然いいよ!ウェルカムウェルカム!」「どうぞどうぞ!」高橋と佐藤は男を快く迎え入れた。「ありがとうございます。僕の名前は、松本海です。ディレッターネームは、ウ、ウミです。よろしくお願いします。」「俺は佐藤!」「俺は高橋!よろしくな!」三人は仲良くおしゃべりをしていた。
『それでは皆さん、お待ちかねのゲームが始まるまで、あと、、、10秒だ。準備をしろ。殺し合いの、始まりだ。』感情のこもっていない声が参加者のスマホから鳴り響いた。ゲームスタート。参加者たちが一目散に走り出した。
「いやあ、早速始まったねえ、頑張ろうぜ!ウミ!」「はい、お願いします。」「いぇ〜い!楽しむぞぉ!観光もしようや!ていっ!ふう、、、」佐藤が急に拳を後ろの方に向かって振った。「な、、、うっ!」いつの間にか佐藤たちの後ろには2、3人の敵がいた。「おぉ〜、ナイス佐藤!ふんっ!話してる最中だろうが、考えろよな!敵さんたち!殺すぞ!あは!」高橋が尋常じゃないスピードで笑いながら敵を殺していった。「まあまあ、これぐらいどうってことも、うわっ!?」高橋の頭目掛けて敵がパイプを振り下ろした。「痛ってえ!気づかんかったわ、、、佐藤!助けて!おーい!」「おらぁぁぁ!死ねええええ!」敵が高橋に飛びかかった。「ぐはっ。」敵が血をはいて突然その場に倒れ込んだ。「え?もしかして、ウミ!お前が助けてくれたんか!ありがとう!てか、お前武器ないのにどうやってやったんだ?」「石です。」「石ころ!?お前すげえな!仲間になってくれてありがとよ!」ウミは表情を一切変えずに軽く返事だけをした。「なあ、みんな、多分俺の予想では、これ、あとで一気にそれほど強くもない敵が来ると思うんだ。備えておこう。」「なんでそんなことわかるんだ?」「え?あぁ、ほら、アッチ側に見えるだろ?敵が大勢いるのが、敵たちが集まって一つのグループを作ったんだ。」佐藤が高橋に丁寧に説明していた。すると急に、「1列目に刃物を持った日本人男性集団、推定15人程度。2列目から4列目に銃器を持った男女、推定2、30人程度。5列目に爆発系の武器を持った男が5人。凄腕のディレッターと思う。あとは、僕達の手前にある3つのビルの、一番奥の屋上に、3人スナイパー、右側に2人スナイパー、左側に4人スナイパー。以上。ついでに、この今いるビルの一番下に今、10人のディレッターが屋上めがけてはしってきてる。」ウミが口早にこれらのことを他の二人に伝えた。「おまえ、すごいな!視力すげえじゃんか!絶対ディレッター学校で好成績だったろ?」高橋がウミの視力に感心していた。「視力が良い、、、頭もいい、、、そして、ディレッター、どっかで聞いたような、、、」高橋が何かを思い出そうとしていた時。「右側のビル屋上のスナイパー一人がスコープを覗いています。小さいものでもいいので、石をください。」「あ、あぁ、どうぞ、ここから狙うんか?流石にそれはウミでも難しいんじゃ」「ふんっ!」ウミが腕を強く振った。ビルめがけて飛んでいった石が途中で砕けて弾け飛んだ。石が銃弾に直撃したのだ。「あ、、、すごいね!ウミくんほんとに俺らのチームに来てくれてありがとな!」「いえ、今のは失敗しました。相手のスコープに当たっていません。」「今のが失敗だって!?いや、十分良かったよ。まあ、次も頑張ってくれ!一緒に頑張ろうな!な!佐藤!」「そうだな!賞金を取って!生活資金を!」「しゃがんで。」「え?」ウミが突然高橋と佐藤をしゃがませて石を階段の方に向かって投げた。「うわっ!?」階段の方から驚く声が聞こえてきた。「うええ、、、まじか、いつの間に敵が、、、よく気づいたな!よし行くぞ!」高橋と佐藤が前に進もうとしたが、「待て。」敵が一気に階段から出てきたときだった。「さようなら。」ウミが赤いボタンを手にとって。それを押した。凄まじい爆発音が鳴り響いた。階段の出口に爆弾が設置されていた。「え?何で爆弾が?なんで?え?ウミが用意した爆弾か?」「はい。事前に設置したものです。」それを見た佐藤の心の中の疑問が、確信へと変わった。「石投げが得意で、爆弾も扱えて、視力もいいし、作戦を練るのもうまいって、まるで、シーキングさんみたいだな!」高橋が言った。「すいません、シーキング知らないんですよ」さっきまで冷静で表情も一歳変わらなかったウミが、一瞬目を見開いた。「また今度時間があったら教えてやるよ!とりあえず今は、この勢いで向こう側の敵たちをやるか!オー!」「オー!」「オー。」3人は気合を入れて、敵に攻撃を仕掛けていった。「右側のスナイパー撃破。左側のスナイパーが逃走。攻撃をします。撃破しました。一番奥のスナイパー、残り一人、、、、、、撃破しました。これで遠距離の敵たちは全員なくなりました。あなた達はここで武器を構えてスタンバイしていてください。」そう言って、ウミが階段の出口の屋根の上に立った。「オラァー!殺せ!殺せ!一人残らず殺せぇ!って、うわっ!?」階段から出てきた敵たちめがけてウミがナイフを持って切りかかった。「ふたりとも、あとの敵はがんばってください。」「ああ、わかった。こっちは任せとけ!これでも学校の成績はトップなんだぞ!」「俺も!セカンドだぞ!」佐藤と高橋が一気に敵を殺していった。威勢に負けて敵たちが逃げて、佐藤たちが一息ついていた時には、もう敵はいなかった。「なあ、ちょっと佐藤いいか?」「ああ、ウミ、ちょっと散歩してくるわ、待っててな!」「はい。」高橋と佐藤がその場を離れた。「佐藤。さっきわざとシーキングと言ったが、あれは、」「うん、あいつはシーキングだ。そしておそらく、あいつが、」「オラァー!こいつを一気に殺せぇー!一人だけだぞ!やれえええ!」ウミがいるところから声が聞こえてきた。「おい!ウミ大丈夫か!」心配した高橋と佐藤がウミのいる場所へ向かった。「ウミ!ウ、、、あ、、、もう、片付けちゃった?」「相変わらず早いなあ、俺らが来る意味なかったじゃん!」二人は笑いながらあたりの死体を片付けていた。「ふたりとも、もう散歩はいいんですか?僕は大丈夫なので、」「大丈夫大丈夫、もう散歩終わったから!ちょっとコンビニいかない?」「はい。いいですよ。」「じゃあ行こうぜ〜!佐藤!行くぞ!」
そのとき、ワマクたちはひそかにあることを進めていた。「やあ、諸君、今日は私の会合に集まってくれてありがとう。早速君たちに試練を与えよう、このリストに書かれている人を、殺せ。」ワマクが唐突なことを言い出した。「え?ワマク様、ここに書かれているのって、僕らの仲間じゃないですか。そんなの殺せま、、、」「できないなら死ね。」バンっ、という銃声が施設の中に響いた。「うっ、、、」「みんなはわかったかな?わかったならさっさと殺しに行け。」「は、はい!」施設に集まった何人ものディレッターが一斉に武器を手に取って走り出した。
『ディレッターの佐藤様。あなたへの賞金アップチャレンジが発信されました。もしこれを実行できなかった場合。あなたは今回のゲームでの失格として、殺害させていただきます。あなたのチャレンジ内容は、殺害です。この方を殺害してください。チャクゲームスタジオ社長、加藤大樹様。この方の殺害をお願いします。』砂糖の携帯に一通の通知が入った。衝撃的な内容が感情のこもっていない声で読み上げられた。「おい、、、佐藤、、、この人って、、、」「うん、、、」「チャクゲームスタジオの社長、佐藤さんの元上司ですね。」「え?なんでそれをウミが知ってるんだ。」高橋が驚いた顔でウミを見る。「ウミは、もともとチャクゲームスタジオに居た社員なんだよ。こいつが、ワマクに、僕の作ったAIを、、、渡したんだよ。あのとき、社長がワマクにAIを渡したひとを言おうとしてやめたのは。オフィスの隅にいたウミを見たから。そうだろ?」佐藤がウミの方を向いた。「何を言っているんですか?そんなゲームみたいなことを、、、フッ、、、」「ウミ、、、いや、シーキング、、、本名、川口海、、、松本っていう名字はうそだね?シーキング、一時期ディレッターの間で話題になった凄腕ディレッター、、、シーキングの、シーは、海のSEAと、見るというSEEの二つの意味がこもっている。爆弾、石など身近なものでの攻撃、、、遠くの場所の敵を素早く発見できることで有名だった。だよね?」佐藤がずらりと推理を述べた。「お見事な推理だね、、、でも。それだけで僕を遠距離攻撃が上手なシーキングとは言えないよね?」ウミは勝ち誇ったような顔で佐藤に言う。「あれ?おかしいな、、、僕は一言も遠距離攻撃が上手な、とは一言も言ってないよ?」「なっ、いや、でも、」「知っててもおかしくないって?君は朝、自分でシーキングを知らない、と言った。それなのに攻撃方法にある遠距離攻撃のことを知っているはずがない。それに、シーキングが遠距離攻撃上手なことは、こっちの世界でもあまり知られていない情報だ。それをシーキングを知らない君が知っているはずがないんだよ。白状しろ。シーキング。」「まじかよ、、、ウミってシーキングだったのか?」高橋が驚いた顔でウミを見た。「フフフフフ、、、ハハハハッ!うん、そうだよ?だから?それが何だよ?ちなみにワマクにAIを渡したのも僕だ。シナリオの作成者の君ならわかるよね?この後の面白いところ。”あるチームのメンバーの一人が、仲間を裏切って、自分だけ生き残る’’」「まさか、おまえ!」「そうだよ!死ねえぇええぇぇぇ!!!!」ウミがどこからか爆弾を持ち出して高橋と佐藤の立っているところへ投げた。「高橋、ここから飛び降りるぞ。」「え?ちょ、こんな高いところからは無理だろ、な?な?ちょ、おま、待てって、うわっ!」佐藤が高橋を連れて飛び降りた。「チッ、、、逃がしたか、、、あ、ワマク、逃がしてしまった。わりい、まあ、チャレンジ内容は伝わったみたいだし、何とかなるだろう。」シーキングがワマクに現状の報告をしていた。
『ワマク、チャレンジの伝達をやっといたよ、でも、相手にこのゲームのことと俺の存在がばれたっぽい、仲間を殺す命令を受け取ったやつらはまだ躊躇しているみたいだから、どちらとも殺すか、洗脳するか、どっちにしたらいいか迷ってるんだよね。どうしたらいい?』黒い球状のロボットがワマクとある一室で会話をしていた。「もずく玉、それは、決まってるだろ?半分殺して、半分洗脳したら、一石二鳥だ。あははは!」『確かに!そうしよう!命令を出すね!おい。おまえら、来い。今仲間を殺しに行っている奴らを、半分捕まえて洗脳に連れて行って、残りの半分はそのまま殺せ。わかったか?行け。』「はっ!」10人ほどの目がうつろになっているディレッターたちが、もずく玉に命令されて走って行った。「もずく玉と初めて会ったのは、17年前だったなあ、、、あの時は化け物だあ!って思ってめっちゃ怖かったんだぞ、でも、なんか、火とか、怪物とかがいっぱいいるところに落っこちて、、、そこで優しくしてもらって、、、新しい友達ができたと思ったよ、、、でも、もずく玉のおかげで、あのときの友達たちが俺にとっての害悪的なものだって知れたんだ。ありがとうな、」『なにをいまさら、本当のことだし、』もずく玉がニヤリとしながら返事をした。
「おーい!高橋!大丈夫か!?」「ああ、大丈夫大丈夫、おまえこそ、いつの間にクッション敷いたんだよ、すげえな、とりあえず、あいつは、、、ワマクとつながってるんだな?」「ああ、そうだよ、とりあえず、社長に会いに行こうか、、、ん?社長からメッセージ来てた。」そう言ってスマホの画面を見た佐藤の顔がこわばった。「社長が、町のガソリンスタンドで会おうって、言ってる、、、行こ。」「ああ、そうだな、、、」
「ついたな、、、あ、社長、、、」佐藤の顔がどんどん暗くなっていった。「やっほー、佐藤くーん!ここだよ!ここ!ここ!」「あ!社長!社」バンっという銃声がガソリンスタンド一帯に鳴り響いた。社長が、発砲した。「え?社、、長、、、」「ごめん、ほんっとにごめん、こっちも、生きていかないとなんだ。妻や子供、、、あいつらを残して死ねないっよ、、、悪いが、、、佐藤君、君にはここで死んでもらうよ。」




