全ての始まり
『ただいまより、ターゲット2名の、『削除』を、実行いたします。ターゲットの『削除』が実行できなかった場合、実行命令を下した、あなたを、サ・ク・ジョ・し・ま・す。『削除』実行期限、残り24000時間。それでは、開始』アパートの一室で、アナウンスが、コンピュータの機械音とともに、鳴り響いた。
「チッ、本当にこれだけのことをすればこんなに金が貰えんのかよぉ?」『はい。ターゲットを『削除』できるのであれば、何をしても構いません。もちろん、仲間を『削除』しても、、、』一人の細身の男が街の一角でスマホを操作していた。「ちぃーっす。 お、あんたもこの招集で集められたやつ?まだあと5人来るってよ、この嬢ちゃんが。」もう一人の金髪の男がスマホを見せた、細身の男のスマホの画面と同じ女性が映っていた。『詳しい『削除』についてのご説明は、皆様が揃ったらさせてもらいます。』と、画面の中の女性が言った。そして、街の一角に、ぞろぞろと残りの5人も合流した。
『それでは、みなさま、揃ったようですので。改めて、みなさま、自己紹介をお願いします。左から順にどうぞ。』「あ、じゃあ俺からっすね、えー、オイルワンに所属している、オウロです。えーっと、特技は、狙撃とか、遠距離攻撃には自信があります。『削除』の経験は、50人程度です。これまでのターゲットはだいたい、他のライバル企業の『削除』の依頼等だったので、今回のような『削除』依頼は初めてです。以上です。」「じゃあ、次は私ですね。個人で依頼を受け持っています。ウッカです。サイバー攻撃と、毒が専門です。作戦などは任せてください。これまでの『削除』人数は、同じく50人程度です。以上です。」「サッキです。古武術全般できます。拳銃などの近距離の武器が専門です。あんまり話しかけないでください。以上。」「クァッキ。爆弾専門。『削除』人数、80人以上。終わりです。」「シルバ、オウロと同じく、オイルワン所属、潜入など変装や演技が必要なときは呼んでください、『削除』人数30人程度、次どうぞ。」次の人へ変わろうとしていたが、この場にいたみんなが唖然としていた。彼の名前、『シルバ』という名前を聞いて。「おい、まじかよ、もしかして、あの、『シルバ』さんですか?」とウッカが聞いた。「あぁ、そうだよ、僕のことなんて知ってるなんて嬉しいね。」「知ってるも何も、あの、ダックハックの凄腕の『削除』業者を全員『削除』して、組織ごとぶっ潰したんですよね?」「あぁ、まあまあ、そんなことは置いといて、次の人の自己紹介がまだじゃないか。さあ、どうぞ。」「あ、はい、ラットです。名前を聞いてわかっちゃったかもしれないので省きますが、ラットコック社の、いわゆる、ボスをやらせてもらってます。武器類は、全般使い方がわかればできます。では、次の方、どうぞ。」「はい、ザンミです。アジア圏の大体の公式の『削除』業者が集まる、ディレイトモストの、会長、ボスです。よろしく。ここでは上下関係なく頑張ろうね。」『それでは皆さんの自己紹介も終わったところで、私の自己紹介をさせていただきます。依頼者の助手の、ワマクです。この度の依頼は、ディレット法に則った依頼ではありません。この度の依頼は、依頼者が、ワールドディレッター社総本社、及び他の支社のすべての社内に、毒ガス、爆弾を用意しています。そして、私にも、『削除』をする権利はあります。そして、私は、人間ではありません、この度の依頼者によって作られた人工知能です。制限時間は24000時間、およそ1000日です。制限時間内にターゲット二人の『削除』が実行できなかった場合。この度の依頼に関わった人間全員、『削除』をいたします。ご注意ください。そしてもちろん、私自身も、依頼者も。それでは、皆さんのスマホにターゲットの情報を送りました。そして、皆さんには事前に体内にGPSを入れさせていただき、もし、逃げる、などの行為をした場合、直ちに、『削除』させていただきます。私は、一つだけではありません、あなたがたの『削除』の手伝いは一切しません、全国、全世界を今、同時に見張っております。くれぐれも、変な考えは起こさないように。それでは、『削除』実行。』「いっちょ気張るか!」「今回のターゲットは、どれどれ?」と、各自それぞれ『削除』に取り掛かり始めた。
「えーっと、ターゲットは、住所不明、職業不明の二人か、名前は、一人目が坂倉壱斗 21歳、二人目が、鈴木番田23歳、こんなに大勢凄腕の業者かき集めるほどでもなさそうだけどなあ、うーんと、注意、ターゲット二名は『削除』能力あり、武器を所持?まじかよ、こんな一般人の若いやつに『削除』能力があるって?この依頼もちゃっちゃと終わらせるか、この俺、オウロが!あははは!」オウロが一人路地裏を大笑いしながら歩いていた。
「なあ鈴木〜、俺らってさ、今めっちゃ追われてるんよね?懸賞金めっちゃかけられてるで〜」坂倉が鈴木に聞いた。「え〜、じゃあもうすぐここに来るかもね〜、まあ爆弾とかはもう準備してるから、一応逃げとこうぜ〜」鈴木が答える。「じゃあ一応、北海道行こうぜ〜、旅行ついでに〜」「おっけ〜じゃあ行こうぜ〜」
「よし、情報屋に聞いたところじゃここがターゲットの家やっけ?よし、一応ピンポン押すかあ。すみませ〜ん、宅配便で〜す。」『ピンポン』というインターホンの音が鳴り響いた。『は〜い』「おっ、返事がきたあ、失礼しま〜す。」『ガチャッ』「チッ、まじかよもう!」といって後ろに向かって飛んだ。『ボンッ』大きな爆発音が鳴り響いて、オウロが訪れた部屋が爆発した。「早く逃げねえと、、、指紋を消して、、、よしっ、逃げるかぁ、、、」と言いながら爆発したところをあとにした。「でも、、、あれって、室内に人がいたんかな、、、返事帰ってきてたけど、、、おっ、早速ニュースになってる、うーん、どれどれ?え、今回爆発した家は、アパートの物置として使われていた場所で、爆発した原因は、放置されていたガスボンベが最近の暑い天気のせいで爆発?じゃあ、あの返事は、、、チッ、今回のターゲット、全然一般人じゃねえじゃん、みんなに報告しとくかあ。」と言い、スマホを操作していた。
「おっ、オウロさんから報告、さっきニュースになった爆発事件は、今回のターゲットによるもの、現場はターゲットたちの潜伏先か、、、探し方がなくなったねえ、、、ちょっとウッカさんに作戦立ててもらうか。」同じく別の場所でターゲット2名を探していたシルバがそう呟いていた。
「おっ、通知がきたねえ、なにかなあ?えっ、シルバさんから!?ターゲット2名が潜伏先のアパートの一室を爆破した様子、どのように追跡したらいいか作戦をねってください。まじか、、、ターゲットの二人は、一般人じゃないな、うん、絶対こっちの業界にもともといたやつじゃん、ちょっとデータ保管庫の奴らにコイツラの名前でもともと組織にいたときの資料があるか探してもらうか、、、あ、もしもし、ウッカです。だいぶ前にお世話になりました。ちょっと頼み事があるんですけど、ちょっとメールで二人の名前を送ったと思うんですけど、その二人が、昔に、『削除』の仕事に関わっていたかどうかを、探していただけませんかね、見つけたら、資料をメールで送ってください、はい、はい、では、また。このことをみんなに報告しとくか、よしっと。」『この度のターゲット2名は、おそらく元業界所属のディレッターと思われ、ワールドディレッター社のデータ保管庫の中に資料が残っているかを探させています。資料が届き次第、こちらに載せさせていただきます。ウッカ。』
そのとき、ワールドディレッター社データ保管庫では、ターゲット二名の資料を探していた。「ありました!鈴木番田、坂倉壱斗、2名の名前で登録されているディレッターが見つかりました!鈴木番田、ディレッターネームは、、、スズです、、、はい、、、あと、坂倉壱斗、ディレッターネームは、サクイです、、、この二人は、数少なく、知ってる人は我々情報管理の人たちだけの、バックディレッター、表では名前を出さずに、一般人として生活をしていて、仕事に一切私情を挟まない、いわば、世界で一番強いディレッターです。そして、この二人、スズとアーカスは、バックディレッターたちを、全員『削除』して、解雇された。伝説のタッグです。急いでこの情報をウッカさんに伝えてください!資料を全部まとめて、元バックディレッターということも含めて!早く!」「は、はい!」データ保管庫の全員が焦って走り回っていた。
「あっ、ターゲット。ちょっと馴れ馴れしく話しかけるか、、、あのぉ、今こういう質問を待ちでしていて、もし差し支えなければ、お名前って?」「あ、はい、鈴木番田です。」「僕は坂倉壱斗です。」クァッキはこころの中でガッツポーズをした。「あ、あなたってもしかして、ワールドディレッター社所属の、ディレッターですか?」鈴木と坂倉が笑みを浮かべてクァッキに聞いた。「えっ?」「ドッキリ大成功〜、じゃあ、僕達、逃げるから、じゃあね〜」「あ、ちょっ!待てっ!このっ!」そう行って逃げていく二人にクァッキは驚きながらも二人に向かって手榴弾を投げた。だがしかし、爆発音が聞こえたのは鈴木たちの方からではなかった。自分の真上からだった。「じゃあね〜」そういって笑顔を浮かべながら鈴木たちは歩いてその場から立ち去った。それを見ながら、クァッキは意識が遠のいて、倒れた。そして、ターゲットに『削除』された。
『みなさん、ここで残念なお知らせがあります。クァッキさんがターゲット2名により『削除』されました。これにより、残りのディレッターは、6人となりました。そして、いま、ウッカさんから報告が来ました。『今回のターゲット2名は、バックディレッターという凄腕のディレッターだ。そのバックディレッターはもともと50人程度いたそうだが、今回のターゲットの2名によって、2人以外のバックディレッター全員『削除』している。気を付けて行動をしよう。以上、ウッカ。』とのことです。なので皆さん、くれぐれも自分が『削除』されないように。以上です。』クァッキが『削除』されたことが、今回の依頼に参加しているディレッター全員のスマホアプリからアナウンスされた。「まじかよ、早速ひとり消えたか、、、気をつけるか、、、」シルバは自分には関係の無いようにぶつぶつと言っていた。
「北海道まで運動しながら行こうぜ〜」「おっ、いいねえ〜、チャリ買って行く?」「そうしよ〜」鈴木と坂倉は楽しく話していた。そこへ「すみませ〜ん、今さっきここで小さい事故があったんですけど、それのため、ちょっと職務質問をさせてもらっています。駐在所の川井です。ちょっとよろしいでしょうか?」と警察らしき人物が鈴木と坂倉の行く手を塞いだ。「あ、おつとめごくろうさんです〜。」「おつかれさまです〜」鈴木と坂倉は簡単に返事をした。「あ、ではまず、免許証や身分証などを見せてください。あ、ありがとうございます。お二人は今日どこへ向かわれるんですか?」警察が鈴木たちに聞いた。「あ〜、聞いて驚かないでくださいよ、北海道へ行くんですよぉ!すごいですよね〜」鈴木が呑気に答えた。「あなたたち、何を言ってるんですか?警察を馬鹿にしてるんですか?ここから北海道は、飛行機かなんかで行くのが普通ですよ、、、」警察が動揺している。「あの〜、おまわりさん、知らないんですか?僕達、チャリで世界一周してギネスを獲得してるんですよ?北海道に行くなんて、短いくらいですよ!な〜んて!あはは!」鈴木と坂倉が顔を合わせて笑っていた。「お前ら、俺をばかにするのもいいかげんにしろ!」警察がキレだした。「ちょっと〜、おまわりさん、そんなに騒がないほうがいいですよ?じゃないと『削除』されちゃいますよ〜、シ・ル・バさん。じゃあ、お疲れした〜」鈴木と坂倉がそのまま警察、シルバを通り過ぎていった。「お前らは通さないっ、この野郎っ!」シルバがナイフを取り出して鈴木たちに向かって投げようとした。だが、そのナイフはシルバの手から離れなかった。「なっ!?」『バンッ』銃声があたりに響いた。シルバは、その場に倒れ込んだ。「もしもし〜、あ、はい〜、鈴木です〜、ちょっと『ごみ処理』を頼みたいんですけど〜、あ、はい〜、えーっと、場所はメールで送っとくので、あとはよろしくお願いします〜、はい〜、じゃあ、お願いしま〜す。」鈴木は一息ついて坂倉とその場をあとにした。
『ディレッターの皆さん、またもや悲しいお知らせがあります。オイルワン所属の、シルバさんが、つい先程、ターゲット2名により『削除』されました。これにより、残っている今回の依頼の参加ディレッターは、5名になりました。がんばってください。以上です。』ディレッターたちのスマホにまたもや通知が入った。「チッ!なんだよ、、、シルバ先輩、、、まだ始まったばかりじゃないっすか、、、くそっ、あいつら、絶対に、、、『削除』してやる、、、待ってろ、、、期限内に『削除』して、賞金取って、、、先輩に豪華な墓創りますから、、、待っててください、、、先輩!」
「お〜い『ごみ処理』の依頼が入ったぞ〜、朝の依頼の人とおんなじ人だ〜、機嫌を損ねないように〜、気をつけろよ〜、じゃあ、高野と、川口!処理に行ってくれ!場所はここだ、じゃあ、いってらっしゃい!」「はい!」ある山奥の地下にある『ごみ処理』施設に今日も処理の依頼が来た。遺体の。
「ねえねえ〜、ちょっとチャリのタイヤパンクしちゃったからさ〜、道の駅とかで空気入れ借りようぜ〜」「おっけ〜、ついでに昼飯も食おうぜ〜」「おっ、いいじゃん〜」鈴木と坂倉の会話は、まったくついさっき『削除』をした人のような会話ではなかった。「なあ、壱斗ちゃん、気づいた?」「うん、気づいたよ〜、9時の方角に一名スナイパー、こちらを狙っているね〜、ちょっと石投げてみてや〜」「いや、ちょっと待って〜、あれはダミーだねえ〜、本物はどこかな〜?っ!」銃弾が鈴木と坂倉の方へ飛んできた。「っぶね〜なあ、そこかよ〜よいしょっ〜」鈴木がそこら辺に落ちていた石を右側に向かって投げた。
「くそっ、もうちょっとで当たったのに、あっ、弾が切れたか、充填充填、、、よしできた!って、え?」オウロが頭を上げた瞬間、目の前に石ころが飛んできた。「まじかよ、危ねえ、、、」オウロはそれをギリギリで回避した。「ってか、ターゲットどこに行きやがった、、、くそっ、見失っちまった、、、くそぉ、どこだよ、、、場所変えるか、、、」オウロが振り返った。すると目の前に「こんにちは〜」「ども〜」鈴木と坂倉が立っていた。「オウロさんですよね〜?」「オイルワン所属の〜、凄腕スナイパーの、一度あってみたかったんだよなあ〜やっと会えた。」坂倉がニヤリとした。「お前らッ!?なんで、、、いつの間に!?」オウロは自分の銃を取ろうとした。だが、もともとおいてあった場所にはなかった。「探してるのは〜、これっすか〜?」鈴木がオウロに見せたのは、オウロが探していた銃だった。「いつの間に!っ!?」鈴木が銃口をオウロの額に当てた。「良かったっすね〜、オウロさん、もうシルバさんに会えますよ〜」鈴木が銃を撃った。オウロは銃の衝撃で後ろに飛んだ。
『みなさん、悲しいお知らせです。もうすでに、制限時間の半分、12000時間が経ちましたが、誰一人ターゲットに傷をつけられていません。そしてつい先程、オウロさんが『削除』されました。残り時間、まだ半分もありますが、頑張ってください。残り人数、4名です。以上です。』感情がこもってないアナウンスが、ディレッターたちのスマホから流れてくる。「あの〜、今丁度みんな集まってるので、みんなの前でちょっと聞きたいことがあるんです。ワマクさん、あなたに聞きたいことがあるんです。」真剣な顔でサッキがわマクに話しかけた。『なんでしょうか?サッキさん。』「今回の依頼は、尋常じゃない報酬がついていましたよね?それだったら、もっと人が集まってたと思いませんか?みなさん。」みんながそれを聞いて頷いていた。「でも、実際集まったのは7人だけ、そして、全員そこそこ強いディレッターですよね?で、みなさん、招集がかかったとき、もしかして、上司に呼ばれませんでした?」サッキがみんなに問いかけた。「僕は上司に、これは抽選で選ばれている、と言われました。そして、自分で今回集まった皆さんのことを勝手ながら調べさせてもらいました。すると、皆さんに当てはまる共通点がありました。」「それなんなのですか?」みんなが聞いた。「皆さん覚えていますか?あちこちから強いディレッターたちが集められて、ある集団を襲撃したあのときの。」みんなはそれを聞いて「あっ、それ、行ったわ、、、それが?」「その時僕達が襲撃したところは、今回のターゲットの所属していた。バックディレッターたちの集会だったんです。あのときは失敗に終わりましたよね?」『サッキさん、今回の依頼とは関係ありませんよね?依頼に集中してください。』「そして!その時襲撃したときの集会での話し合いは、今後のバックディレッターについての話し合いだったそうです。僕達はそれを襲撃した。そして、そのとき、ぼくらは、一人だけ『削除』しましたよね?それは『削除』できていなかったんです。」「え?どういうことだよ!」みんなは動揺していた。「そのとき、その人は『削除』されたフリをしていたんです。そして!ぐはっ!」サッキさんは突然倒れた。『サッキさん、依頼に関係ないことはあまり喋らないでください。今回は軽めにしましたが、次は本当に『削除』しますよ。』「今回の依頼者は!その時生き延びた!僕らが『削除』できなかった人なんです!バックディレッターの中の最強であった、幹部なんです!」『サッキさん。あなたはもうこの仕事ではいりません。』「おい!ワマク!本当なのか?」「これは本当だ!だから!絶対に鈴木と坂倉を、、、削除、、、殺すんだ、、、。」そう言って、サッキは息絶えた。『みなさん、悲しいお知らせです。サッキさんが、ルール違反、デマ情報を流したとして『削除』されました。残りのディレッターは、3名です。が・ん・ば・っ・て・く・だ・さ・い。以上。』「まじか、、、とりあえず、依頼に、専念しよっか、、、が、がんばろぉ!」「お、おー!」
アパートの一室で一人の男が息を潜めて笑っていた。「馬鹿な奴らめ、今回の依頼が、本当に鈴木と坂倉を殺すためだと思っていやがる、、、本当は自分たちが狙われているとも知らずにねえ、、、ふふふ、、、」『依頼主様、サッキが死亡いたしました。』「おう、見させてもらったよ、でも、鈴木と坂倉も自分たちが利用されていると気づいていないのかね?まあ、残りの3人全員死んだら、鈴木と坂倉も殺せ。わかったか?」『はい、わかっております。ですが、もし、本当に鈴木と坂倉が制限時間以内に生き延びていたら、依頼主様も死ぬことになっていますが。』「あぁ、大丈夫だ、そもそももうこの世界に希望はないし、、、じゃあ、俺は寝るわ、、、」『わかりました。おやすみなさいませ。』
「みんな、サッキが死んでから、もうだいぶ時間が経った。そして、おれらも年を取った。制限時間はもう残り、1ヶ月となった。俺等が鈴木と坂倉を殺さなければならないのもあと1ヶ月、いま北海道にいるらしい!そして、俺らが今いるところは、北海道だ!」「おぉぉ!」ディレッターたちがエンジンを組んで仲間となっていた。「そうだ!まだみんなに言ってないことがある、あの凄腕2人に3人は無理だ。だから、そこでだ。俺の会社の全員集めてきた。100人程度だ。これで頑張るぞ。」「!みんな、しゃがめ!」みんなガバっとしゃがんだ。長い鉄の棒が回転しながらこちらへ飛んできた。「最終決戦だ。みんな!武器を持って!かかれぇぇぇぇぇぇ!!!!相手を『削除』することだけを考えろ!くれぐれも自分が『削除』されないように!」「はい!」みんが威勢よく返事をした。「みんな!家族はいるだろ!」「はい!」「大切な人はいるか!」「はい!」「守りたいものはあるか!」「はい!」「それのためだと思っていけええええええ!!!!」『あなたたち、何をしているのですか?命令に従いなさい、従わないと』「ええい!だまれえええええ!!!」一人が刀を振り回して和マクの顔が写っているドローンを切り刻んだ。すると「おい!周りのドローンも全部壊れていってるぞ!こいつが本丸だったのか、、、とりあえず!邪魔者は減ったぞ!ターゲットの二人をなんとしてでも殺す!いや、、、『削除』するぞぉぉ!」「おぉぉぉぉ!!!!」
「うわあ、めっちゃ敵増えてるね、、、あと1ヶ月、逃げ切れるかな、、、いっちょ本気出しますかあ、、、」「そうだね、、、」鈴木と坂倉が、地面に落ちていた鉄パイプを拾い上げた。そして、鉄パイプを振り回し、集団の方へ向かって投げた。しかし、その攻撃は当たらなかった。
「ふんっ、鉄パイプごとき、われの刀で斬り捨ててやるわ、、、」「みんな!我々ラットコック社のディレッターたちも到着したぞ!敵を囲むんだぁぁぁぁぁ!」鈴木と坂倉に立ち向かっていく敵がどんどん増えていった。
すると、どこかで手を叩く音が聞こえた。「諸君!私が誰かわかるか!私は、、、バックディレッターのリーダーに値する、ファッティだ!今回!鈴木と坂倉を『削除』するように依頼したのは!私だ!だが、本当の理由は、今回の依頼に参加したディレッターたちを『削除』することだ!見事!3人のディレッターの『削除』に成功した人には!報酬として!1兆円だ!どうだ!やる気になったか!おまえら!ハハハハ!馬鹿な奴らめ!ははは、、、うっ!」するとファッティが急に胸を抱えて苦しみ始めた。「なあ、おっさん、いちいちうるせえんだよ、ファッティだかファットだかなんだか知らねえけどよ!俺等は今頑張ってんだよ?んなこともわかんねえでよくディレッター最強を語れるな?ん?真剣勝負の邪魔をするな。死ね。おっさん。」そう吐き捨てて、ウッカはナイフをファッティの胸から抜き出した。「お、おまえ、、、この、、、」「いい加減、だまれ、、、うるせえんっつってんだよ!聞こえねえのか?」ウッカはファッティを思い切り踏んだ。ファッティは、文句を最期まで言いながら、息絶えた。「また一人邪魔者が消えた!勝負に戻れぇぇ!」「はい!」「こりゃ、戦いが長引くねぇ、、、」「そうっすね、とりあえず、頑張ろうぜ!」「鈴木ぃぃ!坂倉ぁぁ!しねえええええ!」あちこちで、銃を乱射する音や、爆発音、刀を振りかざす音が聞こえてきた。
決戦開始から28日、制限時間、残り2日間となった。決戦が行われていた場所では、遺体の処理が追いつけず、遺体が山となって放置されていた。そして、鈴木と坂倉、ウッカとラット、ザンミだけが生き残っていた。「何もろくなものを食べずに1ヶ月がたったな、、、相手もこちらも体力の限界が近いな、、、季節的に雪も降り出してきたな、、、さみい、、、みんな!寝るなよ!」「あぁ、わかってる、、、だが、体力面で、、、やばいかも、、、うっ、、、」ウッカが、倒れてしまった。するとどこからか『み、み、なさん、ざ、ざ、ざんねんな、お、お知らせです。ウッカさんが、『削除』されまし、、、た、、、残り人数、、、2人です。どうぞ、お気をつけてください。以上。』ワマクの声だった。「なっ!あの人工知能、まだ生きてやがった、、、そんな声気にせずに!最期まで、ッ戦えぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」「おぉぉぉぉぉ!!!!」残されたラットとザンミが叫んだ。
「鈴木!おれらも、、、体力の限界が近いな、、、おれらも、最期まで!悔いのないように、戦おうぜ、、、」「そうだな、、、坂倉、、、あぁ、でも、ごめん坂倉、おれ、もう、、、」バタっという虚しい音を立てて、鈴木が倒れた。「くそっ、鈴木、、、お前の分まで、俺が頑張るからな、、、敵を討ってやる、、、おらぁぁぁぁぁ!」坂倉は力を振り絞り、石をラットたちにめがけて投げた。
『みなさん、残念なお知らせです。鈴木番田、『削除』されました。以上。頑張りましょう。制限時間は、残り、30分です。』ワマクが笑い混じりに喋っていた。「もうあと一人だけだ!あと一人!なっ!」坂倉の投げた石を避けたラットが、その場に倒れ込んだ。避けた先の壁に、頭をぶつけて、息絶えた。『ラット、死亡、削除済み。以上。』ワマクのアナウンスが少しずつ簡単になっていった。
「坂倉ぁ、あとお前だけだぁ、お前さえ殺せば、、、殺せば!」「ザンミ、あいにく、俺もあとお前だけを殺せば、、、生き残れるんだよ!だから、さようなら。」バン!という銃声が、もう誰もいなくなった山に虚しく響いた。ザンミ、死亡。あははははは!ようやくだ。ようやく、これで、俺の名場面が来る。目を釘付けにしてみるんだな!
「やったのか、、、おれは!やったぞ!やった!やったぞぉぉ!やっ、、、うっ!な、んだ、、、?」突然坂倉がぐらついて、倒れた。『坂倉ぁ、よくここまで頑張った。褒めてやろう、だが、お前も用済みなんだよ、だから、じゃあな、あの世で仲間とワイワイしてろ、、、』ワマクのアナウンスの声が、ロボットの声から、人間の声になっていた。「ワマク、、、おまえ、まさか、、、####なのか、、、くそが、、、」ここで、坂倉を、、、お・れ・が・こ・ろ・し・た。
次の日、決戦が行われていた雪山では、昨日まで戦いがあったとは思えないほどに、跡形もなく、きれいになっていた。そして、、、
『ワールドディレッター社の諸君!私は####だ!ディレッターネームは、ワマクだ!これより、すべての、ワールドディレッター社に関連する企業を!爆破する!避難したほうが良いぞ!はははっ!』その日に、全世界のワールドディレッター社に関連する場所が、爆破された。これにより、全世界のディレッターが、全滅した。一人を除いて。
そう、それが、この私、、、dFVGWVwQX1YQRFhVEHVeVA==だ!




