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第6話 不登校編  僕も連れて行って

やっと修理完了しました。


がり勉猫とコツ勉猫は一息つく。 彼ら兄弟はいったん集中してしまうと自分の実験室にずっとこもる。


がり勉猫「ネコロボのメンテナンス、だいぶんとてこずりましたね 私としたことが」


コツ勉猫「しかたありませんわ、 CPUを全面的にバージョンアップしてるんですもの」


気が付けば着手からもう4か月たっていた。


ネコロボ「みなさん、、、おはようございます。」


ノー天気な挨拶に 顔がほころぶ がり勉猫とコツ勉猫


がり勉猫「おはようございます、ネコロボ」


コツ勉猫「4か月も寝てたのよ、大寝坊さんだこと」


リビングに向かうと、モチタとモチクロがいる。


モチタ「やっとだね、、、ネコロボ治ったんだね。」


ネコロボ「はい、 治りました。これでゲームの対戦できます。」


モチクロ「これでまた一緒に遊べるね。」


ネコロボ「はい、 モチクロさんの絵本、楽しみです。」


いつもの日常を取り戻した。


しかし、何か 何かが欠けている。


がり勉猫「はて、、、 この時間になると モチオさんが必ず遊びに来るようですが、、、」


コツ勉猫「そう、 おやつくれー!って、、、 」


モチタ「そういえば、ここ4か月まったく来てないよ、 がり勉猫もコツ勉猫も研究に入ったからだと思ってた。」


モチクロ「・・・・・あの。。。。 言いにくいんだけど、、、、」




しばらくして


モチオの家のドアのチャイムを連打し、激しくノックする音が聞こえる。


モチオの妹である モチコが対応する。


モチオ「ああ、がり勉猫さんたち、 お兄ちゃんは 部屋にいますが、、、出ててきません。 詳しくは知りません。」


がり勉猫は 奥のリビングを除くと 電話をしている母親に気づく


「そうなのよ、 でね、 モチオが不登校になったのはADHDで、 父親から虐待が原因なの! だから 面会はさせないの!病気だから あと裁判でこのことを全面的に言って、 親権も渡さない!! 養育費は2名で12万は行けるわ! じゃないとこっちが生活できないんです! 何とか相手をねじ伏せて!大キチ弁護士!!」


がり勉猫は母親の話してる内容と声の明るさに失望と軽蔑で吐き気を覚えた。


がり勉猫は そうですか、、、また来ます、、、と言って いったん引き下がることにした。


家にどもって、、、


モチタ「なんでだよ! モチオが引きこもってるんでしょ? 助けてあげようよ!」


モチクロ「そうだよ! がり勉猫らしくないよ。。。 すぐにあきらめるなんて。」


がり勉猫は考え込んだあと やっと口を開いた。



がり勉猫「ネコロボ。スキャン完了でしょうか?状況を教えてください。」


ネコロボ「はい、 モチオさんは 4か月前から学校に行ってません。 引き出しの診察券や診断書から 不登校の理由を 母親の裁判材料にするために あちこち精神科医やスクールカウンセラーに見せて 適当な証拠を集められています。 コミュニケーションは最悪、 食事も ドアの前に置いてる状態です。」


コツ勉猫も口をはさむ 「で、中の状況は?」


ネコロボ「はい、 モチオさんが、、、いる と思います、 あと部屋も散乱している、、、と思います、、、あと、、、、」


ネコロボの自信のなさは何だろうか。



がり勉猫「ネコロボ スキャンの調子はまだ悪いのですか?」


ネコロボ「いえ、 モチオさん、私たちが来ることを予測しているようです。

部屋中にアルミホイルを貼り、 電波妨害して中をスキャンさせないように細工されているように推測します。 ノイズが多くてなかなか鮮明にはスキャンできません。」


コツ勉猫「もう! モチオさん 悪知恵だけは 一流なんだから、、、」


そこにモチクロが入る


「クラスの子に聞いたんだけど、モチオ、、、なんかずっと深いく考え込んでるようで話しかけても、 うん、とか、ああしか 別に 言わなくなって、だんだん人から距離を取られるようになって、、、学校も来なくなったみたい」


モチタ「距離を取られるのもいじめだけどね、、、でも いじめっ子をやっつければ不登校解決って訳にもいかないよ、、どうするつもりなの?がり勉猫」


がり勉猫「どうも こうも ありません。 直接 モチオさんから お話を聞く以外ないでしょう。 学校に行かない、行く はモチオさんの自由です でも理由もよくわからないのは やはりだめです。 しっかり話し合いをします。」


コツ勉猫「でも、、、それは親の責任ですわ、。、、 ま、 お兄様にその話をしても

きっとこう帰ってくる。 出来損ないの親だから子供が不登校になる。 馬鹿な親

なんかに何もできないってね。」


モチクロ「そうそう、 スクールカウンセラーや 学校は、 モチオさんを学校に行かせたいんじゃない! 話を聞くよ、尊重するよと言いながら 実際は 学校に行かない理由は学校のせいじゃないってお墨付きが欲しいだけ、 あいつらは生徒より教育員会しか見てないしね。」


モチタ「結局 学校と親が責任を擦り付け合ってるだけで問題解決なんて する気ないじゃないか!! その結果が、病気! ふざけるもいい加減にしろ!!!」


がり勉猫「だから 私達で助けるのです!!! 決行日は5日後!!」


がり勉猫とコツ勉猫はネコロボを誘導し、また実験室に消えていった。


一方 モチオ


カーテンの隙間から がり勉猫一行が返っていくのが見えた。


モチオはまたうわべの説得かといら立ちを覚えたが、、、



懐かしかった。


自分に対して 救いたいと思い 訪問した人間は 2か月振りだった。

みんな形式だけで1回、2回で 帰って もう二度とこない。


きっとがり勉猫たちもそうだと モチオは思っていた。


もう何かを考える気力もない、怒りもない、感情を出すことに

非常に疲れていた。


スズメが電線から 数羽一斉に飛び去った。


家に帰るのだろうか、 どこか遊びに行くのだろうか




僕もつれていってはくれないだろうか

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