↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
末っ子皇女は幸せな結婚がお望みです!  作者: 玉響なつめ
第二十三章 新たなる聖女、そのお披露目

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

241/265

237

 頼もしい婚約者(候補)たちのおかげで大助かりだなあ……とつくづく思うんだけど、あれ、私何もしてなくね? ってなったよね!


 いやまあ発起人(?)だし、あの雑草のチカラを見出した(?)のも私なので、これで本当に稀少な能力の人が現れて国家の役に立つ! って立証されたら万々歳なのだけれども。


(……もし、そうじゃなかったとしても一時的とはいえ貧民街の方に手を入れるだけの口実は手に入れたのだから兄様たちもいいようにするだろうし)


 あれっ、そうやって考えると私はきっかけを作ったのは事実だけどそれ以上でもそれ以下でもないな……?


「……もう一度同じ項目読んでおこうかな……」


 もしかしたら読み込めば読み込むほど私の理解力が追いついてよりいい案が出るかもしれないし!

 残念ながらあの書のページは他の人には見えない。

 よって私が解読する以外にない。

 まあ誰にでも見せていいってものじゃないだろうから、それはそれでいいんだよね……あと、本の機嫌にもよるんじゃなかろうか。


 多分だけど、あの本は生きているので……。

 撫でてあげると喜ぶので……。


(そのうち私よりも懐く相手が出ないように大事にしよう……!!)


 何したらいいんだ?

 虫干し? 毎日読む? ページを折らないようにするとか湿度に気をつけるとか、その辺でいいのか?

 普通に本を大事にする感じでいいんだよね!?

 

 ちなみに他の人にもページを見せてみたところ、真っ白だって人もいれば光って眩しい、文字が知らないもの、なんだか落書きみたいな絵……とパターンは様々だった。

 これに何か法則性があるのか、それともただのランダムなのかはわからないけど……。


「ええっと、アルネ草、アルネ草……」


 サルトス様が調べてくれたことであの雑草が〝アルネ草〟って名前だということがわかった。

 そこにあるからアルネなのか? とか思った私を許してほしい。

 とはいえ古代語で『そこら』って意味らしいので、そこら辺の草って名前なのは本当にどうなのか。


「おっ……」


 この間と内容がちょっと変化してるぞ!?


 魔力風邪についても医務局長から講釈を聞かせてもらった私は、その病について理解を深めた――ってことだろうか?

 前よりも内容が詳細になり、それに対してどうすべきなのか、何を求めているのかに対して本が反応して答えをくれているではないか!


 アルネ草から作る薬の作り方もざっくり言えば前は『すり潰してポーションと混ぜ、軟膏状にして胸に塗る』程度だったのが今は『軟膏の他に難易度は上がるが効果の高い飲み薬も作れるんだって!


 えっ、つまりこれは……。


「日々勉強しろよってこと……!?」


 私の悲痛な声に、本に顔文字が出てきた。

 にっこりじゃないのよ!


 いや、勉強は嫌いじゃないけどね!?

 便利なんだけどスパルタですね、メディーテー様!!

メディーテー様「えっ、何それ知らない(冤罪)」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
本「いえいえ。基本仕様ですよ」
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。