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まあ……なんだ、ペルティナさんは根っからの神官というか、言い方がアレだけど神様の熱狂的なファンっていうか、要するに便宜上、創造神様に仕えてはいるけれどこの世界におけるありとあらゆる神様にお仕えしたい! っていう奇特な人らしい。
たまにいるんだって、神官になりたいって理由が神様の気配のほんのひとかけらなんて我が儘言わないからおそばにお仕えさせてください生涯お慕いしております! なんだったら人柱にだって喜んでなります!! って人が。
正直私はそれを〝奇特〟って言葉にまとめるのはどうかなって思うよ……。
まあそれはともかくとして、ペルティナさんは神性に触れたっていうか自分が乗っ取られた時の感覚が僅かにあるらしくて、それで死にかけたって言われても喜びの方がめちゃくちゃ勝ったんだそうだ。
そしてその感覚をもたらしたのは、聖女を呼び出すためだった……イコールで私のおかげって図式が成立したから感謝しているらしい。
そんでもって、私の傍にいたらまた同じようなことが起きる可能性があるんじゃないか!? と期待もしているんだそうだ。
……死にかけたんだよね?
「働き者だから怖がらないであげてほしい」
思わずじっと見つめたら、そっと伯父様には目を逸らされました。
伯父様もちょっとアレだなって思ってるんだよねそうなんだね……!?
まあ実際、ペルティナさんは真面目すぎるほど真面目だったけど修練に取り組む姿勢や神殿への想いは本物なので、今後の私の計画を考えたら神殿との間に立つ人として助かるいい人材なのだろう。
父様は私が色々と察した様子に、満足そうな笑みを浮かべる。
ううーん、私を可愛がるだけじゃなくこういうところで鍛えていくスタイル、容赦ないな……。
「では父様、ご挨拶も済みましたので私は戻りますね」
「なにっ!? もう行ってしまうのか? この父とお茶会は……」
「陛下は執務でお忙しいでしょうから、今日のところはお暇させていただきます」
「陛下などと他人行儀な……ってニア! ニア!?」
「それでは失礼いたします」
ぺこりと綺麗なお辞儀を決めてやったぜ!
ちなみに謁見室を出る際も、ペルティナさんはまだ何かを熱く語っていた。
……大丈夫かな、って思ったけどきっと伯父様がなんとかしてくれるよね!!
(神殿との間に入るって点は伯父様だけじゃなくてペルティナさんにも担ってもらえるってことは後は予算を組んだり、土地の権利者や地域の偉い人たちとの話し合いってところか……いやいや待てよ、先走っちゃダメね)
まずはパレードでお披露目をやって、それから大々的なパーティーで?
大きめなメディーテー様の神殿にご挨拶に行って?
うん、そこから。
小さな一歩が、いつか目標にまで行けますように。
私は自分の部屋に戻る前に、大きく深呼吸をしたのだった。




