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神槍は転生してもやはり神槍を目指す  作者: Scull
第5章

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206/208

第26話 リーシアの武勇談 その5

「その襲撃をどうやって避けたのか」というヨエル公の質問に


「まず私とカルル、その同輩ですが、は、そういう不穏な空気がある場所での宿泊の際には寝台を使わないことをルールにしています。入り口の脇の、ドアの影になるところに壁に寄りかかって眠ります。もちろん、ここのようなちゃんとした場所ではきちんと寝台で眠りますけれど。村なんかに泊まる時にはそういう警戒をします。そしてここではそれによって命を長らえました」


「なるほど・・・。ところでなぜ、その村で襲撃されたのか」


「そうですね、踏み込んだ男たちを捉えたところ、その家のあるじである、村長の関係者であることがわかりました。そこで階下に降りて村長一家を拘束し、夜明けを待ったのです」


「ほう・・・」


「夜明けを待って村長を問い詰めると、村には入る前に襲撃した山賊の縁者であることがわかったんです。その村で次男、三男だったために家督を継げずに家を出た者たちが盗賊化したものたちが襲撃者でした。それを私たち討伐したので、その復讐をしようというのが襲撃の理由でした。なお、その村は山賊から目溢しをする代わりに略奪の上前をはねていたことも私が襲撃された理由でした」


「なんと・・・そんな理由で騎士を襲撃するとは」


「まったくです。叙任されたばかりとはいえ、王国の騎士を襲撃するとは大逆罪です。特に、村長に対しては村に入っていた時に名乗っていたので、知らなかったでは済ますこともできませんでした。結局、領主に遣いを出して代官を派遣していただき、村長を処刑し、その一派を処分しました」


「それは大変であったな」


「本当です。私も元を辿れば農民出身。農民に襲われたからと言って怒ったわけではないのですが、王国騎士と知ってて身を守るためでもなく襲撃したとなると容認できません。大逆は重罪です」


「なるほど」


「そして私はこの件に関して領主の許可のもと法律を作って村に定め、立ちました」

「しばらく街道を西に進むと奇妙なものが見えてきました」


「ほほう・・・」

「またなんか、きてれつな襲撃者にでも出会ったんだろうな、リーシアは」というのはザオベル師匠。


「ええ、そうなんです、とても奇妙な襲撃者で、ふふっ。塔の魔女、魔導士ザオベルの尖塔でした」


「・・・・」


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