表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
89/176

聖剣5

大方の予想に反して、しかし予感通りに柳川が現れた。

破壊された大門から突撃してくるのは、囮の役割からか。

ともかく、はるなを守らなくてはならない。

「はるな、下がって!」

一応声をかけつつ、俺は同じく突撃のような速度で柳川に迫る。

戦略的に言えば、柳川の勝利ははるなを倒すことでしか得られない。

俺と一騎打ちをする事自体柳川は嫌なはずだ。

だと言うのに、柳川の動きは変わらない。増援の気配もない。

村瀬会長やかんなちゃんはいない?

そんなはずはない。おそらく伏兵として構えているのだろう。

だが、はるなに攻撃を続けられたら砦は落ちる。今手札を温存する余裕があるのか?

戦況に関する考えを立てながらも意識を柳川に集中させていく。

膨大な魔力とそれによる運動エネルギーを感じる。

今まではそんなことを考える余裕すらなかったが、今は違う。


いける、聖剣を持っている今なら。


突進してくる柳川を正面から受け止める。

と言ってももちろん体をぶつけるわけじゃない。

二人が手に持つ剣が衝突し、持ち主の勢いを殺し合う。

相変わらず柳川の剣は重く、硬い。だが。

互いに押し付け合い、均衡を保っていた剣が、柳川の側に傾く。

そこに何一つ理由はない。

ただ、力が強いほうが押し勝つという当然の物理法則だ。

そう、これまで決して押し勝つことのできなかった柳川を、俺は今圧倒している。

耐えきれなくなった柳川が、今度は後ろに飛び退くことで逃れる。

だが、あまりにも遅い。

俺は飛び退く柳川を追いかけ追撃の一撃を放つ。

そんなに力を込めていない牽制の一撃だ。

それでも柳川は大きく吹き飛び、地面転がってから何とか立ち上がった。


「終わりだな、柳川。降伏しろ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ