表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/176

外伝

セルレインの首都はその他の多くの都市がそうであるのと同様に城塞都市である。

街の主要部をは高い城壁で囲われ、中心にある評議会の建物はいざというとき軍事拠点として機能する城である。

そんな城の中を矢那はるなは歩いていた。

やがて、その目的地に辿り着いた。途中少し邪魔はされたが…実のところ、本気で彼女の妨害ができる者などいるわけがない。

「よくここがわかったものだ。」

そこにいた人物はその実全く不思議そうでもなくそう言った。

「…あなたがアレを仕込んでいたのではないの?」

「いや…。いや、そうか何かあったのだな?実のところ私も何も知らんのだ。私が知っているのはただこれだけだよ。」

彼はそう言って、壁を見る。いや、壁一面に描かれた幾何学模様だ。

そしてその下にはこう書かれていた。

ワガサイアイノ弟子ニオクル

「…師匠。」



「神よ。」

腹部を撫でる柔らかな手から、柔らかな光が当たる。

熱い痛みが嘘のように引いていき、やがて無くなる。

「ありがとう。エリ。」

「いえ、それは構いませんが…私でよかったのですか?」

かんなの矢によって受けた傷がしっかり治っているのを確認する俺を、エリは訝しげな瞳で見つめる。

「…はるなの神聖術は制限があるらしいし…温存したいだろ。」

あれから…俺達が柳川達に敗北した後、傷を癒やそうとするはるなを止めて、俺は応急手当だけをして帰還、今やっとエリに神聖術で治してもらった。

「そうだ…。エリ。クッセルの戦いって知ってる?」

あの戦いのとき、はるなが言っていた…。多分100年前のこと。

「ええ、もちろん。この世界の人間なら知らない人間のほうが珍しいでしょう。伝説の勇者様の戦いですから。

ですが、そうですね。勇者様は貴方は御存知ないのでしたね。」

「ああ。教えてくれる?」

エリは了承して語ってくれた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ