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魔法と剣と俺だけ銃の世界  作者: 俺のだけのバリアフリー
15/40

俺お目覚め、レン開眼

目を覚ますと知らない天井があった、しかし視界を横に移動させて部屋を見るとどこかで見たことのある部屋だ。

ずいぶん寝ていたのだろうか、身体を起こそうとするが支える為に動かした右腕は動かなく代わりに全身から酷い痛みが流れてくる。


「い!つつつ・・・」


ガシャーン


無いかが割れる音がした。

そしらを見るとこちらからでは見えないが何かを入れた箱を落としたレンの姿があった。


「ご、ご主人様! お目覚めになったんですね!」


なにかひどく懐かしい気がする。

涙を流しながらこちらに駆け寄ってくるレンを腕を広げて受け止める   と


「あぎゃあああああああああああ!?」


痛みでのたうちまわる羽目になった。








レンに身の回りの世話をしてもらいながらボーっとレンの顔を見る。


「そう言えばここはいつもの宿じゃないみたいだけど」

「はい、ダンジョンからボロボロで出てきたご主人様をギルドで治療しているんです」


となるとどこかで見たことのある部屋だと感じたのは、一度レンを引き取った時に来ていたと言う事か。


「立場が逆になってしまったな、今度は俺が包帯だらけだ」

「冗談言ってる場合じゃないですよ! 本当に心配したんですから!」


コンコン


その時ドアをノックする音が鳴った。

レンがドアを開けて入って来たのはいつもの職員さんとギルドの制服を少し豪華にしたような服装の年配の人だ。


「おお、目が覚めたんだね。 ワシはここのザガローナ支部の局長、エディ・ステープルトンじゃ」


そう言って近くの椅子に腰かける。


「はじめまして、俺は」

「ああ、いい。 聞いておるよ。 それでじゃ、今回のボス討伐感謝する、君がダンジョンに入って二日たって流石に国に要請を出そうと思ってたところなんとか間に合ってくれてよかったよ」


「国に要請?したら何かマズいんですか?」

「まずいわけではなく金がかかるんじゃよ」


指でわっかを作って金マークを作る、なるほど。

軍が動くには金がいる、それを要請をだした街に少しばかり払ってもらっていると言うことなのか。

だから出来るだけその街の冒険者たちで何とかして依頼の報酬と言う出来る限り少ない費用でどうにかしたかったんだな


「もちろん今回は君1人で倒したようだし報酬の金貨は全て君の物だ、中で倒れていたモンスターもすべて回収しておいたよ。 いつも解体でギルドに売っているのだろう?」

「はい、じゃあ今回も買ってもらっていいですか?」

「うむ、これだけの金とあの素材代があれば生きては行けるだろう。 これからの余生を堪能するんじゃな」


そう言い部屋から出て行ってしまった。

余生?あぁ左腕がなくなったから冒険者をやめないといけないって意味か


「ご主人様」

「ん?」

「冒険者が出来なくなっても私は一生仕えます、腕がなくなった代わりに私がご主人様の腕になります!」

「?」


私にまかせろと言わんばかりに胸を張って俺の手を握る。


「・・・・お前の足を再生しておいて自分のが再生できないわけないだろ」

「・・・え? で、でも今も腕はないままですし再生出来るなら中で・・・」

「そりゃ腕が無いと薬作れないからな」


どういう事?と言った表情で首をかしげるレン、こいつもしかしたらバカ・・・いや天然なんだろう


「お前に渡した再生薬を使えば腕生えるわ」

「あ」


そうそれが何よりも優先して宿に戻ろうとした理由だ、いくら死にかけていてもデジタルプリントが使えれば回復できる。

正直レンに説明する為に薬を作って無かったらと思うとゾッとするが、今回は運が良かった。口には出さないがある意味レンのおかげだ。

まぁ火傷した右腕が治れば自分で再生薬を作れるんだがそれだといつになるか分からない。


レンが荷物の中から先日渡した再生薬を持ってくる。


「じゃあそれを飲ませてくれ」

「は、はい」


手が使えない俺に変わってゆっくりと飲ませてくれるレン。

薬を飲み干すと一番重症の左手が再生される。


「おお、凄いけど違和感半端ないな!」

「でもよかったです治って・・・あ、この瓶貰っていいですか?ご主人様から頂いたものなので宝物に」

「え? その瓶を?」


確かに綺麗な瓶だけど別に特別な物でもないし・・・それに


「それ飲んだから消えるぞ」

「え? わ!わ!?」


レンの手の中にある瓶はまるで初めから無かったかのようにすぅーと消えて行った。

そりゃそうだろう、回復アイテム飲んで空瓶が残るゲームなんてごくわずかだ、普通回復アイテムを使えば瓶も消える。

かなりショックを受けている様子だけど


「そんなに落ち込むなよ、それにお前には後で別にやるよ目も治さないといけないからな素材も沢山ある」

「ほんとですか!?」

「もちろんそれも瓶は残らないけどな」

「うわあああん」


嘆き悲しむレンを放置して再生薬を2個作り右腕の焦げた腕を治して火傷も治す。

もう一つはレンの為なので渡してやる。


怪我も無くなった今いつまでもここに居る必要はないので包帯を取って部屋を出ていく。

廊下を抜けカウンターの前を通ると


「イクスさん!まだ動いたらだ・・めで・・・、あれ腕が・・・火傷も?」

「レンの看病のおかげで治っちゃった! 所で報酬金と素材代と後追加でモンスターの解体をお願いしていい?」


「はぁ・・」といつもの職員さんは口をぽかんと開けて頷いてすぐにお金を持ってきてくれた、それを受け取り手を振りながらギルドを出て行った。


「最後まで俺の左腕見てたな」

「あたりまえです」






宿に向かっている途中俺の腹が鳴る。

気付けばもうお腹が空っぽだ、レンの話によるとダンジョンに入って2日、出てきてから3日間を覚まさなかったらしい。

三日も俺何も食ってなかったのかと笑うと、一応流動食をレンが食べさせてくれていたらしいが女の食事の基準など当てにはできない。

学生の頃女子が食べているお弁当を見たことがあるが、一言で表すと小さい。

なんで女と言う生き物はあんな少量の食事で活動できるのだろうか、不思議でならない。


「よし、飯を食おう。 金は沢山手に入った!見ろ!金貨だぞ金貨!」


金袋から金貨を出してレンの目の前で見せびらかす


「わぁ初めて見ました・・綺麗・・じゃなくて!外でそんな大金ださないでください!」

「うるさーい!食べに行くぞー」





もうペコペコで腹の虫がうるさいので適当に近くにあった壁は白色で屋根は赤色の店に入る。

思えばこの異世界に来てからパンとスープ以外食べていない


「こちらにどうぞー」


案内された席に座りメニューを見るが何が何だか全く分からない。

ビースファーとかパスーバとか見たことのない言葉が並んでいるだけだ。


ん?


「レン何してんだ座れよ、立ち食いそばにでも行きたいのか?」

「い、いえ・・・」


レンはキョロキョロと周りを見ている。

しばらく考えた後に席に座る。


「よしよし。  んーレン俺何がいいか分からないから選んでくれ」


ここでメニューにオムライスとかラーメンとかあったならそれを頼むだが全部名前だけでは想像できないものばかりだった。

レンにメニューを渡すと少し拒まれたがもう一度頼むとメニューを受け取り選んでくれる


「えっと・・・じゃあこのジェブレと言うのはいかがですか?」

「じゃあ、それにするか。  すいませーん」


「はいお決まりですか?」

「この・・・えっとしぇあぶ?」


「ジェブレですご主人様」

「それを二つお願いします」

「お二つ・・ですか?」


チラリとレンの方を見るがすぐに笑顔に戻って下がって行った。


「あ、あのご主人様もしかしてもう一つは私・・ですか?」

「え?俺の生還祝いを祝ってくれないの?」

「い、いえそう言う訳では・・・うーん、さっきの人困ってましたよ?」


注文を言われて困る店員が居るはずがない、どうせレンは奴隷だから~と言う意味で言っているのだろうけど同じ金を払っているのだから問題ない。

それに女を地べたに座らせて自分は椅子とか情けない事この上ない。


少しするとウェトレスが料理を持ってきた。

目の前に置かれた皿の上には一口サイズに切られている肉とおにぎりが乗っていた。

異世界の料理としてはちょっと普通な気もするが、肉があるのがうれしい


「これがそのシェ・・なんだっけ」

「はい、ジェブレです。 流動食に固形物を多少混ぜていたので胃がびっくりすることはないはずです。 折角だからお肉がいいかなってえへへ」

「流石分かってるなぁ。 さて冷めないうちにいただきまーす」


一番初めに肉に食らいつくとじゅわーと肉の味が口に広がる、牛肉でも豚肉でもない味だがしっかりと肉の味がする。

次におにぎりのように盛り上がっているご飯を食べる、見た目は白いご飯に薄い味をつけたような色だったが食べてみると意外にしっかりと味がついている。


「この肉もご飯もうまいな! 特にこのご飯のピリッとくる辛さがなんとも言えないな!」

「このお米はタスラカの肝で味を着けてるんですよ、しっかりと味がついていて美味しいです」


解説してくれるのはいいのだが、調味料とか動物の名前を言われても俺には全く分からない


「旨ければなんでもいいよ、あーん」

はむむしゃはふはふ

「そんなぁ」


自信満々に解説していたが俺が食事に夢中な事に気が付くとしょぼくれてしまった。


「いいから食べろよ、冷めるぞ」

「む~、じゃ、じゃあいただきますご主人様」


俺に頭を下げてから食事を始めた。








「くぁー!食った食った!」

[はい、久しぶりにおいしい物食べました!」

「宿の筋肉おっさんに聞かれると殺されるぞー」

「や、宿のご飯もおいしいです! お肉がって事ですよ!」


ご飯を食べ終わった俺達は真っ直ぐ宿屋に戻って来た。

ついにこの時が来たのだ、そうレンの目の再生だ。


「よーし、レンそこに座れ」


ベッドの上を指さす。


「は、はい」

「まぁそんな緊張するな」


そう言うものの人間、しかもこの異世界の人間の目を治療しようと言うんだ何が起きるかわからない。

足が今の所問題ないので大丈夫だと思うが・・・


レンの改造画面を開いて目の欠損を選び修復を選択するとレンが両手で持っている再生薬が消え俺のDPも減る、レンを見て見ても包帯を巻いているので俺からはどうなったが分からないがレンの改造画面にはもう欠損の文字はない


「ど、どうだ?痛みとかないか?」

「はい、大丈夫です」


ゆっくりと包帯を取って両目を開くと俺と目が合う

その右目の瞳の色は青ではなく緑だった。


「ご、ご主人様!見えます!ちゃんと見えます!」


嬉しそうに左目を手で隠して見えることを確認している。


「そ、その。 レン・・何というか・・・レンの目の色って何色・・なの?」

「? 目は青ですよ?」

「両目?」

「はい」


レンの肩を掴んで目を見つめる、何回両方に目を見比べてもどう見ても緑色だ。オッドアイになってしまっている。


「ご主人様!? え?え?まだ心のじゅ」

「落ち着いて聞いてくれ」

「は、はい!」


悪い検査結果を伝える医者の様な気持ちになりながら一度深呼吸をしてからゆっくりと伝える


「右目の色だけ緑なんだ」

「・・・・へ?」






鏡が無いので作って見せてやるとじっと鏡を見つめたまま動かなくなってしまった。



まずい、なんて声を掛けようか・・・



「・・・ご主人様」

「な、なんでございましょう」

「私の目」

「・・はい」


緊張の時間がながれる


「変じゃないですかぁ」


今にも泣きそうな目でこちらを見てくる。

今まで右目なしでレンと一緒に居た俺は全然違和感がないが確かにオッドアイになれば本人は気になるはずだ。

ここは無難に


「オウ、ゼンゼンヘンジャナイゼ」

「・・・・なんで片言なんですか」


おっといかん、緊張のあまり口調が外人になってた


「いやぁ、俺はレンの両目を見た事なかったからなぁ全く気にならないけど」

「本当ですか?」

「うん」


むしろ封印されていた力が解放されて目から光線とか出そうで逆にかっこいいんだけど


「・・・ご主人様が嫌にならないのならいいです」

「うーん、まぁそう言ってくれるなら罪悪感はなくなるけど・・・」


別に俺のせいでもないが治すのなら完璧に元の状態に戻したいので少し罪悪感を感じているのだ


「罪悪感なんて感じなくていいですよ、目が見える様になっただけでも奇跡なんですから」

「そう言うって事はちゃんと見えてるんだな」

「はい、前よりしっかり見えるくらいですよ。 なんだか変な物も見えてますけど慣れれば大丈夫かと」


そう言いながら視力検査でするように手で右目と左目を交互に隠して見え方を確認している


「へんなもの?」


視界にへんなものと言うと虫みたいなものが飛び回っているように見えると言う・・・なんて病気だっけ


「上の方に変な模様みたいな」

「模様?ちょっと待ってろ」


視界に模様ってどう言うことだ?


部屋から一度出て一階から筆と紙を貰ってくる、もちろんお金を払って紙は買った。

そのセットをレンに渡してその模様とやらをかいてもらう。


「細かい模様・・で・・・むずか・・しいです・・・よし、出来ました!」


書いてもらった紙を受け取り見て見る、線がガタガタで何とか頑張って書いた感が凄い


「どれどれ・・・・そう・・び、なし?そうびなし・・・装備なし!?」

「え?これ文字なんですか? 変な文字ですね」


漢字だ、俺がレンの改造画面を開くと上に出てくる文字と同じだ。

詳しく聞くと視界の左にもチームとして俺が表示されているが本来書いてある物は俺のアカウント名だが今は文字化けしているみたいだ。


「レン、こういう風に指を動かしてくれ」


人差し指をトントンと2度叩くように動かして右にスライドさせる、俺の視界にはこれでメニューが表示されるのだけれど・・・

レンが俺と同じように指を動かす


「わ!? なに!?」

「どうだ!?」


まるで目の前に何かがあるように首の角度を動かしている、この様子だとなにか出たみたいだ。

何が表示されたかすべて書いてもらう。






大体の事が分かった。

どうやらレンは自分の操作画面を開ける様になったみたいだ、操作画面と言ってもサーマルや熱源センサーなどの切り替えくらいしか出来ないが。

どう言う訳か知らないが目だけ俺の身体の様にゲームのシステムが適応されているみたいだ、これはどう考えても俺が目を再生させたからだろう。

そうなってくると同じように再生させた右足は・・・試しにつねってみよう。


「これ凄いですね暗い所も見えますし人やロウソクの火が赤く きゃ!?痛い!痛いです!?」


触った感じ機械の様に感じれない、神経も通っているみたいだし。

流石に切断するつもりはないが・・・


「ご主人様!ご主人様ー! 聞いてますか!?」

「ん?なに聞いてなかった」


顎に手を当てながらレンの太ももをぷにぷにと触りながら確かめているとレンに呼ばれて我に戻る


「私なにか気に触ることしました?」

「いや、あ。 そうかごめんごめん確かめたいことがあったからつねったんだ」

「それならいいですけど・・・びっくりしましたって、そんなに足見られると恥ずかしいのですけど・・・」


スッと足を隠してしまった。

とにかく不便だったり何か害があるわけでもなさそうなのでよかった。

今日書き溜めを書いている時休養が出て外出したのですが、書き溜めを保存せずにPCの電源切ってしまい外で悲鳴を上げました。

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