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魔法と剣と俺だけ銃の世界  作者: 俺のだけのバリアフリー
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ローライシ・レン2

先日の分投稿しわすれてたので2話連続で投稿します。

馬車に乗せられ揺られる車内には男の人が3人と女の人が1人居たもちろん全員奴隷だ。

足かせは相変わらずつけられていたけど手錠は久しぶりになかった、それでも喜ぶ者なんて車内には誰もいない


男性の奴隷は労働力として長時間やきつい仕事を働かされて体を壊して早死にすることが多いらしい、女性の奴隷は愛玩用になったり娼館に売られることが多いと教えられた。

前者の愛玩用は後者の娼館よりましだが、飽きられれば結局娼館に売られたりもっとひどい目にもあったりするらしい。


そんな未来しか辿れない私達は馬車に乗るときにつけられた首輪の効果もあってかなにの感情も湧かなかった。



しばらく馬車に乗っているといきなり叫び声が聞こえた、どうやらモンスターが出たらしい。

外の様子を気にしているとバッと馬車の扉が開き眩しい光が車内に入ってくる。


「わ! 私を守れ!命令だ!」


馬車のドアを開けた奴隷商人が焦りながら叫んだ。

もう条件反射で命令を聞く癖が出来てしまっていた私達は言われた通りに馬車を下りてゴブリンとの戦いを開始した。

馬車にいざというときに積まれている3本の剣は男達に渡され女の私達は素手での戦いを命じられた。


一番初めに前で戦っていた男が死にその剣を拾って戦ったもう一人の女性も死んだ、私は一応魔法を使えたので後方で援護を開始したが元々戦闘なんてしたことのない私は3回程魔法を使うと魔力切れを起こしてしまい意識がもうろうとしてしまう。


今にも倒れそうな状態でかろうじて最後に見た光景はメイジゴブリンから飛んでくる火の球と「私を守れ」と言う命令だった。




次に目が覚めた時はふかふかのベッドの上だった、ベッドで寝たのなんて1年ぶりだ。身体を起こそうとすると気を失いそうになるほどの痛みが私を襲いまた気を失った。

後から来た男性に話を聞くと冒険者が私達を助けてくれたのだと言った、そして自分の傷も先が長くない事も。


長くは生きられないと聞いて私安心していた、このまま奴隷として沢山の人に汚され誰かも分からない人の子供を孕み誰にも見られることなく死んでいく人生を送るのなら、このまま死んだ方がいいと



それから少したった時目を覚まし目の前に居たのは奴隷商人だった、このまま安心して死ねると思っていたのに自分をこの幸せな道から引き戻しに来たのかと恐怖を覚えた、だけど奴隷商人が言った言葉は私の予想を大きく外れていた。


「こんな体では誰も買ってくれんな・・・・上玉だったが残念だ、どこかで勝手に死ぬといい   ふむそうだなこれは命令だ」


奴隷商人は苛立ちながらそのことばを私に投げた、たぶん最後の命令はただの八つ当たりなんだろう


めいれい・・・命令、その言葉を聞いた私は痛みを無視してまでも起き上がろうとした


「まぁお前を貰ってくれるもの好きが居れば助かるかものぉがははは」


そう言って商人は部屋を出て行った。

そこからはよく覚えてないな頭の中を痛みと言うノイズが走り回る中「どこかで死ぬと言い」と言う言葉だけが鮮明にこだました。


次に記憶がしっかりと覚えているのは命令を撤回してなぜ外に行こうとしたかと聞いてくる男性の顔だった。

制服を着た女性との会話と机の上に置かれている紙、そしてこの首輪が教えてくれる。 この目の前の男性が私のご主人様だと、私は買われたのだと


その後ご主人様の部屋に連れられてからしばらくはビクビクしていた、なぜこんな見るに堪えない女を買ったのかとなぜ死ぬまで綺麗な体で居させてくれなかったのかと。

だけどご主人様が私にしたことは想像していたことと真逆でまるで普通の女性と話す様に接してくれた、少しそっけなかったけどそれでも一年ぶりの人の温かさだった。


私をベッドで寝かして普通の宿の食事を与えてくれる、初めはなぜこんな普通の女性のように扱うのか聞くと今が壊れまた昔の扱いになりそうで怖かったけど2度命を救われてダメ押しに火傷と足すら直してくれた、これで3度だ。


こんなにしてくれる人なんて奴隷じゃなく普通に村娘で生きていても出会えなかっただろう、そんな人に奴隷としてでも仕えれるのだこのまま甘えていてはいつか愛想をつかされ捨てられると思い、勇気を振り絞り遠慮の言葉を言ってみても私への扱いは変わらなかった。

それどころか今日は服を買ってもらった、お古や捨てられたものじゃなく新品をだ。


ご主人様は最後に私に魂でも寄こせと言ってくるつもりなのかな、こんなことしなくてももう十分私は・・・


考え事をしていたのでもう暗くなりかけている空を窓から見ながら呟くレンは自分の鼓動が早くなっていることには気付かないのだった

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