表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ショートショート集  作者: 桜餅 詩音


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
9/11

「神様の忘れ物」

ほんの少しの時間を、この物語に預けてみてください。

あなたの心に何かが残れば嬉しいです。

矢田は公園のベンチで、古びたノートを拾った。

表紙には「創造記録」と書かれている。

開くと、几帳面な文字でびっしりと何かが記されていた。

「4月3日 桜を咲かせる。風に舞わせる演出、良好」

「4月5日 矢田に偶然の出会いを与える。反応は予想通り」

矢田は凍りついた。自分の名前がある。

ページをめくると、自分の人生が事細かに記録されていた。就職、失恋、引っ越し。すべて、誰かの計画通りだった。

「これは…神様の日記?」

最後のページに、明日の日付があった。

「4月12日 矢田、公園にて心臓発作。18:30、死亡」

矢田は震えた。明日、死ぬ?

その時、背後で声がした。「あ、それ私の」

振り返ると、スーツ姿の青年が立っていた。

「神様…ですか?」

青年は困った顔で頷いた。「見ちゃいましたか。ルール違反なんですよね、予定を知られるの」

彼はノートを受け取り、ペンで何かを書き足した。

「4月11日 矢田、ノートを読む。18:30、記憶消去」

矢田の意識が、ゆっくりと遠のいていった。

お読みいただき、ありがとうございました。

この物語が、皆さまの時間に少しでも寄り添えていたら嬉しいです。

よろしければ、次の話も楽しみにしていただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ