3 SSRキャラ情報です
ケイトリン様とマルガリータがお帰りになったので、URキャラクター情報をノートにまとめていると、ダイがふらりと現れた。
「お嬢様、よかったですね。ずっとボッチだったお嬢様にお友達ができたようですね」
「ありがとう。まあ、この私が本気を出せば、お友達の一人や二人・・・」
私はダイの嫌味に負け惜しみを言おうとしたけれど、途中で止めて、素直に自分の気持ちを言うことにした。
「最高!ものすごく、うれしいわ!」
《しかし、お嬢様は、チートというか、やはり何か持っていらっしゃいますね。
最初のお友達が二人ともSSRキャラクターとは、たいしたものです》
ダイは、今度は嫌味を交えずに言った。
《え、彼女たちはSSRキャラクターなの?
確かに、お二人とも成績は優秀だったはずだけれども》
《SSRキャラクターも全員は把握していらっしゃらなかったのですか?
では、説明しましょう。
SSRキャラクターは8体です。一応、全員が攻略対象になっています。
まず、三馬鹿ですね。
第三王子イヴァン、当初スキルは、雷の力を拳にまとわせて攻撃をするという【雷】スキルの持ち主で、スキルタイプは物理攻撃、属性は「光火」です。
騎士団長の息子ボリス・サハロフ伯爵令息、当初スキルは、剣戟のダメージが上がる【剣の兵】で、スキルタイプは物理攻撃、属性は「土」です。
あとは、魔法の天才トノリ・タハロフ子爵令息、当初スキルは、魔法で闇属性の攻撃をするという【闇使い】、スキルタイプは魔法攻撃、属性は「闇」です》
《そうね。この3人は攻略ストーリーから口説き文句まできっちり覚えているわ。
そういえば、ダイはこの3人をパーティメンバーにして進める攻略方法はあまりお勧めしないと言っていたわね》
《アル戦は、支援をうまく使うのが攻略のコツであり、またゲームの面白さですが、三馬鹿は攻撃系ばかり、しかも近接攻撃が2体です。
このため、主人公のスキルを支援系にするしかないのですが、そうなると選べる支援スキルに幅がないというか、回復系一択になります。
すると攻略方法は力押しするしかなくなってしまいます。
あと、この中でも特にお荷物なのがトノリです。
トノリは闇属性なのですが、このキャラクターはスタジアム実装時に投入されました。
どうしてかわかりますか?》
え、難しい。悔しいけど、わからないわ。
私が黙っていると、ダイは嬉しそうにヒントを出してきた。
《闇属性というのがポイントです。闇属性が強いのは、光属性に対してですよね?
ほらほら、まだわかりませんか?
うーん、では、最大のヒントです。
敵の属性は何が多いですか?ハロウィンイベントを思い出してください》
《わかった!
ミッションの敵は闇属性が多いから、みんな光属性のキャラクターを育てるし、主人公のスキルも光系統のスキルを伸ばすことが多いわ。
だから、トノリは、そういったプレイヤーのスタジアムチームにいる光属性のキャラクター対策キャラクターなのね!》
《そのとおりです。
スタジアムが始まってすぐは、ミッションで育てた光属性キャラクターで固めたチームがたくさん登録されていました。
トノリは、光属性キャラ潰しのためのキャラクターとして追加実装されたため、つまり、ミッションではあまり役に立ちません》
なるほど。
《もう一人の男性SSRキャラクター、といっていいのかな。
保健医のアンドレ先生は、当初スキルは一定範囲にいる者の体力を中回復させる【水の癒し】、スキルタイプは支援、属性は水です。
いうなれば、聖獣様の下位互換ですので、あまり気にする必要はありません。
オネエキャラで、サブミッションのストーリーがおもしろいらしく、人気はありました。
次に女性SSRキャラクターです。
ケイトリン・アローリナ公爵令嬢、当初スキルは、パーティメンバーのステータス、特にHPをそこそこ上げるという【大地の恵み】、スキルタイプは支援、属性は「土」です》
まあ、お優しくて賢いケイトリン様らしいスキルですわ。
《そして、オルロー公爵家の私兵騎士団長の娘、マルガリータ・ジュコフスカヤ伯爵令嬢、当初スキルは、確率で敵に炎属性の大ダメージを与える【火中の刃】です。
スキルタイプは物理攻撃、属性は「火火」です。
与えるダメージが桁違いに大きいので、SSR中ではお勧めキャラクターです》
《マルガリータ、すごいわね!》
《ボリス・サハロフの上位互換ですね。
私なら、逆ハーレムルートで行くなら、せめてこのキャラクターを選びますね。
あと、外交官の娘トニア・ハーリング子爵令嬢、当初スキルは【風】、魔法で広範囲の敵に風属性の中ダメージを与えます。
スキルタイプは魔法攻撃、属性は「風」です。
あと、スキルの使い方によっては、軽い物を目的地に届けたりできるので、便利使いできるキャラクターでした》
《あら、まだ1年生なのにSSRで攻略対象なの?》
《一部では、ロリ担当と言われていましたね》
《むむ。そいつら、許さないわ》
トニアのことは、妹ように感じているので、なんか嫌ですわ。
《お嬢様だって、前世では三馬鹿を恋愛対象にしていたではありませんか》
《だって、まだ小さい子なのよ》
《まあ、そこらへんは、いろいろな人が楽しめるように作られているのがゲームですからね》
《さて、最後のSSRキャラクターは、数学担当のエカテリーナ先生です。
当初スキルは【水の力】、魔法で一体の敵に水属性の大ダメージを与えます。
スキルタイプは魔法攻撃、属性は「水」です》
ふう。
友達や知り合いが、ゲームのキャラクターとして紹介されるのって、なんだか変な感じね。
最後にダイが、今日からケイトリン様とマルガリータをスカウトしたので、二人のステータスが見えるようになった、と教えてくれた。
つまり、お二人をパーティに誘えるようになったってことね。
本当のお友達だわ。
大変、顔がにやけてしまって、止まらないわ。




