種族
『麾下』
1332の化け物。姿は様々。のちに『戦神』と呼ばれる。
単一型世界の命の泉の出身。
長は『ジン(疾風の刃)』。副長を『ギガース(真なる眼)』という。()の中が本名。
防衛と侵略、ありとあらゆる王の悪事を担い、その悪名を共に背負う。
秘書官(軍師兼任)に『毒の蜜』。書記官(私設図書館司書兼任)に『擽り屋』。
主砲に『七色』『極楽鳥』『蓑虫』。
斥候・伝令に『黎明』。
助言に『予言蜻蛉』(9年に一度しか現れない)
などなど。
『命の泉』は現在、すべての生命をほぼ殺しつくして、『ヤタガラス』という化け物一匹しかいない。
砂漠の地だが、単一世界なので、砂一粒にも大きな力があり、現地時間で一年に10キログラムずつの、砂の採取がおこなわれている。
『トークン族』
多宇宙型に生息。泥(物質)の身としては最強種族。核兵器を使われても、直撃しなければふっとばされて「ああ、熱かった、痛かった」と、起きあがってくるような頑丈さ。
かつてドゥルックという種族名だった科学力すぐれた恐竜型知的生命体。頭が大きく、見た目はティラノサウルス。統治形態はアナイス・リリーという人工知能を施政責任者(というか企業経営者)においた、超社会主義的な平和国家だった。後に早百合と麾下達に『無血降伏』し、現在に至るまで最大の戦争功労種族である。一番の功労は、早百合の虐殺の半分以上を、その頑固さで止めてきたことだ。世界に愛された種族と早百合が呼んでいる。
『銀行頭取連合』『労働基準監督署』『大学連合会主催民族的文化歴史を守る会』『過度の虐殺を許さぬ査問会』などなどとの戦いが、早百合には、普通の戦争よりよほどつらい。
トークン族はおもに、官僚として世界統治のかなめとして働いている。
『ヤム族』
単一世界に生息。鼠の姿をした、万界軍のマスコット。大きさは人間の頭と同じぐらい。
『無血降伏』後、早百合に愛されて身近な世話を任される。茶の用意、目覚めなど。
ヤムは世界意志の総意で動き、早百合を神様と呼ぶ。自分たちがマスコットで、可愛いことをよくよく知っている腹黒さんたち。
ヤム同士では繁殖はせず、ナオナオナーオという大型猫科の猛獣に喰われてその鼠生を終える。
ヤムの世界時間で一年に一度、『命の実』と呼ばれる魔法の実を瓶4つ分(瓶の大きさがヤムと同じぐらい)、早百合に納税し、非常食用の長期保存可のクッキー4瓶が戻ってくるというシステムになっている。
命の実。←簡単に説明すると、仙豆と同じような効果。命の実を食べたナオナオナーオは、ナオナオナーオをその屍から産み、命の実を食べたヤムを食べたナオナオナーオの屍からは命の木が生え、どちらも食べなかったナオナオナーオはその屍からヤムを産む。
そしてヤムは一年に一度、命の実を食べないと、死んでしまう。
『アラクネ族』
多宇宙型に生息。
果実酒と朝露と花の蜜や樹液を好む、大型のタランチュラみたいな姿。巣は張らず、ハエトリグモと同じで、糸を手で振り回して獲物にひっかけるか、跳びかかる。成体は体重二十㎏前後、高さが人の腰ぐらいまであり、跳ねると早百合(百七十センチ超え)をぴょんと飛び越えられる身体能力を持つ。毛は柔らかく、とくに十二年仔と呼ばれる、大人の二つ手前の脱皮をした彼らの体毛はビロードもかくや。
柔らかな毛の下は最強度の皮膚を持ち、戦車に踏まれたぐらいではぴくともせず、弾丸も反れるほど。万界軍(というより早百合一人)に種族の半数を虐殺された後、下る。虫けらなので、その虐殺をあまり気にしていないが、遺伝子に早百合に逆らわないという本能はインプットされた。
自分たち以外の生き物をほとんど全滅させ、子への糧をとれなくなり、滅びに直面していたところだったので、獲物を確保できるチャンスをくれた万界王に感謝している。
早百合曰く「たくさんの種族をみてきましたが、初めてですよ、欲望のまま、惑星を全部果樹園にしてのけたようなのは(だいたい砂漠になる)」
その誠実と頑丈さと、潔さを愛されて、常に戦場に伴われる。
左手(一番前の脚)をくるくる、右手をくるくる、左に向かって半回転、右に向かって半回転、ぴょん。そして左手を上げる。
という体操をテンポの速い音楽と一緒に早百合が作ってあげた結果、軍属アラクネたちは毎朝、この体操をしている。全員で。ちなみに二番は、右手から始まって逆回転。
『羽族』
単一世界に住む。
性別は三つあり、早百合が便宜上、ト音、ヘ音、ハ音とつけた。同性では子はできず、二組の異性との間には必ず、どちらでもない性の子が生まれる。トとハが親なら、子は必ずヘとなる。
何対かの羽をもつ。
最初の透き通るクリスタル質の羽は偽翼。砕けてもすぐに生える。
二対目以降は白い柔らかい翼、鋼の翼、等々。
最大に羽をもつのは、族長蒼韻で、6対12翼を、耳、腰、くるぶし、手首、に一対ずつ、背に二対、持つ。
平均は三対。
死人こそ出なかったが、相当に抵抗し怪我人(族長の子烈曲は喉を潰してしまうほど)を出した後、早百合に下る。
蒼韻は人質がてらに、『コンビニ』の店長に就任させられる。金、財産といったものを持たない種族ゆえ、そうとう苦労したが、数年後には立派な商売人。
結界を得意とするが、戦場ではもっぱら、孤立した味方の部隊をその飛行能力で拾いに行く、ことが多く、闇龍戦役までは死傷者など出なかった。
『ダイス族』
寡宇宙型に生息する『無機生命体』。
メモリー量は移動要塞群を上回る。
『駱駝』
早百合の世界の駱駝より大きく、知能が高い。
「あれぞ軍隊」
と、早百合がほめること数たび。
何千頭集まろうと、早百合の言葉に敏感に反応して、だんっと前足を踏んで戦意を高めるのを乱れなく全体でやってのける。
闘争本能が強く、プライドが高いため、一頭を傷つけられると全体で怒り狂う。
ほっておくと、敵とみなしたものをその巨体で踏み殺して、老若男女赤子もかまわず皆殺しにしてしまう。
他の世界に行っていた早百合が、そこにたどり着くと、何光年離れていても、そちらを向くという不思議な感知能力があり、だいたい大砂漠などで軍が迷った時には、早百合のもとに迷子を率いてかえってきてくれるので、すごく重宝されている。
おおむね、アラクネと組んで行軍している。
『アスラ族』
阿修羅からではなく、『闇の左手』の作者アーシュラから。
寡宇宙型生息の、亜神。両性具有というか、性はあとで決定する。母になるか、死ぬか。
肉親は姉と弟、母と子、の関係しかない。
唯一のパートナーを定め、一生添い、片方が死ぬとノコされたアスラは24時間から48時間の不死化をし、仇をとる、もしくはパートナーの亡骸を取り戻す。その死肉を食べて懐妊し、子を一度に3~6人産む。仇を打っていない場合、乳房を片方切り落として最初に生まれた子(姉)に喰わせて、去る。姉となった者には、乳房が育ち、それで弟たちを育てる。
長くても半年で成体になるので、少し考えれば子供を育ててから一緒に仇討ちにいけばいいのだが、彼らはそうしない。
ヒト族と長く争っていたが、ついに殲滅させてしまい、繁栄できなくなってしまった(同族では戦わない)ところで、万界軍と出会い、軍門に下る。
その性質から、戦好きで、騒がしい。ので、羽族から嫌われているが、駱駝やアラクネとはわりあい仲がよい。
しかし、組むのはモフモフ族である。
『モフモフ族』
多宇宙型に生息する、大型知的砂モグラ。水が嫌い。
土木工事をさせたら天下一品で、最高速度は時速30キロで地面を掘り進む。(交代制ではあるが)
だいたい。突進しすぎて孤立したアスラを地べたを掘って迎えに行くのが常。
万界軍のドリモグである。
好物はスイカ。
ちなみに食虫目なので、蚕のさなぎなども食べる。
深刻な病気は、脂肪肝・・・。(もぐらあるある・・・)
なので、食事制限とかで不機嫌なモフモフがよく見られる。
『ギャラクシアウォー』
種族ではなく、世界面。他民族国家で、宇宙に散っている。
『キリングドール』と生産地であり、『野良艦』の調達地でもある。
代理王が男なのは珍しい。
兵士はあまり出さないが、軍の備品・兵器を造る。
『ツァン族』
さるまたを穿いた、尾の長いゴリラのような外見。
建築に長け、万界軍の公共事業におおむね噛む。
職人気質。兵士には出ないが、軍属建築士として戦地に地上要塞や楽園を作成する。
ツァン族本文中、あんまり活躍しないんですよねー。裏方だから




