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何かがおかしい

遅くなってしまった(´・ω・`)




ここ2週間ほど、なんか変だ。

よく3年前に死んでしまった父さんのことを思い出すし、母さんと一緒に3年間暮らしてきたはずなのに、やけに家が広く感じる。

気のせいなどで済めばいいとは思うが、俺は何故かこの違和感は気のせいではない、そんな気がした。

「優希?急に黙ってどうしたの?」


「ん?あぁいやなんか最近家広く感じるなぁって思ってて」


「あら、私もそう思ってたところなのよ。なんか前とは違うというかなにか足りないというか…」


「そうだよね、何かおかしいよね」


何かが違うと感じていたのは俺だけではないと思い安心す…べきではないのかもしれないがひとまず安心する。


「それっていつからかわかる?」


「んー、2週間前くらいに優希と一緒に部屋に入ってときぐらいかな」


「やっぱり!俺もその時からおかしいと思っていんだ!

母さんはあの日、何があったか覚えてる?俺は覚えていないんだけど」


「え?あの時はー、、確か優希がパソコンがなんか変とか言ってて、それで一緒に部屋に入ってー、結局パソコンは普通に起動してた…よね?」


「俺に聞かれても俺は2週間前の詳細は覚えてないからわかんないけど、その日は何もなかったんだよね?」


「うん」


「でも、俺達はその日からなにか違和感を感じている、その日何かがあったと考えるべきじゃない?」


「それは確かにそうだけど、あの日は本当に何も無かったはずよ?」


「うん、だからもう一度あの日の再現を一回してみない?明日は土曜日だからさ」


それだけ言うと、俺は行ってきますと言い、学校へ向かった。




翌日、昼頃に見を覚ました俺は眠い気持ちを押し殺してベッドから這いずり出て1階へ降りた。


「おそよー」


「おはよう」


もう母さんは朝食を食べているので俺ひとりで食べる。食べ終わって、俺は2階の自分の部屋にゲームをしに行った。

ここまでは順調だ、そう思いながら

俺の部屋につくと、パソコンの電源をつけた。2週間全然気にせず触っていたけど目的を持って触るとなにか緊張した。

電源がつけられると俺の目に飛び込んできたのはロック画面だった。ロックを解除すると、見慣れた画面が現れた。そしてゲームをしていても、何をしていても何も変化がなかったことを報告しようと1階に行き、母さんと話す。


「母さん、おかしいところはどこにもなかったよ」


「あら、そうなの。まぁしょうがないわね

あ、まだ再現し終わってないじゃない、まだ私が優希の部屋に行ってないわ」


言うが早いか母さんは言い終わる前に俺の部屋へと進んでいく。俺はその母さんの背中を見ているだけになってしまっていた。


部屋につき、母さんが俺の部屋を見渡すとパソコンの方向を向いて固まった。


「どうしたの?母さん」


「…………」


話しかけても何も言葉を発さない、この状況に何故か俺は既視感のようなものを覚えた。そしてその状態がなんとなくやばそうだと思い、俺は母さんの前に回り込んだ。母さんは真顔だった。人の本当の真顔というものはこんなにも恐怖するものなのだと感じた。俺が呆気に取られている隙に母さんはパソコンへと歩を進めていた。そこに何があるのだろうと俺は興味を持ち、画面を見た。



あなたは異世界に転生する権利を得ました!

異世界に行きたくなったら↓をクリックしてね!

※異世界に転生したら戻ってこれません




『転生』



その画面を見た時、俺はすべて思い出した。

2週間前の出来事も、3年前に父さんは死んでいなかったことも そして____これをクリックしたら何らかの形でこの世から存在、記憶すらも抹消されてしまうことを。

思い出している瞬間にも母さんはパソコンへと歩いている。俺はどうにか止めようと腕を掴んだが勢いよく振り払われてしまう。母さんはここまで腕力が強かったか……そんな事を考えながら俺は必死に止める………がそれは叶わず母さんはパソコンへとたどり着いた。そしてカーソルを操作し、『転生』の文字に合わせ、マウスをクリックした。


「あぁ、やだ、やだよ、また記憶を消されるのは嫌だ」


言い終わった瞬間、俺は時が止まるような感覚とさらになにか大事なものが無くなった、そんな感覚に陥った。だが、それも一瞬で俺は部屋の中を見渡すと、


「あれ?俺何してたんだっけ?」

読んでくれてありがとうございます!

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