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シニコク~4259  作者: 桜盛 鉄理
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七十八告目  上屋瑠守 3

琉生を瑠守に変更。

 はじまりは上屋瑠守の兄が起こした自損事故だった。大学生で未成年の上、飲酒運転だった。

 その夜上屋瑠守は居酒屋までタクシーで兄を迎えに来たのだった。しかし上屋瑠守が来たことで兄は彼の自慢話に夢中になり帰る素振りを見せなかった。タクシーもしびれを切らしてしまったので仕方なく帰りを断って同席した。本当はここにいるだけでも問題になる可能性があると思ったので上屋瑠守は料理すらも一切口にしなかった。

 深夜近くになりお開きとなったが、タクシーを呼ぼうとする上屋瑠守に兄は自分の車で帰ると言い出した。彼の止めるのも聞かず兄は車に乗り込みエンジンをかける。一人にするわけにもいかず仕方なく上屋瑠守も助手席に座った。そして心配した通り兄は事故を起こしてしまう。

 上屋瑠守にかかるトラブルを避けるため、父親は店や一緒にいた友人に口裏を合わせるように頼んで「上屋瑠守は兄を迎えに来たがそのまま一人で帰った」と証言してもらうことにした。

 しかしその日居酒屋には沢村望実と牧田梨々子もちょうど来て飲んでいたのだった。

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