表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シニコク~4259  作者: 桜盛 鉄理
70/260

七十告目  天人講 24

「彼女はどうする気? 彼女も殺すの?」

「後藤柚姫の能力は惜しいわ。それに2人いたほうが占いも精度が上がるでしょう?」

 飼い殺しにしてせいぜい役に立ってもらいましょうか。そう言って笑う木田村紹子は悪人の顔を隠しもしない。

「あたしが協力すると信じてるの? 嫌だといったら……」

「そうはなりたくないでしょう? だったら分かるわよね。おとなしく私のものになりなさい」

「一度はあたしを捨てたくせに……どの口が言うのよ。馬鹿にしすぎでしょ」

「子が親に尽くすのは当然でしょう? 私がいなければあなたは生まれてこなかったんだから」

「親……親ねぇ。血がつながってるから親。年上だから大人。あなたはそんなくだらない常識にぶら下がってずっと生きてきたのね。そのまま年を取れば老人。人に先生と呼ばれるから教師。ああ、だったら捨てられた愛人はなんて呼べばいいのかしらね」

 木田村恵の思わぬ反撃に木田村紹子は逆上する。

「黙りなさい! 黙れ! 渡さない……あの人は私のものよ!」

「愛した人ももの扱いなのね。本当に救えない人……もういいわ。『お母さんいい加減あなたの顔は忘れてしまいました』。バイバイ」

 木田村恵は隠し持っていた銃で木田村紹子を撃った。その銃の音は意外に小さかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ