表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シニコク~4259  作者: 桜盛 鉄理
69/260

六十九告目  天人講 23

 翌日、2人を連れて山に入ったのは木田村紹子だった。それぞれのテントが設置してある丘で改めて修行の内容を説明し、1食分の食料と水、採取に使う小型のナイフなどをそれぞれに渡す。あとは自分で調達して3日間をここで過ごすのだ。

 だが後藤柚姫が背を向けたとき、その首筋にスタンガンが押し当てられる。訳が分からないまま地面に転がる彼女がそこに見たのは、憎々しげに顔をゆがめる木田村紹子だった。「何てことはない。はじめからこうすればよかったのよ」そう言いながら彼女は次に木田村恵のほうを向いた。手の中の凶器がバチバチと音を立てる。

「急に何するの? やめてよ、お母さん!」

「下手な芝居はやめなさい。分かっているのよ、あなたが何をしようとしているのか」

 感情を押し殺すようにして彼女は木田村恵に言った。

「黙ってこのまま手駒になるか、プレッシャーに負けて相手を殺そうとして返り討ちにあったライバルか、好きな方を選ばせてあげるわ。私はどちらでも構わないのよ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ