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五十三告目 天人講 7
多賀野ゆづの観察は面倒ごとを避けるための行動だったが、それらの情報は自分を守る以外に武器にもなることを知る。友達の誕生日にさりげなく欲しい物をあげたり、相談に乗ったりしているうちにみんなに頼りにされるようになっていった。
そして多賀野ゆづはさらに観察の幅を広げる。対象は他のクラス、教師にも及んだ。新聞や地元情報誌まで目を通した。
同時に彼女は占いを使って情報を直接ではなく婉曲に伝える方法を覚えた。基本的には収集した個人情報をもとに組み立てたストーリーなのだが相手は良いように解釈してくれるし、欠けている情報を聞きだして補完するのにも重宝した。
じゃんけんで10人抜きしたりテストのヤマが当たったり、ゲリラ豪雨に傘を持ってきていたりするとからかい半分で神がかっているなどと言われるようになった。




