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シニコク~4259  作者: 桜盛 鉄理
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四十告目  清水郁巳 5

「ちょっと答え合わせさせてほしいな。どこで気がついた?」

「まず見せられた動画だけど、あれ編集前のやつよね? そこからおかしいでしょう」

 あのあと後藤柚姫が見つけた動画はどれも少年が椅子に座ったところから始まっていて、バットに血を吐くところで終わっていた。


「流してすぐに気がついたんだけどね。探す時間がなかったからなんだけど……ふふっ、やっぱり手抜きは駄目だな」

 清水郁巳はいたずらがバレた子供のように頭をかく。

「それにあれは清水君、あなたでしょう? だから動画の中では誰も死んでいない」

「そこも分かるんだ。かなわないな」

「本当だったらああはならないって知ってるだけよ。一発撮りで失敗しないようにでしょうけど、カメラは3台以上用意してたんでしょう? 明かりの位置も計算づくだし映像研の面目躍如ってところかしら」

 後藤柚姫はさながら探偵のように清水郁巳を追いつめていく。


「警察の目もあるし本物のスナッフビデオはまずいからね。だけどさすがは天人講の生き残り、侮っていた僕が悪かったよ」

 清水郁巳の言葉に今度は後藤柚姫が顔色を変える。

「えっ? ちょっと清水君、あなたどこまで調べたのよ!」

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