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シニコク~4259  作者: 桜盛 鉄理
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三十六告目  佐島鷹翔 4 

 推薦を取り消しが届いたその日、佐島鷹翔はスカウトの大学OBと接触した。そこで彼はその理由を渋々ながら答えた。


 佐島鷹翔がいじめをしていたという匿名の手紙が大学に届き、シニコクの呪いの噂もそこに書かれていたのだという。中には赤い影の証拠写真も同封するという念の入れようだった。そして大学は佐島鷹翔を受け入れることは難しいと結論を下した。噂の真偽はともかく、プロ志望の佐島鷹翔がマスコミに注目されたときのことを考えると、中傷の的にされたとき大学のイメージを損なうことになるとの声があったためだ。


 それと同時に大学は鎌田久留美のことも調べていた。そして佐島鷹翔はそこではじめて彼女が自殺していたことを知る。

「罰が当たったんだと思ったよ。嘘告が久留美をそんなに追い詰めてたなんてよ」

「自殺? ……何でそんな」

 西木千輝も知らなかった。彼女がLINEのグループを退会したことですでに興味を失くしていたからだ。

 佐島鷹翔がやり場のない怒りをフェンスにぶつける。

「俺を嫌うならいくら嫌っても構わねぇよ。だけど……死んじまったら元も子もねぇだろうがよ、久留美よぉ!」


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