第6話:休日前のソワソワと、二人っきりの秘密の作戦
「――金曜日の夜か。今週も一週間、お疲れ様だったな」
妹たちを布団へ送り届け、リビングの明かりを少し落とした頃。
俺、浅比誠は、ソファでぐったりと倒れ込んでいる長女の陽葵さんにブランケットをかけながら溜息をついた。
「うぅ……誠くん、今週も命の恩人だったよぉ……。金曜の夜って、なんでこんなに幸福感なのかなぁ……」
陽葵さんは薄目のままふにゃりと微笑み、俺のエプロンの裾を掴んでそのまま目を閉じた。
一週間、学校や生徒会の仕事を乗り切った彼女の素顔は、相変わらず無防備そのものだ。
「ほら陽葵さん、部屋で寝ないと風邪引きますよ。……っと、月菜?」
静かな足音とともに廊下から姿を現したのは、次女の彩咲月菜だった。
すでに制服から部屋着に着替えており、手には何やらノートを抱えている。
「あ、浅比くん……まだ起きてたのね」
「ああ。明日は土曜日だし、食材の大量買い出しに行こうと思ってな。冷蔵庫もほぼ空っぽだし」
「あ……! や、やっぱり!?」
月菜の瞳がパッと輝いた。
彼女はチラリとソファの陽葵さんを見やり、誰も見ていないことを確認してから、すり足で俺の至近距離まで近づいてきた。
「ねえ、浅比くん……明日の買い出しだけど……あたしも一緒に行くわ!」
「え? 月菜が? 珍しいな。普段は休日くらい家でゆっくりたいって言ってるのに」
「な、なに言ってるのよ! 七人分の大量の荷物をアンタ一人に持たせるわけにはいかないでしょ!? お世話係をこき使う悪徳主人だと思われたくないの!」
顔を真っ赤にして身乗り出す月菜。
だが、そのノートには『買いたいお菓子リスト』やら『誠くんと行くお店』といった怪しげな書き込みがびっしりと見えた気がした。
「……そっか。助かるよ、月菜。正直、一人で運ぶには限界があったからな」
「ふ、ふん! 感謝しなさいよね! 別に……アンタと二人で出かけたいとか、そういう良からぬ妄想は一切してないんだから!」
「誰もそんなこと言ってないだろ……」
思わず苦笑を漏らすと、月菜は「もうっ!」と頬を膨らませた。
しかし、その表情には隠しきれない嬉しさが溢れている。
「じゃ、明日の朝九時に出発ね! 寝坊したら置いていくから!」
「はいはい。おやすみ、月菜」
「……うん。おやすみなさい、浅比くん」
小走りで階段を駆け上がっていく月菜の後ろ姿を見送りながら、俺は明日の準備に取りかかった。
初めての二人きりの買い出し。
明日も賑やかな一日になりそうだ。
【お世話係誠の!生活豆知識のコーナー! #6】
「買い出し前に要チェック!冷蔵庫のすっきり整理術」
週末のまとめ買い前には、『冷蔵庫の2段目を「フリースペース(空き棚)」にしておく』のがおすすめ!買い込んできた大量の食材や、作り置きの鍋などをスムーズに収納できるようになりますよ!賞味期限が近いものは一箇所にまとめて「早めに食べるゾーン」を作ると食材ロスも防げます!
いやぁ冷蔵庫のライフハック自分は知らなかった、、
豆知識は色々Gemini様に聞いたりしてて初めて知るライフハックもあります。
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