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家事壊滅な7人姉妹のお世話係になりました  作者: 三日月
第一部①:壊滅的な家事と、七人姉妹の小さな変化編
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第3話:暴走する双子と、秘められた隠れ積極性

「――ほら、灯華(とうか)水樹(みずき)! 朝ご飯冷めるぞ、早く席に着け!」


俺、浅比(あさひ)(まこと)の呼びかけに、階段からパタパタと賑やかな足音(ステップ)が響いてきた。


「はーい! 誠クン、おはようっ!」

真っ先に飛び出してきた三女(さんじょ)灯華(とうか)は、制服のリボンを少し崩したギャル風(スタイル)で、挨拶代わりにいきなり俺の背中に飛びついてきた。


「ぐおっ!? ちょっと待て灯華(とうか)、包丁持ってるから危ないって!」

「えへへ〜、誠クン背中温かい(ウォーム)〜。朝からいい匂いさせてずるいぞ〜」

二の腕越しに伝わる柔らかい(ソフト)感触。無防備にすり寄ってくる灯華(とうか)の熱気に、朝から俺の理性(リミッター)が削られていく。


「……灯華、ずるい。私も、おはようの密着(タッチ)する」

その直後、静かな足取り(ステップ)で現れた四女(しじょ)水樹(みずき)が、無言で俺の右腕をぎゅっと抱きかかえてきた。

黒髪の似合うおとなしい図書委員(ブックガール)風の彼女だが、行動の積極性(アグレッシブ)は姉の灯華以上だ。


「おいおい、お前ら二人して……! 俺は朝食の配膳(セット)中なんだから、離れなさい!」

「え〜? だって誠クン、すごく居心地いいんだもん。なぁ、水樹(みずき)?」

「……うん。誠の匂い、落ち着く」

「お前らなぁ……」


その光景をダイニングの入口から目撃した次女(じょじょ)月菜(るな)が、手に持っていたお茶碗を落としそうになりながら悲鳴を上げた。


「――っ! ちょっと、灯華(とうか)水樹(みずき)! 朝から浅比(あさひ)くんに何にくっついてるのよ! 離れなさい!」

顔を真っ赤にした月菜(るな)が慌てて駆け寄ってきて、双子を俺から引き剥がそうとする。


「え〜? 月菜(るな)お姉ちゃん、嫉妬(ジェラシー)〜?」

「し、嫉妬(ジェラシー)なんてしてないわよ! ただ破廉恥(インモラル)だから注意してるだけ!」

「……月菜お姉ちゃん、顔、真っ赤」

「赤くない! これは朝の気温(テンプ)が高いから!」


必死に否定する月菜(るな)だが、その可愛らしい(ラブリー)な動揺は誰の目から見ても明らかだった。

俺は苦笑しつつ、焼き上がった出汁巻き卵(ダシマキ)と香ばしい鮭の塩焼き(サケ)を食卓の中央に並べた。


「ほら、喧嘩してないで座った座った。陽葵(ひまり)さんも、木乃香(このか)絢金(あやか)土和(とわ)も揃ったな?」


食卓を囲む七人姉妹(シスターズ)

一口出汁巻き卵(ダシマキ)を口に含んだ瞬間、全員の顔が幸福感(ハッピー)でとろけた。


「んんっ……! なにこれ、お出汁が溢れてくる……! (まこと)くん、お店開けるよ……!」

長女の陽葵(ひまり)さんが目を輝かせ、小さく頬を染める。


「ふ、ふん……まあ、出汁の塩梅(バランス)は合格点ね……」

強がりながらも、月菜(るな)のスプーンは止まらない。


賑やかな朝食が終わり、学校へ向かう月菜(るな)陽葵(ひまり)さん、そして中学や小学校へと向かう妹たちを「いってらっしゃい」と見送る。

嵐の去った一軒家(ハウス)で、俺は腕を組んでリビングを見回した。


「よし……次は頑固な(ハード)油汚れと水回りの攻略(クリア)だな!」


お世話係の本領発揮(フルパワー)は、ここからだ。



【お世話係誠の!生活豆知識のコーナー! #3】

「ギトギトの油汚れをスッキリ落とす裏ワザ!」

フライパンやコンロにこびりついたしつこい油汚れには、『重曹+ぬるま湯』のペーストが効果的!油汚れは酸性なので、弱アルカリ性の重曹を塗りつけて15分ほど放置パックするだけで、油が乳化して軽く拭き取るだけでツルンと落ちますよ!洗剤の節約にもなって一石二鳥です!

お読みいただきありがとうございました!


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次回もよろしくお願いします!

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