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中隊の脅威

「こっちよ!」

「ハアハア。静かに・・・ハアハア。」


マラソンを走ったように、話をしようとしても口からはス-ス-と風音しか出ない。上から走ってきた距離は10キロは簡単に越えるはずだ。学校のマラソンもそんな一所懸命に走った事はなかった。


「水を飲んで!」


彼女は大事な水をぼくに渡した。ぼくは水を一口飲んでうがいをした。喉より口のなかすべてにのりを引いたようだ。


「もっと飲めよ。」

「ハアハア、いいから。」


ぼくは水を渡して階段を見た。こっちも上のようにワナがあった。

ハスタは紐を乗り越えてぼくを下へ案内した。ここも同じワナだと思ったが、ちょっと違う構造だった。紐はただのフェイクで、階段のあっちこっちにはガラスの破片をテープで固定したワナがある。


多分、紐を見たやつらはそこに注意している間、ガラスの破片にやられる構造だ。靴を履いたしても今は「夏」なのでほとんどの人は服をそんないあつめに着ていない。腕、関節などの、以外に人の身体ってそんなに丈夫ではない。


あ、そう言えばハスタにこんな話を聞いた。この建物では些細な傷でも人は死ぬかも知らないって。彼女がワナを設置した腕を見たら、きっとこの建物で些細な傷で死んだ人をしっているようだ。


そう。彼女は賢い仲間だか、彼女が何かを隠しているのは確かで、どこまで信じていいのか分からない。。ここの構造を知らなかったらあの短い時間でこんなワナを作るのは無理だ。必ず彼女は以前にここに入った事がある。


「気をつけて。上と違うだから。」


ぼくはすんでの事にガラスの破片を外した。ハスタは人が手を着いたはずどころにガラス破片を設置した。


「ハアハア、酷いだな。このワナ。」

「酷くて酷いほど我らにはいいじゃない?」


彼女はぼくにウインクをした。まさに彼女が言う通りだ。                     


「こっちから中隊の本隊よ。」


ハスタはついにぼくの手を握っている。柔らくて暖かい手。この手の感触がぼくに安心感をくれた。ぼくはそっちの経験がないがなぜ中隊と「秀平」のやつらが女の子を欲しかったのか、少し分かる気がする。


「も、ももりん達は?」


ぼくはふとももりんとペルが心配になった。今更ハスタが裏切るはずはないが、人を信じるのは別の話だ。


「近くにいるよ。あ、そっち。」


ハスタは二つの本棚が三角の屋根のように崩れて作られた洞窟ような空間を示した。ももりんとぺルは原始人ようにほこりまみれでぶるぶる震えたか、ぼくを晴れやかな笑顔で迎えた。


「安心、ハアハア。安心するな。また危機だ。」


そんなに呼吸を安定しようとしても走った距離のせいでうまく呼吸が元に戻らない。


「ハアハア、もう誰かがすぐワナにかかる。」


ぼくの話を証明するように急に悲鳴が聞こえた。ハスタのワナにかかったやつだ。ぼくはその悲鳴を聞いてもっと焦ってしまった。

ここが大事などころだった。ぼくはぺルの胸ぐらを取って彼にまじめに言った。


「あんたとぼくは玉将だ。」

「え?それ何の話ですか?」


ペルは訳が分からない顔だが、ハスタがぼくの代わりに彼にはなし続けた。


「どーちゃんを追い掛けなさい。彼がこの戦場を撹乱しようとする。」

「か、かくらんですか?」


ぺルは生徒服を考えているようだ。彼女はもっと説明しないでぼくとぺルの背を押した。


「いいからさっさといけ!時間がないだから。どーちゃん、そっちに中隊の常に守っている交番があるよ。」


ハスタはやっぱりぼくの作戦をよく分かってくれた。


ぼくの計画は簡単だった。


後ろにいる「玉将」のやつらは、でたらめの中国語と中隊の信号でぼくらが「中隊」と錯覚している。この上にぼくはぺルと「玉将」のふりをして「中隊」にぼくらを錯覚させる。


その後?


誰が勝ってるか分かるもんか?やつらが無駄に戦争をしている間、ぼくらはここを突破して下に降りる。


「どーちゃん。今度も無事に戻ってきてね。」

「分かった。ペル、いこう。」


ハスタと一緒にいるだけで、息と焦る心が共に落ち着く気持だ。ぼくは彼女に向かって首を振ったあと、ぺルとまた中隊のやつらの交番に走った。


中隊もそろそろ上からの音を聞いて気づいたはずだ。さっきからの信号は警告だったら、今響いている信号は招集、或いは進軍の信号だろう。

どうやって中隊の信号を分かるだと?


昨日、廃虚の攻防戦で散々聞いた。やつらは何度も何度も女の子を無傷で手に入れるために突撃を示度した。バカでもあんなに聞いたら、感じだけでやつらの意図を分かるはずだ。

今、昨日みんなをびびらせた例の突撃信号が聞こえた。


「隊長!やつらは・・・。」


ぺルも昨日、やつらの信号をあきれるほど聞いた一人だ。ぺルは中隊の恐怖で動かなくなったようだ。


「ハアハア、ぼくも怖い。しかし、後ろにも出口はない。ならば、前に歩くしかないんだ。」

「隊長。」

「心配するな.ハアハア、あんたとここで「心中」するつもりはないから。ハアハア。どうせなら可愛いな女の子、ハアハア。」


ぺルはぼくの意図を分かってバカ見たいに笑った。


「分かったなら。いこう。」


ぼくは中隊の交番が見える場所までわざと歩き出した。


「てめえは何だ!」

「何者だ!」


やつらはびっくりしてこっちに大声で叫んだ。やつらの声に「恐れ」が混ぜているのはただの気のせいが?違うだろう。


中隊の社会は階級に寄って区分される。「戦士」は下っ端がやる仕事はしない。こんな交番の警備の仕事なんで階級が高いやつらが引き受ける訳がない。ここにいるやつらは多分ほんの下っ端の下っ端やつらだろう。


こんな階級によって勤める仕事が違うのは玉将のやつらも同じだった。戦士である「長」はもっと楽に過ごす事ができるだろうs.


中隊、玉将。


どいつもこいつも固い身分社会を作ってそれを維持している。そんなのぼくにはどうでもいい。むしろ、やつらの仕業を見たら吐気を催してやりきれない。

太田やつも学校の中にそういう身分社会を作った。ぼくはその身分のピラミッドの下っ端の下っ端にいた「奴隷」だった。


その奴隷にも「誇り」になる事は一つあるんだ。


生きろ。そして、生き残って「王」の首を斬れ。


それは残忍に支配された奴隷しか出来ない事だ。なぜなら、ほかのやつは「失う物」があるから決定的な瞬間、引き去って逃げる。そうして何もない奴隷こそ王と貴族を殺すのだ。


ここに生き残った奴隷がいる!


奴隷が戦う方法をあなたたち、支配者に教えてくれるから!


ぼくはなんか中隊と玉将、両者に殺された人達の憤りが感じられた。

悔しかっただろう!


ぼくはその気持を声に込めて叫んだ。もう、息切れがした呼吸はすでに落ち着いたようだ。


「我らの玉将は!この建物の中の秩序を乱す中隊を許さないだとおっしゃった!我ら玉将はこの建物の人民を代表しててめえら中隊を討伐する!」


これ「三国志」で読んだ宣戦布告だった。もうすぐこの建物のなかで勢力が多い二つの集団は激突する。実際にあの上にはぼくが連れてきた玉将のやつらがいてやつらはぼくを「中隊の手先」だと思っている。激突はもう避けられない!

ぺルもそろそろ状況がどう回るか気づいた顔だった。やつもぼくに声に加勢して声を出した。


「玉将万歳!玉将に勝利あれ!」


ぺルもここで玉将のやつらに散々やられたようだ。やつらの口癖とかをマネをして中隊を刺激した。ぼくは自転車チューブで小さいブリックを中隊の交番に飛ばした。


ブリックは見事に中隊が設置したバリケードをぶっ飛ばした。黄色いプラスチックのバリケードとブリック交番にいた中隊の警備兵を襲った。


「ペル、二弾を飛ばしたあとハスタがいる場所にもどるんだ!」

「分かりました!」


ぺルは座っているぼくを手伝って二弾を装填したあと、ハスタに走った。二弾はもうすぐ、やつらの増員兵力を襲ってしまった。


「玉将の襲撃だ!」

「玉将連中が挑戦した!」


中隊のやつらにはまさに激しい日々の連続だ。昨日、酒呑童子に散々やれらたあと、ぼくとハスタ組と戦って新人の兵力を失った。玉将の人数を考えたらどっちが勝ってるか気になったか、そんな結果なんかどうでもいい!


「また走りなのかよ!」


ぼくはパチンコ玉で中隊のやつらを牽制して耳を傾いた。ぼくの予想通りに玉将のやつらは怒髪が天に突いて階段を下ろしてこっちに来ている!

ぼくの計画は簡単で、ぼくはふと「メロス」の話を思い出した。物語のメロスも友だちをために走って、ずっとはしり続けた。ぼくの走り人を救うが出来るのなら、ぼくも走るだけ!


走れ!

森田!


ぼくはわざと玉将のやつらの前に身を現れた。


「こいつうううう!」


長がぼくを見分かって石を投げた!ぎりぎりにぼくを横切って後ろにある本棚をぶっ壊した。


「こいつ!水を出せ!」

「おめえらこそ中隊に降伏するのだ!」


ぼくはそう言ったあと、中隊のやつらに走った。もう、中隊の陣営でも鋭い金属音と人が多数動いている「振動」が感じられた。人が多数集めて動いたら声より振動が先に感じられる。ぼくはごくりと唾を飲み込んだ。

例え策だと言ってもあの中隊の本陣が向うにある。そしてぼくは中隊の本陣に長と玉将のやつらをうしろに引き連れて突入する。


ぼくは走った。


約束したように玉将のやつらと長がぼくの後ろに付いた。やつらはぼくが揶揄ったせいで状況がどう回るのか全然、気づいていない。

どんどん中隊の金属音が大きくなって、そろそろ狭い本棚の向うに中隊の旗が見えた。


「こっちに玉将が突撃する!」


ぼくは自分がそう唱えたあと、すぐ中隊の前で身を現わした。中隊の側から見るとぼくは玉将の先鋒にしか見えないはずだ。


「玉将に栄光あれ!」


本当に三流の役者の茶番だ。全部、ぼくの声だっだか、中隊の下っ端は「恐怖」でそれを気づいてなかった。

玉将の連中もぼくがなにを言っているが全然思わなくてただ、目の前の餌を追う番犬ようにぼくを追い掛けている。そして、やっと中隊の恐ろしい攻撃が始まった。


ぼくが後ろを振り向いた時、玉将連中の一人が倒れる姿が見えた。やつは直径1メートルほどの岩で足が挫けてそのまま倒れた。


「くわあああっ!」


岩は不運なやつの足を躙ってしまった。白い骨と筋肉が肉屋で売る「みんち」ように躙ってやつはただ悲鳴を上げるだけ、何も出来ない。

あの岩は和式の庭でよく見えるあの岩だ!飛んできた岩の大きさでぼくはビックリした。あんなでっかい物が飛んで直撃する場面はまるで「超現実的」に見えた。


「また来る!逃げろ!」

「中隊のやつら!何を考えたんだ!」


今までこの中でいろんな兵器を見たが、こんなに大きな岩が飛ぶ瞬間はどうにも現実的には見えない。今度の岩は人の形をしたオモチャを踏んで躙じるように上半身に直撃した。

「人の一部」だった「なにか」がぼくの顔にも弾けた。


何これ?


ぼくが思っていたのは玉将のやつらが中隊と対等に戦ってその隙間を狙う策だった。しかし、中隊にも「策士」がいる!ぼくはふっと薄々見えるやつらの本陣を見つけた。

ここで三国志などの「古代の戦い方」を考えたのはぼくだけではない。中隊の本陣にあるのは古代で攻城用で使った「投石機」だ。


もちろん、ここで巨大な歯車やラチェット装置を手にいれるのは非常に難しい。こんな理由で映画や小説によく出る「バリスタ」や「トレビュウせェット」タイプの投石機じゃない。あれは三国志で出てくる非常に原始的な投石機だ。

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